毎日少しずつ易経を読んでいます。

 

「天地閉じて、賢人隠る。」

 

たとえば、天を政府、地を国民とする。

 

政府が国民の気持ちを考えず、

国民が政府の方針に従わなければ、

どちらも意思の疎通を図れず、

国は乱れる。

 

これが「天地閉じて」という状態である。

 

賢い人は、

そういう時代には自分の能力を

活かせないと知り、

口を閉じ、

財布の紐を堅く結んで、

遠く隠遁するようになる。

 

一見卑怯に見えても、

時を待つしか術がない時もある。

 

そういう時は、じっと堪えて、

来るべき時代に備えるしかない。

 

『易経一日一言』(致知出版社)竹村亞希子編より

 

時を待つしか術がない時もありますね。

その時は、堪えて、来るべき時に備えるしかないですね。

 

それでは、また。(^_-)

 

本書は、朝井リョウが現代の「推し活」と

ファンダム経済を題材に、

人がなぜ集団に熱狂し、

「物語」に動かされるのか

を描いた小説です。

 

物語は、アイドルグループの運営に関わる47歳の久保田、

大学生活に居場所を見つけられない19歳の澄香、

舞台俳優を熱心に応援してきた35歳の絢子

という、立場の異なる3人の視点から進みます。

 

つまり、「熱狂を仕掛ける側」

「のめり込む側」

「かつてのめり込んでいた側」

を同時に描くことで、

ファンダムの光と影を浮き彫りにしています。

 

例えば、久保田が関わるアイドル運営では、

単に歌や商品を売るのではなく、

ファンが「この人たちを自分が育てている」

「応援することに意味がある」

と感じる物語を設計します。

 

ファン同士の結束が強まれば、

SNSで情報を拡散し、

商品を購入し、

ライブへ通い、

仲間を増やしていきます。

 

それはマーケティングである一方、

「信徒獲得」や「布教」

にも似た構造を持っています。

 

一方、孤独や不安を抱える人にとって

「推し」は、生きる目的や仲間を

与えてくれる存在です。

 

しかし、同じ物語を強く信じる人々が集まると、

異なる意見を排除したり、

事実よりも自分たちに都合のよい解釈

を信じたりする危険も生まれます。

 

本書が鋭いのは、推し活そのものを

否定していない点です。

 

人はアイドルだけでなく、

企業、政治、SNS上のコミュニティなどでも

「自分が信じたい物語」

に引き寄せられます。

 

本書から学べるのは、

人を動かす最大の力は商品や情報そのものではなく、

そこに付与された「物語」かもしれない

ということです。

 

そして大切なのは、物語に感動し参加しながらも、

「これは誰が、何の目的で作った物語なのか」

と一歩引いて考える視点を失わないことです。

 

マーケティングやブランドづくりに携わる人

にとっても、人の心を動かす力と、

その力を使う側の責任について

考えさせられる一冊です。

 
なるほど。
人は「自分が信じたい物語」に
引き寄せられるのですね。
それで、人が信じたいストーリーづくりが
マーケティングでも必要なのですね。
よくわかりました。
 
それでは、また。(^_-)

 

本書は、「すべての情報を集めてから結論を出す」のではなく、

最初に最も有力な仮説を立て、

それを検証しながら修正していく思考法

を解説した一冊です。

 

著者は、変化の速いビジネスでは分析力以上に

「仮説を持つ力」が競争力になる

と説きます。

 

例えば、売上が急減した会社で原因を調べる際、

すべてのデータを集めてから分析を始めるのでは

時間がかかります。

 

仮説思考では「競合の新商品が原因ではないか」

「価格改定で顧客離れが起きたのではないか」

とまず仮説を立て、その仮説を検証するために

必要なデータだけを集めます。

 

こうすることで、調査の範囲が絞られ、

意思決定のスピードが大幅に向上します。

 

また、新商品の企画でも、

「若年層向けならSNSでの拡散性が成功要因になる」

という仮説を立て、

小規模なテスト販売やアンケートで検証し、

結果に応じて改善を繰り返します。

 

このように仮説→検証→修正のサイクルを素早く回すこと

が重要です。

 

著者は、完璧な答えを待つよりも、

まず動いて学ぶ姿勢が成果につながる

と強調しています。

 

さらに、良い仮説を生み出すには、

常に「なぜそうなるのか(Why)」と

「だから何か(So What)」

を考え続ける習慣が欠かせません。

 

経験を積み、検証を繰り返すことで

勘や洞察力も磨かれ、

より質の高い仮説を立てられるようになります。

 

本書は、経営者や管理職はもちろん、

営業、商品開発、マーケティングなど、

迅速な意思決定が求められる

すべてのビジネスパーソンに役立つ実践書です。

 

「考えてから動く」のではなく、

「仮説を持って動き、検証しながら考える」

という発想への転換が、

仕事の質とスピードを大きく高めてくれる一冊です。

 
はい。理解しました。

「考えてから動く」のではなく、

「仮説を持って動き、

検証しながら考える」

という発想が、

仕事の質とスピードを大きく高めてくれ、

変化の激しい現在の社会では必要なのですね。

 

それでは、また。(^_-)