故郷を探検するの噺⑤ | 面白きコトも無き世を面白く…するのは自分の心意気
~信仰の地~

かつて世界を相手取り、貿易都市として栄えた十三湖は現在は観光地として名産のしじみを採る潮干狩りや夏場はキャンプ場としても賑わっています。

私が十三湖に到着した昼頃は丁度観光バスが到着したばかりだったのか人が溢れ、駐車場も中々の盛況ぶり。

混雑した駐車場への駐車に自信がない私。
怖じ気づき十三湖周辺で元々行く予定だった場所に先に行くことにしました(*´σー`)エヘヘ

英断である(笑)

十三湖から北に車で約15分。
アップダウンの激しい山道を進むと脇にそれる細い小道がある。
そこには大きな鳥居が立っており、車に乗ったままその鳥居をくぐるとさらに細い、農作業用に整備されたと思われる一本道が続いている。
辺りは田んぼだけ、セミの声しか聞こえない農道をまっすぐ進むと目前に鬱蒼と広がる杉林と少し広めの駐車場が見える。

先に駐車場を利用している車は無く、あるのは私の乗ってきた一台のソリオだけ。

少し先の脇道に山菜を採りに来たのか地元の人が乗ってきたと思われる軽トラが一台停まっていた。

すごく静かな場所だった。
車から降りてスマホを見ると圏外。
十三湖からさほど離れていないのに、あっという間に奥深い山の中に来てしまったようだ。

この場所は


山王坊遺跡

と今は呼ばれるかつての十三湖に住む人々の信仰の地でした。

現在は日枝神社がありますが、杉林の中の境内にはかつてあったであろう建物の遺構がいくつも残っています。

なんとも言えない独特の空気が流れる場所で、この場所が昔から大切にされてきたんだろうと感じました。

静かで、緑が綺麗で。

静かすぎて正直一人きりで来たらちょっと怖く感じる場所かもしれません。
しかし、晴天の日に行ったその場所は清々しい気持ちになる場所でもありました。

ここのように、十三湖周辺にはたくさんの遺跡があり、また最近では宗教的な建造物も発見されているようなのですが、それは日本の神社とも異なるようで、中国大陸の人々やアイヌの人々と貿易し、交流があったこの地ならではの神様や信仰の形があったのだろうと考えられていますが、いまのところ謎が多いようです。

この地もまたそう言う場所のひとつだったのかもしれません。
歴史や文化、民俗に興味のある方は是非一度参拝に来てみてはいかがでしょうか?

ただ
このような看板も結構な数を見かけましたのでしっかりと準備、対策、心構えをしてお出掛けください。

史跡巡りあるあるですね☝(笑)

ここからさらに私は普通の観光ツアーではまず行くことの無い場所に行きます。

これが免許取得して良かったと思うポイントの一つ♪
え?それどこ?なに?楽しいの?と言われてしまうような場所に行きたいと思ったら自力で行ける❗❗

そんな訳で、日枝神社に参拝し、山王坊遺跡を散策した我々は
安全運転を再確認し
次なる目的地に出発するのでした🚗

次回に続く♪