腐らず、続けること | つれづれなるままに、シルビア。
サラリーマンに転勤や異動はつきものです。


我社は田舎の小さな会社なので転勤はありませんが
人事異動というものは "それなりに" あります。

自分の好きな仕事、嫌いな仕事、苦手な仕事。
信頼できる上司や仲間、そうではない人たち。
始業1分前に出勤する、使えない同僚・爆。

色々ありますが、ヤレと言われればヤル。
それがサラリーマンの哀しい世界です。
そこに NO はありません。 イヤなら辞めれ、ということ。

転勤や人事異動は "業務命令" なのです。

仕事ができないヤツ、分かっていないガキほど
自身の権利ばかりを声高に主張します。

ナニもできない、半人前のクセに ・・・


私も人事異動を経験しました。

小さな我社での異動は珍しいことなのですが、
何かの拍子で新しい部署が出来た場合、人員を確保するには
他部署から異動させるのが手っ取り早い方法です。

その場合、社内の事情や業務をよく理解している
中堅以上のスタッフが抜擢されることが多い。


長年慣れ親しんだ仕事やお客さんと離れるのはイヤなもの。
なんだか、それまでの成果すべてを否定されたような
感じにもなってしまいます。

「 オレ、使えねぇってか ?? 」
「 人よりは結果を出してるはずだべ 」
( = 思い上がり、と言います ・苦笑 )

でも、モノは考えようです。

色々な業務を経験することは、プラスになります。
今まで自分にピッタリだと思っていた仕事よりも
自分に合う、天職が見つかるかも知れません。

違う視点から見ると、それまでと違うモノが見えてきます。

新しい出会いもあります。

評価とは自分ではなく、他人がするものです。
客観的な視点は、自分の思いと異なる場合が多い。

そんなことを上の人は考え、総合的に判断しているのでしょう。


「 辞めるのは、いつでもできる。 頑張ってみ 」

そう言って送り出してくれたのは、何を隠そう、
「 始業1分前に出勤する 」 例のアイツです !!


今、辞めずに続けて良かったと思います。
今の仕事、自分にピッタリな気がします。

「 どんなことがあっても腐らず、続けること 」

人事異動を通じ、そんなことを教わりました。

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珍しくマジメな話題で疲れました・笑。


なぜそんな話をしたかというと ・・・
こんなニュースを目にしたからです。

○o。.。────────────────

△▼市は、人事異動を拒否して元の職場に出勤し続け、停職1カ月の懲戒処分を受けた男性主任が、再び元の職場に出勤しようとし、説得に当たっていた人事課長にけがを負わせるトラブルがあったと発表した。課長は腰などをうち、救急車で病院に搬送された。県警△▼署が傷害容疑で、主任から事情を聴いている。

△▼市によると、午前、懲戒処分が解けた主任は、元の職場の市民部に出勤。異動先の港湾部に出勤するように課長らが説得していたところ、主任が課長を突き飛ばしたという。

主任は昨年に、異動の命令に従わずに職場に居続けたとして、停職1カ月の懲戒処分を受けていた。同市は「事実関係を調査中で、コメントできない」としている。

────────────────。.。o○

この主任、40代とのことです。
社会人なりたてのアンチャンじゃありません。
オッサンです。

異動 = 業務命令 を拒否するとは、尋常じゃナイですね。
懲戒処分を受けているにも関わらず
また同じことをし、上司に暴力まで !!


いったい、何があったのでしょうか。

そこまで、前の職場に固執する理由は ・・・ ?


「 懲戒処分になった 」 時の記事を見てみました。
事件の発端にヒントが隠されていそうです。

○o。.。────────────────

△▼市は、人事異動を拒否して元の職場に居座り続けているとして、男性主任を停職1カ月の懲戒処分にした。

△▼市によると、市民部所属の主任は港湾部への異動を命じられたが従わず、市民部の職場に出勤。仕事に関連する書籍を読んで過ごした。市の調査に「市民部の仕事を覚えきっていないので異動したくない」などと説明したという。

この間、給与やボーナスが支給され、市民部の職員から苦情が寄せられていた。市は引き続き、異動命令に従うよう主任に求めていく方針で「このような事案を引き起こし誠に申し訳ない」とコメントしている。

────────────────。.。o○

サッパリ分からないですね (>_<)

> 仕事を覚えきっていないので異動したくない

これは表向きの理由である気がします。
本当は、異動先にどうしてもイヤなヤツがいるとか
前の職場に好きなコがいるとか ・・・


… ちゅ、中学生か ! Σ\( ̄‐ ̄;)


どちらにしろ、オトナが話す理由としては苦しいですね。

異動の通達や決定経緯に不当な点が見られるとか
コンプライアンスに著しく反するとか ・・・
う~ん ・・ 何を言っても苦しいです。


「 ○○ だから ◆◆ したくない 」

と言って業務を拒否できるほど、△▼市 は甘い組織だということです。
イイ年コイたオッサンがガキみたいなダダをこね、
一日中読書して、給料やボーナスを貰える。

他の職員からの苦情でやむなく懲戒にしたが
職場復帰後、やっぱり異動を拒絶。

> 引き続き、異動命令に従うよう主任に求めていく

優しいっちゅうか、甘いっちゅうか。
こんなの、普通クビじゃないですか !!
公務員がみんなそうだとは少しも思いませんが、
( 私の義父も 元・公務員 ですので ・・ )
少なくとも △▼市 はヌルいところのようです。


それにしても、この男性主任です。

> 市民部の職員から苦情が寄せられていた

ということは、前の職場でも嫌われていたということ ?
懲戒処分を受けてまで、上司に暴行してまで
居座っていたというのに、残念なハナシです。


ここからは、得意の妄想を。 フィクションです。

△▼市 はこの職員の扱いに苦慮していた。
仕事はできないし、言うことは聞かない。
他のスタッフからも苦情が出ていた。 使えねぇ、と。

職場でも持て余していたため、簡単な仕事しかさせていなかった。
が、却って本人にはそれが心地良かった。

でも、そのまま飼っておく訳にもいかない。
そこで異動を考えた。
部署を変えれば心機一転、頑張るのではないか、と。

それに猛反発したのが、この職員。
空気が読めないというか、周りの声など気にしないタイプ。
なぜ、居心地のいい今の職場を離れなければならないのか。

懲戒処分にすれば流石に指示に従うだろうと考えていたが
それも甘々。 まったく反省の気配なし。
むしろ逆効果、意固地になってしまった。

やむなく説得に行ったところ、少々もみ合いに。

これはチャンス ! と上司は派手に倒れ、病院へ。

今までは色々な縛りがあり、管理職ではない
この職員をクビにはできなかったが、
暴力事件を起こしたのなら、クビにする大義名分がたつ。


… どうでしょう ? フィクションですってば !!



組織にいる以上は、その大小に関わらず
ルールをしっかり守り、和を乱さないことが大事ですよね。


オトナの世界、組織で仕事をしているのですから
自分の意にそぐわないことなど、多々あります。
社会というのは、そういうトコロです。

そんな時に短気を起こすと、たいてい失敗します。

まずは続けてみること。


「 どんなことがあっても腐らず、続けること 」


その先に、きっと光が見える気がします。

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頑張っていれば、こんなステキなヒトに
出逢える可能性もあります。

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櫻井淳子さん、大好きです ♪♪♪ ・笑。