「知の巨人」明治大学の齋藤孝教授の話し。

 

話がうまい人が気をつけていることに

大雑把でもいいので言いたいこと(結論を先に主張する)

ということが挙げられる。

 

現代は誰でも時間に追われている。

まず結論は○○ですと伝える。

その上でそれはなぜか、どんな背景があるのか、裏付けるデータはあるのか

といった補足情報を述べていく。

 

例えば面接で「あなたの強みを20秒程度で話してください」と言われて、

前置きや前職の職務内容から話し始めたらどうなるか。

間違いなく結論に行く前に「はい終了」となる。

 

先に自分の結論を話しておけば、

制限時間が迫ってきても慌てる必要はない。

あとは枝葉の話だからすべて話さなくても大丈夫という

安心感が精神安定剤のように作用して

余裕を持って話せるようになる。

 

だから日頃からどんな話でも

「15秒程度」で終わらせるように心がけてみる。

慣れてくれば5秒でも要点くらいは話せるようになる。

 

短時間で話切ると言うマイルールを心がけていると

自然と結論を優先して話せるようになるもの。

 

以上、齋藤孝教授の話し。

 

テレビのニュースやワイドショーに登場するコメンテーターたちが、

時に長々と話すことがあります。

 

しかし、彼らの多くが結論を述べずに話を続けるため、

視聴者は「この人は一体何が言いたいのだろう?」

と感じることが少なくありません。

 

限られた時間の中で、結論を先に述べ、

その後で背景を説明するコメンテーターは、

非常に簡潔で印象的な意見を持っていると感じられます。

 

これは、会社の会議やミーティングでも同様です。

発言の際には、15秒で結論から話し始めることが、

ビジネスシーンでも非常に役立つでしょう。

 

結論を先に述べることは、練習が必要ですが、

日常的に短時間で要点を話す習慣をつけることで、

自然と結論を優先して話せるようになります。