「臨(りん)は、元(おお)いに亨(とお)りて
貞(ただ)しきに利(よ)ろし。
八月に至れば凶あらん。」
 
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地澤臨(ちたくりん)は旧暦の十二月、
新暦の一月に配当されている卦(か)。
これから新しく陽気が大いに伸びゆく時期である。
 
しかし、陽気が盛んになれば、やがて衰える。
それが「八月に至れば凶あらん」ということ。
 
これは危機管理についていっている言葉。
 
これから伸びゆこうとする時に、
すでに衰退に備えておかなくてはならない
ということ。
 
何かあってから対処するのでは遅すぎる。
 
​『易経一日一言』(致知出版社)竹村亞希子編より
 
これから伸びゆこうとする時には、
すでに衰退に備えておかなくてはならないのですね。
 
よくわかりました。
 
それでは、また。(^_-)

 

本書は、1956年米国生まれで、

1976年の初来日以来、

通算30年以上を日本で暮らし、

2018年に日本国籍を取得した

日本文化研究者マイク・モラスキー氏

によるエッセイ集です。

 

著者自身が「移民」でありながら、

移民政策を正面から論じる

というより、半世紀にわたり

日本社会の内側で生活してきた

「参与観察者」

の視点から、

日本文化の魅力や不思議さを描いています。 

 

題材は実に幅広く、寅さん、夏目漱石、落語、

ジャズ、尺八、将棋、熱海、そばとラーメン、

東京オリンピック、スマホ、女性ファッション誌など、

一見すると脈絡のないテーマが並びます。

 

しかし、その根底には、

外国出身だからこそ見える日本と、

長く日本で暮らしたからこそ分かる日本

の両方があります。

 

例えば著者は20年以上テレビを持たず、

芸能人にも詳しくない一方、

テレビ出演を依頼されることがあります。

 

「外国人から見た日本」という役割を

期待されることへの違和感を

ユーモラスに描き、

「日本人対外国人」

という単純な区分では

人間を捉えられないこと

浮かび上がらせます。 

 

また夏目漱石については、

現代より情報収集が不便だった時代に、

古典、漢詩、外国語など幅広い教養を身につけた

知識人の力量に驚嘆します。

 

外から日本文化を研究してきた著者だからこそ、

その価値を私たち以上に鮮明に見いだしているのです。

 

本書の面白さは、

「日本とは何か」を大上段から定義しない

にあります。

 

居酒屋や音楽、文学、街歩きといった

日常の小さな体験を積み重ねることで、

日本文化の奥行きを描き出します。

 

移民とは単なる「外から来た人」ではなく

長い時間をかけて社会に入り込み、

その文化を新たな角度から照らし返す存在

でもあります。

 

日本文化を理解するには、

日本人だけの視点から一度離れてみることも

大切だと気づかせてくれる一冊です。

 
「移民」を題名に入れていますが、
外国人の視点からみた日本を描いています。
 
面白いです。
 
それでは、また。(^_-)
毎日少しずつ易経を読んでいます。
 

 

「来るも之(ゆ)くも坎坎(かんかん)たり。

険にして且(か)つ枕(ちん)す」
 
「来るも之くも坎坎たり」とは、
進むも退くも穴に陥るような険難に囲まれている
時を表す。
 
このような険難に直面していることを理解しよう
とせず、
身が危うくなっていることに気づかないまま
安眠しているようでは、
ついに脱することのできない深い穴に陥ってしまう。
 
険難の時を決して侮ってはならないという注意を
喚起している言葉である。
 
『易経一日一言』(致知出版社)竹村亞希子編より
 
自らの身が危うくなっていることさえも
気付かないと、脱することのできない深い穴に
陥ってしまう。
気をつけましょう。
 
それでは、また。(^_-)