【いきなり脱線】地名と名字の噺 | 面白きコトも無き世を面白く…するのは自分の心意気
~苗字と名字~

日本史を調べたりしてると地名とそこを治めていた人物の名字が同じだって事結構ありますよね。いや、あるんですよ、結構。
今回も室町時代の事を調べてるうちにそっちに脱線してしまい、そのまま深みに・・・(;´д`)
現在書いている秋田氏も秋田と言う地名とおなじですしね。


これ、
その土地を治めた人物の名字が地名になった
のか
元々の地名がそこを治めた人物の名字になった
のか気になってしまったので少し調べてみました。
『卵が先か鶏が先か』みたいな話なんですが、調べてみたらついでに色々面白い事が分かったので簡単に紹介します(笑)

まずは名字について。

現在我々には名字がありますが、すべての国民が名字を持つことになるのが実は割りと最近の明治時代なんです。
それまでは農民や町民は名字を名乗れず、また武家でも名乗れるのはその家の家長だけでした。
もともと庶民も先祖代々の名字を持っていたりしたそうなんですが、一揆などを防止するため、また『士農工商』などの身分の差別化をはかるために特例を除き、庶民が公の場などで名字を名乗ることが禁止されたそうです。
これが戦国から江戸時代にかけての話。

そして明治8年
平民苗字必称義務令
(へいみんみょうじひっしょうぎむれい)

と言う必殺技のような法令により身分や職業に関わらず名字を名乗る必要が出てきました。
そこで古くからあった(公に出せなかった)名字を使う者もいれば、流れ者など自分の出自が定かでない者は好きに名字を作ったりしたそうです。
結構ざっくりしてますよね(^_^;)

実は地名とそこを治めていた歴史上の人物の名字が同じな理由も結構そんな感じでざっくりしています(笑)

ちなみに『みょうじ』には

名字
苗字

と二つの漢字がありますが、この二つの違い分かります?




実は・・・



特に違いは無いらしいです(爆)

ただ、意味は一緒なんですが文字の生まれ方に違いがあるようで、

名字・・・土地が由来
苗字・・・血縁が由来

なんだそうです。

さて、秋田の室町噺に取りかかった矢先なんですが、もう少しだけこの地名と名字の噺にお付き合いください。
好きな方だけで結構ですので(笑)
しばらく文章だけのブログが続くかもしれませんが、気が向いたら引き続き宜しくお願いします(^_-)

次回に続く♪