浮世の世迷言(1) 兵庫県知事の件
これから時折、時事に関する雑感を投稿したいと思います。
さて、兵庫県知事告発文書問題をめぐる騒々しい状況が知事選が終わっても続いています。
兵庫県に住む身においては無関心ではいられません。
それにしても斎藤知事、今回の事案への「初期対応」、非常にまずかったですね。
これが後のゴタゴタを生んでしまいました。
なぜ、当初から第三者委員会を立ち上げ、告発の真偽を調査させなかったのか。
トップが告発されたとき、いくら既定の手続きに則っているとはいえ、自分の配下にやらしたら、外から見れば疑わしいものです。誰が犯人と思しき人がやる調査など信じます?
迅速を要する事案とはいえ、結論を急ぎ過ぎました。
実はこれもなぜ?なんですけどね。
案の定、県の内部調査など誰も信じず、その調査に基づく知事の発信は、悉く疑念を持たれ、批判されました。結果、百条委員会の設置ですよ。
そういうことだから、調査で発覚した告発者の不正行為をもって懲戒処分をしても、単なる告発者潰しとされたのです。
批判が山のように県庁に殺到し、県政が停滞、混乱。
事の真偽より、そのことで不信任を食らい辞任の憂き目となりました。
初期対応を誤らなければ、このようなことにはならなかったはずです。
ただし、議会側も本当に不信任を急ぐ必要があったのでしょうか。
本来なら百条委員会や第三者委員会の結論を待つものですが、どこまで県政が混乱、停滞していたのかわかりませんが、ここにも少し疑念を持っています。
急ぎ斎藤知事を退ける事情でもあったのかと…。
しかしながら、知事選が始まると、告発者の不正行為をネットが明かし、大騒ぎになりました。
そして、今回の騒動は、「利権や甘えの構造を守りたい県庁守旧派が仕掛けた斎藤改革潰しじゃないか。」「これはひょっとすると斎藤知事、嵌められたのか。」という話がブワッと広がり、それまでの風向きが一変。
加害者であったはずの斎藤知事が、実は被害者だった⁉となり、結果、地滑り的に再当選を果たしました。
県民にとっては下手なドラマを見るより面白い展開でした。
でも、冒頭の通り、未だに真相は闇の中です。
そもそも告発内容の真偽はいかに。
県の対応が、県庁規定や公益通報者保護法に正しく対応したものであったのかどうか。
なぜ、斎藤知事はことを急いだのか。一方の議会もなぜ知事の退場を急いだのか。
約束された勝ち組としての人生を棒に振るリスクを冒してまで県民局長が告発した真意はどこにあるのか。誰かにそう命じられたのか。
百条委員会を巡る告発事案捏造等の疑惑は果たしてどうなるのか、など、数多くの謎がそのままになっています。
また足元では、斎藤知事の「公職選挙法違反疑惑」や「県OBによる知事排斥陰謀説」も持ち上がっています。
さて、これからどうなるのか。見ものではありますが、兵庫県民としては一日も早く本件の真相が明らかにされ、騒動が落ち着き、健全たる県政が回復することを願うばかりです。
ただ今回の騒動を通して、「大手マスコミは、事態を無責任に煽ったり、嘘、偽りを発信し、肝心なことはスルーするなど、とんでもない連中だ。」、「ネットは嘘つきと一方的に批判するが、おかしいのはやつらのほうだ。」と、改めて『マスゴミ』として広く認識されたことは歓迎しているところです。
情弱とされた高齢者の意外に多くがネットを利用し、その情報に高い関心を寄せている実態が、近年の選挙を通じて明らかになってきました。大手マスコミの最後の拠り所であったはずの高齢者にも『マスゴミ』認識は広がっているのです。いい傾向です。
森永卓郎氏の「ザイム真理教」や衆議院選での国民民主党の活躍などにより、『財務省は国民の敵』という認識が一気に広がったことと合わせ、朗報が続き、喜んでいます。