一文の噺 | 面白きコトも無き世を面白く…するのは自分の心意気
~渡し賃~

真田家の家紋である六文銭。

冥銭と呼ばれるこの六文とは三途の川の渡し賃であることは有名ですが、ではこの六文って今のお金でいくらなの?

早起きは三文の得。

一文の得にもならない。

など諺などでもよく耳にするこの穴あき銅銭。

金銭の価値は現代と同じで日々変動するため一概にこれ!という金額を提示は出来ませんが、ざっくりとした一文の現代の貨幣価値を出してみたいとおもいます。

一両(小判一枚)=十万円
とすると
一両=4000文
だったそうなので、

一文=二十五円

当時(江戸時代)のお蕎麦が十六文ぐらいだったので

十六文=四百円
大体妥当な値段かと思います。(当時は今よりも食い物の値段が高かったのです)

つまり冥銭の現代での価値は

六文=百五十円

くらいと言うことになります。

遠足のおやつ代の上限を全く越えないくらい本当にささやかな金額です。


お金をどんなに持っていても、結局冥土に持っていって役に立つお金の上限はうまい棒十五本分と言うことになりますね(笑)


だからこそ、お金では買えない、お金には替えられない、お金では変えられない何かを現世で見つけたいものです。

冥土には六文銭の他に生き様くらいしか持っていけないのですから(^-^)


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