少し遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。
本年もどうそよろしくお願い致します。![]()
![]()
「お父さん、中国の輸出規制、レアアースも対象になるみたいやけど日本は大丈夫かな?」
「ああ、あの1月6日に中国が言い出した軍民両用(デュアルユース)の日本への輸出規制な。結論から言えば、大丈夫や、心配ない。いつもの嫌がらせ以上のことはでけへん。たとえレアアースを完全禁輸しても、局所的な影響はあっても、そこまでや。」
「そやけどマスコミは大騒ぎやで。日本への影響は甚大!高市総理は余計なことをしてくれた!みたいな。」
「オールドメディアはどこも媚中・媚朝の工作機関、反日・反高市で結束しとる。少なくとも政治経済についての彼らのコメントはほぼ出鱈目。そんで不都合は皆スルーしよる。そう思っといた方がええで。ただ、産経新聞はましやけどな。」
「そやけど、実際にレアアースを止められたらやばいんとちゃうん? 生産量も埋蔵量も中国のシェアが圧倒的と聞いたで。
だからあのトランプさんも中国のレアアースの輸出規制という交渉カードには難儀しているんとちゃうの?」
「確かに中国のレアアースには、アメリカだけやなく世界が難儀してる。ただ、それが近年『難儀してる』から『してきた』に変わりつつあるんや。ここが肝心や。」
「どういうこと?」
「その話をするまえに中国がどうしてレアアースを支配することができたのかの話をしとこか。」
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
レアアース精製で世界シェア9割の中国 世界の供給網は素通りできず、海底資源にも触手
2025/11/17 産経新聞
【北京=三塚聖平】中国はレアアースに関して支配的なシェアを誇り、世界のサプライチェーンを左右するだけでなく、強力な〝外交カード〟にもなっている。中国のレアアース埋蔵量は全体の5割弱、採掘では7割弱と世界首位の座にある。さらに圧倒的なのは精錬能力だ。中国はレアアースの精錬で9割超を握り、世界のサプライチェーンは中国を素通りできないのが現状だ。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
![]()
「精錬で9割超って、埋蔵量や採掘だけやなかったんやね。」
「これが中国の強さってことや。」
「精錬でこんなに差がついているのはなんでなん? 精錬なんてどこでもできるんと違うん?」
「中国は『奴隷労働』と『環境破壊』によって『超格安』で精錬できるからや。」
![]()
「奴隷労働って、もしかしてあれ?」
「そう、ウイグルや。人権無視の強制労働や。ほんでレアアース精錬では放射性廃棄物や有毒な科学廃液が大量に発生するから、環境規制が厳しい国ほどやりにくい。
そこは中国、環境破壊も健康被害も関係なし、ガンガンやりよる。そういうことで他国が追随できない低価格が実現し、シェアナンバーワンや。」
![]()
「えげつな」
「中国は、非道な手段で真っ黒い低価格を創り出す。だから彼らは常に価格が支配するグローバリズム(市場原理主義)は大事、自由貿易を守れと訴えよる。あいつらに都合がいいからや。」
「なんかグローバリズムや自由貿易を悪用しているようにしか見えんね。」
「中国ほどグローバリズムを悪用している国はないやろ。それはともかく、ことレアアースについては、中国は強力な外交カードとしてこれを使い、その輸出規制に日本はビビるやろと踏んだんや。」
「そういえばテレビでも中国による輸出規制強化への懸念が広がるー‼って騒いでて、経済損失3か月で6000億円とかやってた。」
「それ、野村総研の試算や。レアアース輸出規制3か月で経済損失6600億円、1年続けば2.6兆円ってことらしい。兆円単位の損失って聞いたら、“うわ!”って感じするけど、年間の名目・実質GDP押し下げ効果は0.43%程度やから大したことあらへん。
とにかくオールドメディアは中国に有利になるように、高市総理に不利になるように煽りよる。どこの国の報道機関やねんてことや。」
「なるほど」
「それにまたこれ、木内 登英氏の試算や。中国の渡航規制による影響についてお騒がせ試算をした人や。
彼のレポートを見ると前回のレアアース規制時での影響に基づいて試算してるんやけど、当時とは随分状況が違う。
『調達の多様化』や『代替技術の開発』、『リサイクルの促進』や『備蓄の増強』などがある。それやこれやで中国への依存度が90%から60%に下がっている。
この点は彼もレポートで認めてはいるけど、『依存度は依然として高い』なんて言ってるし、一連の対応策がどこまで試算に織り込まれているのかもわからない。
それにもうひとつ『国家備蓄』には触れているけど『民間備蓄』には触れてない。
実は個々の日本企業は今回のような場合に備えかなり備蓄してきたようや。
前にえらい目にあわされたから、リスク管理として当然や。
ただ公表されていないのではっきりとは言えないけど、それでも官民合わせ2~3年程度はもつと言われている。つまり短期的な影響はあまりないということや。
だから彼はまた大げさな試算をしたんとちゃうかと思う。なんでいつもそんなお騒がせな、中国寄りの試算をするのかわからんけどな…。」
「もしかして中国の工〇員? ハニ〇ラに引っかかったとか?」
「…それはわからんけど、とにかくこんな試算は気にすることあらへん。それにそんなことやって困るのは中国のほうや。」
「困るのは中国の方って、どういうこと?」
次回に続きます。
