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子や孫世代の幸せを願って

次世代の幸せを願って、日本の社会、経済について考えます。

日本維新の会(以下維新)がいう「身を切る改革」というのを皆さんはどうお感じになっておられるでしょうか。そしてその一丁目一番地が「議員定数の削減」ということについては?

 

 

維新は次のようにホームページで紹介しています。

 

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日本維新の会は「政治家を身分から職業へ」という政治理念の下、「身を切る改革」を掲げています。この「身を切る改革」は、政治家自身が身分や待遇にこだわらず改革の先頭に立ち、既得権に切り込み政策の実現をするという維新の根幹を支える姿勢の一つです。

 

我が国が直面する少子高齢化の問題や、これに伴う新たな社会的課題を考慮すると、従来の行政のアプローチでは十分な対応が困難です。新たな課題への対応、特に少子化対策などを実施するためには、行政の大胆な見直しと変革が求められます。

 

この大改革を実現するためには、特に、古き体制を打破し、新しい方針を築くためには、行政の機能と課題を深く理解している職員の支持と協力が欠かせません。政治家が単に指示を出すだけでは、実効性のある改革は生まれません。

 

政治家自らが模範となる行動を示すことは、日本の大改革を実現するために不可欠です。この「身を切る改革」の精神が日本の明るい未来を切り開く鍵となると我々は考えています。

 

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まず「政治家を身分から職業へ」、これが政治理念だと言っていますが、これはどういう意味なのでしょうか。

 

 

往々にして政治家というのは、選挙に受かったとたん、その地位や身分に胡坐をかき、既得権勢力とよろしくやり、公約どころかまともな仕事を一切しない維新はこれを正し、政治家がその職責を果たそうと懸命になる政治の世界を目指す…こういうことなのでしょう。

 

 

政治理念というのは、一般的に「どのような国、社会を目指すのか」といったスケールで語られるものと理解していますが、維新のそれはあまりに生臭く矮小で、果たして理念と呼べるものなのか首をひねります。

 

 

それはともかく、この政治理念のもと「身を切る改革」を掲げ、それはつまり「政治家自身が身分や待遇にこだわらず改革の先頭に立ち、既得権に切り込み政策の実現をする」ということだとしてます。

 

 

しかしながら、維新が身を切る改革の実績としているのは、「被災地や党への自腹を切っての寄付」(日本維新の会HP:被災地への寄付累計7億円、党への寄付毎月18万円)なんです。

「ここまで先頭を切って犠牲を払ったんだから、皆納得し付いてくる」と言うには、「⁉」と思うのは、私だけでしょうか。

 

 

そしてその「身を切る改革」により目指す大改革とは、「議員定数や公務員数の削減」「小さく、効果的・効率的な行政機構」「規制緩和による成長戦略と財政再建」(日本維新の会HP)というのです。

 

 

つまり、彼らが目指しているのは、「小さな政府」(政府の経済活動への介入縮小=歳出削減)であり、「新自由主義(グローバリズム:自由化、規制緩和、構造改革)」だということがわかります。

 

 

「身を切る改革」とは、「政治家の自己犠牲から始める新自由主義(グローバリズム)の徹底」だということのようです。

 

 

つまり維新が言いたいことを整理すると、次のようなものになると思います。

 

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往々にして政治家は選挙に受かれば、尊大になり、また既得権勢力と宜しくやるようになって現状に甘んじ、公約や政治課題の解決などどこ吹く風となる。その結果が今日の財政危機や失われた30年であり、少子化だ。

 

こうした深刻な問題を克服するには、政治家の旧態依然とした気風を打破するとともに、経済・財政の大改革、すなわち「新自由主義的政策(グローバリズム)」の徹底実践が必要となる。

 

しかしこれは、官僚や国民の「痛みを伴う改革」(増税によらず徹底した歳出削減による財政の立て直し、そのための行政組織のスリム化・再編、行政サービスの削減、社会保障改革など)でもあり、これを受け入れてもらうためには、まず政治家自身が「身を切る」姿勢を示す必要がある。その第一が、「議員定数の削減」だ。

 

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大体こんなところではないでしょうか。

 

 

維新が「政治家を身分から職業に」してやりたいことは、「自己犠牲を厭わない熱血政治家」の輩出と「新自由主義」つまり「歳出削減」(緊縮財政)だということです。

 

 

果たしてこれらは国民が期待していいものかどうか、次回以降、評価してみたいと思います。