知る事が第一歩 【素浪人の育児日誌】 | 面白きコトも無き世を面白く…するのは自分の心意気
〜後悔の言葉〜

【妊活】をする以前の話。
私は今でも忘れない失敗がある。

数年前。
日銭稼ぎの場で、私と同年代の同僚の女性が妊娠した事を喜んでいた。 
しかしその数日後、もしくは何週間かしたあとだろうか。
彼女はひどく落ち込んでいた。見かねた私は何があったのかを尋ねると
「子宮外妊娠だった」
と彼女は私に教えてくれた。
それがどんなものなのか私はよく分からなかった。
だけど妊娠が上手くいかなかったことだけは分かった。
そこで私が彼女に言った励まし。
「次がまたありますよ!」
「一度妊娠できたんですから!」

多分こんな感じだったと思う。
いや、確かに励ますにはこのくらいしか思い浮かばず、これでも精一杯考えて気を遣って言ったであろうこの言葉だが、やはり無知のなせる気遣いの薄い励ましだと今なら思い、深く後悔している。

【子宮外妊娠】
その言葉の通り子宮以外で受精した卵子が着床してしまう妊娠(主に卵管)
以降の妊娠継続は残念ながら不可能。
必要があれば手術することもある。

妊娠検査薬で妊娠が確認されたものの、妊娠6週間以降、産婦人科でエコー検査をしても子宮内で胎のうが確認されない場合、子宮外妊娠や流産の可能性がある。

抜粋すると上のような妊娠のことを指します。

つまり、妊娠はしてるんです。
だけど子供がいるべき部屋(子宮)に入らなかったため妊娠継続を諦めざるを得ない。
そのまま子宮以外で大きくなるとお母さんの別の臓器が破裂し、大量出血などの危険性があるそうです。

つまり、正確には、お腹の中には赤ちゃんにはなれないけど、確かに成長しようとする赤ちゃんがいる状態なんですよね。

それなのに俺は
「次がまたありますよ!」
ってもう終わった事にしてるんですよ。
今の俺が隣にいたら、当時の俺の頭を思い切りブッ叩いていると思います。

当時の私は妊娠はサクサク出来るモノとどこかで思っていました。
何なら避妊無しで性交渉すれば三回に一回くらいの確率で妊娠すると。
もし同じような認識の方、特に男性の方が仮にいらっしゃいましたら、その考えは正しましょう。

妊娠の確率はそれほど高くありません。

妊活をした場合の一ヶ月の妊娠の確率は
20代     25%〜20%
30代     20%〜15% 
30代後半   10%
40代     5%

そして避妊をせずに2年妊娠しなければ
『不妊』
の可能性があります。 

あくまでも統計で、この数字を見て妊活中の方は一喜一憂しないでくださいね!

そもそも人間の身体がそのような設計になっていると言う客観的な目線を持つために数字を記載しました。

その確率の中で妊娠を目指す活動が妊活であり、今の婦人科の手厚いサポートでもあります。

そのお陰もあり、あべ丸は上の確率で言えば
10%の確率で生まれたことになります。
妊活でお世話になった婦人科のお話などはまた別の機会に書かせていただきます。

つまり、そんな確率で妊娠してくれた我が子を
「次がありますよ」
なんて言葉では励ますどころか逆効果になりえます。

何のものでもそうだと思いますが、時と場合にもよりますが、言葉を選んだり、励ます時にも、良かれと思った言葉が刃になることもある、と言うのをどこかに持っておかなくてはいけません。

私はあべ丸誕生までにそういう事をよく考える機会がありましたので、私がした失敗をこれを読んだ方にはしてほしくないので、あくまでも私の考えの中での情報をシェアさせていただきました。

特に参考にしなくていいんですが、あぁ、そんなことあるんだ、くらいで心に留めていただければ幸いです。

失敗から学ぶことがたくさんあります。
忘れずに、自分への教訓として、今日はこちらに記事として残させていただきます。

ま、私の私に向けた日誌ブログでもあるので、ご了承ください(笑)