あなたが輝けば
周りが生き生き輝きだす✨


精神保健福祉士で公認心理師の
西村力(ディール)です。


今日もこちらに訪問下さり
ありがとうございます😊

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今回は

【自分史シリーズ】

season1ー第8話

お届けします



前回の第7話では



夫婦生活を送る中で


気持ちを言葉にするのが苦手

不満を内に溜め込む

本音を伝えられない


そんな

私の性格によって溜めたストレス


様々な要因が同時に重なり

遂に

精神科受診が必要な状態となった



こんな内容を書きました


まだ見ていない方は

こちらからどうぞ

👇 👇 👇

〈第7話〉


さて


精神科を受診し抗不安薬を

内服するようになった私は


免疫抑制剤による倦怠感

抗不安薬による眠気


闘いながらなんとか仕事をして

なんとか生活する状態でした



そんな中



父の病状は徐々に悪化




家の中でふらつき転倒したり

イレウス(腸閉塞)を起こしたり



入院することも増え

生活にだいぶ支障が出ていました



仕事帰りに病院へお見舞いする日々



病室でテレビを見ながら

なんでもない会話をしたり…


私の身体を心配し

優しい言葉をくれたり…



父自身が一番辛く苦しい状況で

それでも


そんな言葉を…




当時の私は


「俺のことは大丈夫」

「自分のことだけ考えればいいよ」


なんて言ってたなぁ…


仕事人間で家にほとんどいない人

母に罵られる人

外では人当たりよく気前がいい人


そんな風に


父のことをあまり良く思っていなかった私


「ありがとう」

ちゃんと伝えたかはっきり覚えてない…




そして



父の兄弟や母方の叔父叔母

妻と義母

会社の同僚など



たくさんの人たちが

父の元気な姿を見るために

足を運んでくれました




もぅ永くないなぁ…



そして遂に



2014年11月3日


意識がなくなり

目を開けることも話すことも

できない状態に…


痛みを和らげ眠る時間を増やす薬も…



万が一に備えてその夜は

母、兄、私、弟

みんなが病室に泊まることに



その日の深夜


兄、弟が床にマットを敷いて眠る中


私と母は父のベットサイドでイスに座り

電子モニターを気にしながら

徹夜で見守っていました



私は父の手を握り


父の耳元で微かに聴こえる音で

父の大好きな

「五木ひろしメドレー集」

流し続けました



眠る父に

「ありがとう!ありがとう」

伝えながら…




そして


11月4日朝を迎えました



父の様子に変わりがなかったため

弟は気にしながらも出勤


兄と私は仕事を休んで

母と一緒に残りました




その数十分後…




父の呼吸が乱れ始め

急いでナースステーションへ!



駆けつけた医師、看護師は

ただただ静観…



同時に

弟へ電話するも既に職場に到着し

「すぐに動けない」




父の呼吸はみるみるゆっくりに

顔色もだんだん白くなり

身体も冷たく…




母、兄、私の3人はみんな

取り乱してうろたえて


「父さん!父さん!」


泣き叫ぶしかなく…



すると



電子モニターの心拍波形が

上限いっぱいまで突然跳ね上がり

父の身体が一瞬起き上がった‼️




次の瞬間…




「ツーーーーーーー」




一直線になったモニター



医師が瞳孔反射を確認し

「ご臨終です」


ドラマでよく見るシーンに

夢と現実がごちゃごちゃ…



「父さんありがとう」



何度言っても

もう返事は返ってこない…

(話せる時にちゃんと伝えておくんだった!)



後悔が残った…





そこから

自宅にみんなで帰宅



通夜、葬式など諸々の打ち合せ

自宅で湯灌など


悲しみに暮れている暇もなく

時が過ぎていった




通夜には

すごい数の人が弔問下さり


また


何十年かぶりに会う従姉妹も

集まってくれた



父のためにこんなに

たくさんの人が集まるなんて…



思いもしていなかった私



父の

存在の大きさ・人望の厚さ

目の当たりにしたのでした




通夜、葬儀の間も何度か

身体が震えたり

ぼーっとしたり

不安発作が現れ不調だったため


頓服を飲んで

なんとかやり過ごしました

(本当に抗不安薬のおかげ)



それから



どう立ち直っていったか記憶がありません


ただ


突然涙が流れる

悲しみに暮れる日々


過ごしたと思います…




一番身近な家族の死




通夜、葬儀の会場が

大勢の人たちで埋め尽くされた


あの光景


最期に見せてくれた父!




あの時は分からなかったけど

今なら分かる



父がどれだけの人たちに

与えて、届けて

愛されてきた存在だったか


ということが…



父の死を通して


「自分はどう生きる?」


問い始めるのでした…





第9話に続く…



【最後に】

残された家族に大切なこと


泣きたいときは泣きたいだけ泣く‼️

悲しいときは思う存分悲しむ‼️

落ち込むときはとことん落ち込む‼️



頑張って立ち直ろうとしなくていい



なかなか立ち直れない自分を


弱い自分

情けない自分

とか


絶対に責めないこと


その自分も許してあげて


大切なあなただよ👍




初めてお読み頂いた方には

ぜひ第1話から読んで頂きたいので

こちらからどうぞ

👇 👇 👇

〈第1話〉