2月20日 亡くなる11日前 | forget-me-not

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大腸癌末期の父→腹部大動脈周辺・肺転移→脳転移 残された時間は・・・
日々の症状や家族の思い、病院の対応等々綴りたいと思います。

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この日の朝、母から電話で

父がトイレで立ち上がれず、様子もおかしいと聞き

実家へ飛んで行き、救急車を呼んだのでした。 (ブログに記載の通り)

全身の力が抜けていて意識レベルが下がっており、呼びかけても応答なし。

便座に腰掛けたまま前の手すりに捕まったまま頭を垂れ、手足はだらんと下がり、

鼻水も唾液も出てしまい、顔面蒼白となっていました。

救急車が来る前に何とか夫も駆けつけ、ベッドまで運ぶことが出来ました。

救急隊員の呼びかけに最初は無反応な父でしたが、

車内に運ばれると意識も徐々に回復し、父本人もいくつかの質問に応えておりました。

病院へ着くと、更に意識ははっきりして来て医師との質疑応答も可能でした。

その後、処置室にて点滴をしたのですが、その時の医師の説明は

「栄養不良による体温・血圧・意識低下」 で、 家に帰されることとなりました。

この時、本当は入院していたら良かったのかもしれませんが、

1時間半に渡る点滴中父はとても元気になったんです。

ずっとそばに着いていた私に、

母や姉の性格のことや今後のことなども含め二人で色々な話をしました。

隣に運ばれて来た男性が痛い、痛い!と唸るのを聞くと

「隣の人は随分具合悪そうだねぇ。。。」 と。

「自分もとっても具合悪くて救急車で来たんでしょ」 と私が言うと

「そうだったな」 と苦笑していた位でした。

帰宅後、4時に訪問看護士さんとケアマネさんが今後の打ち合わせのため見えたのですが


父は目が覚めることなくずっと寝ていました。


6時半近くに気持ちが悪いと言って何度も胃液を戻していましたが


何とか治まり、再度眠りに着いた父でした。