最近、朝出社した時に、
仕事に取り掛かるまでが、
とてもスムーズに感じています。
それは、私の居る部署が「フリーアドレス」を、
導入したからと実感しています。
フリーアドレスとは、
オフィスの中で固定席を持たずに、
ノートパソコンなどを活用し、
自分の好きな席で働くワークスタイル。
図書館の閲覧テーブルのように、
個人席を決めずに空いている席を使うので、
帰宅する際は、机上は何もない状態にします。
なぜ、「フリーアドレス」が
スムーズに仕事に取り掛かれるのか。
それは「自律神経が整う」からだと思います。
自律神経研究の第一人者の、
小林弘幸氏(順天堂大学医学部教授)は、
「仕事で好調を維持するためには、帰る前に机の上を片付けることが重要」
と言っています。
自律神経には「継続性」という特徴があり、
朝片付いた机を見て、
整った自律神経で気持ちよく仕事を始めると、
一日中整った自律神経が継続し、良い方向へ進むとのこと。
肉体的にも呼吸が安定し、
胃腸の働きも良くなり疲れにくくなり、
集中力も高まりやる気も活力も湧いてくる。
特に仕事を始めてから3~4時間は「ゴールデンタイム」。
自律神経が整いやすく、
質の高い仕事ができる時間のようです。
仕事のゴールデンタイムである午前中を、
有効活用するためには、
出社した時に机の上が整っていることが必要なのです。
逆に、出社時にファイルが山積みにされた、
雑然とした机が目の前にあれば、
自律神経も乱れて、
ゴールデンタイムを有効活用できないだけでなく、
その日1日が台無しになります。
私もフリーアドレスが導入される前は、
自分の机があり、左右にはファイルが山積みでした。
集中力が散漫になりがちだったなと思い返します。
小林教授は,
「オフィスの机は自律神経を映す鏡」
だと言います。
デスクの上が乱れた状態の人は自律神経も乱れたまま。
ストレスをもとから断ち、
好調を維持するシンプルな暮らしを実践するためには、
「机の上の片づけを習慣にすること」と言います。
出社時、机上何もない「フリーアドレス」は、
それを実践しているのだと、
実感している今日この頃です。