毎日暑い日が続く湖国。
昨日は鈴鹿８時間耐久ロードレースが三重県鈴鹿サーキットにて開催された。
朝早くから、鈴鹿へ向かって走るバイクを沢山見かけた。
みんな、小さな旅先で起こるドラマの目撃者となるべく各々の思いを楽しみを心に秘めて走って行くのだろう。
きっと、旅の先で起こった出来事に心からの拍手と共に大きな感動を味わったに違いない。
暑い鈴鹿で俺もまた、１人のバイク乗りとして感動を味わいたい。
～旅の延期(W650の不調)～
少しずつ進めて来た旅の準備も整い、夜からは旅先に向けて走り出しだ。
そう思っていた。
しかし無情にも夕刻より雨脚が強まり、旅先でお会いする予定の方に現地の様子を伺うと「豪雨」との事・・・・・
夜中まで悩みに悩んだが、人生初のロングランしかも夜の高速を走る事を考えると危険も伴う為、残念ながら今回は旅を延期する事にした。
翌朝、本来なら旅先に到着している時間、湖国の空は晴れ渡り天気予報がウソの様な快晴だった。
見上げる空一面に綺麗な青空が広がり、旅に出れなかった事を少し残念に思いながらも、せっかくの休み家に居ては勿体無い。
綺麗な青空の下、大好きな湖国を走る事にした。
澄んだ空、目の前には一面綺麗な琵琶湖が広がる湖西の道を走り、メタセコイア並木へやって来た。
平日というのに、多くのツーリングライダーが走りに来ていた。
そんなライダー達と手を振り挨拶をしながら並木道を走る。
メタセコイア並木のすぐ横では稲穂も大きく育ち、山の上より吹き下ろす風になびいていた。
この日、本来なら遠く離れた地へ旅立っていたのだが・・・・・
その旅が天候により延期なったのは、むしろ幸いだったのかもしれない。
メタセコイア並木までの１時間程の道のりでW650に不調が現れ出した。
たまに片排気味になるのだ。
調子を見ながら、もう一か所帰写真を撮りに寄った、この時点ではまだ大丈夫だったのだが、お昼を頂き帰り道に完全に片排になってしまった。
もしこれが旅に向けて走っていたら高速道路の上で頭を抱えなければならなかっただけに、運が良いとしか言いようがない。
店に戻り、プラグを清掃し火花のチェックをすると火は飛んでいる。
プラグを取付、エンジンを掛けるとすんなりエンジンは息を吹き返した。
しかし、エンジンが暖まりだすと、また片排になった。
おおよその検討通りの症状。
原因の確認を行い只今、部品の入庫待ち・・・・
旅には出れず、残念だったがこの状態ではお会いする方にも迷惑を掛けていただけに、今回は旅に出れなく正解だった。
また修理して、元気になったW650と仕事の予定を立て直し、小さな旅に出れる機会を伺う事にする。
旅に出る事が延期になった事させ「２度美味しい」などと思うのはきっとW650が相棒だからなのだろう。
また旅に出れる事を楽しみに夢見ながら、本日も暑い店で仕事をしている。