お隣りさんのR | つれづれなるままに、シルビア。
我が家(賃貸アパート)は、3軒つながった内の真ん中です。
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それぞれ1Fが車庫、2・3Fが住居となっています。「テラスハウス」「メゾネットタイプ」と不動産屋では言っていましたが、親しい建築家に、正しくは「重層長屋」であると教えてもらいました。

「3戸以上の住戸を連続して建てて1棟とし、それぞれの専用の出入口をもつ建物」
を「長屋」と言うそうです。どうしても江戸時代のような建物を連想してしまいますよね。でも実際住んでみると、マンションよりも一戸建てに近い感覚です(^O^)

お隣りさんは何か現場関係の職人さん(内装関係?)の一人暮らしと、私の10コ位上のご夫婦。いつも爆音で迷惑をかけていますので、日頃から笑顔の挨拶は欠かしませんが、それ以上親しくなる事もない、非常に丁度良い関係です。

ご夫婦の方、ご主人は私と同じようなサラリーマンのようです。
車庫の前にはいつもヴィッツが停まっています。何故外に?という疑問は直ぐに解消しました。車庫の中には32Rが停まっていました。
本当にたまに出動します。メッキの少々派手なホイール、程々の車高、控えめなマフラー、赤のフルバケ(恐らくスパルコ製)2脚。ホイール以外は懐かしめのパーツチョイスです。勿論外観はノーマル。長年大切に乗ってきた、そんなオーラを感じます。

ある休日の早朝、ご主人がヴィッツで出掛けて行きます。偶然外で会い「おはようございますm(__)m」と挨拶を交わしました。
昼近くにご主人が帰って来ました。車が大きくなっています。デリカに変わっていました。

「車買ったのかな」

まあ、あまり気にはしていませんでした。

その後、車庫を開けて何やら作業をしているご主人に会いますが、アノRが見当たりません。
「R、なしたんだべね」
そんな会話を我が家の鬼としていました。

先日、会社から帰って来た所でご主人と会いました。思い切って疑問をぶつけます。

「こんにちは~。R、なしたんですか。売っちゃったんですか」
「うん、そう。5年の後期、32ね」

やっぱり。
そういえば何やらRを見に来ている怪しげな人達がいました。ご主人と話をしながらエンジンルームを見たり。

「アレなら、かなり高く売れたんじゃないすか」
「う~ん。結局、車体で決まるからね。色々装備は付いてたんだけどね」
「…そうすか」
「車検取ってから180㌔しか走ってなかったしね。2台あってもしょうがないかなと思って」

どことなく、ご主人は寂しそうでした。
R乗りなら「車は走ってナンボ」という考えでしょう。車の事、大切な相棒の気持ちを考えてこその決断だったのかと。
若い頃は恐らく走り屋だったのかと思います。だから、夜中の爆音にも理解があるのかも知れません。今の家に住めたのは、私にとってはラッキーでした。

次のオーナーの方、どうか大事に乗ってあげて下さいね。
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