戦後レジームからの脱却 | 子や孫世代の幸せを願って

子や孫世代の幸せを願って

次世代の幸せを願って、日本の社会、経済について考えます。

戦後レジームからの脱却

 

「戦後レジーム」なるものがどのようにしてできたのか、大東亜戦争を振り返る中で見てきました。

最初にあったのは、米国の身勝手な「西進征服思想(強欲)」「人種差別(日本人根絶やし)」、ならびに「世界的な共産主義の蔓延」でした。

 

それがそのまま、国際法無視の無差別攻撃・大量虐殺、伝統・文化・法規の破壊、国民の精神的去勢・分断というありとあらゆる非道・理不尽となり、日本を襲いました。

 

結局日本はこれらに犯され続ける形で戦後を形成していくことになります。

 

このうち共産主義については、米国が遅ればせながらその狂気と脅威に気づき、日本では「逆コース」「レッドパージ」、本国では「赤狩り」(マッカーシズム)とその一掃を狙いましたが、日本では狩り切れず、その後再び共産主義者やそのシンパ、つまりは反日勢力を蔓延らせてしまいました。

 

そうした彼らが日本を衰亡へと導く米国の「日本計画」(二段階革命路線)を引き継ぎ、国民性改変、愚民化、分断を進める「WGIP」(再教育)を継続し、戦後にピン止めする「占領憲法」「財政法」などの改正を阻み、常に国内混乱を招き、煽り、不満を高め、また衰退するように仕向け続けています。

 

現在の米国は、自身の国益の為に、安全保障の役に立たないレベルまで日本が衰退すること、ましてや占領初期のような日本人の殲滅は望んではいません。しかし、強い日本の復活もそれ以上に望んでいないのです。

 

安全保障が機能し、言うがままで、搾取継続が可能な日本に留まってくれれば上々です。生かさず殺さず利用する。その意味で、自ら手を下さなくても、かつての自分たちの分身、反日勢力が適度に国内分断や愚民化を続け、予定外の気狂い財務省が、日本の成長を悉く阻み、デフレに封じ込めている現状は、きっと彼らにとって理想的な展開でしょう。

 

ご存じの通り今では日本を食いものにする敵性外国勢力は米国だけではありません。スパイ防止法など安全保障を軽んじてきたおかげで、彼らが自由に日本に入り込み、政治家や官僚、学者、経営者を取り込み、マスコミを抑え、自国に有利になるよう操り利用するなど遣りたい放題で、もはや制御不能の状態にあるようにも見えます。

 

しかしながらここで諦めることはありません。昨今の巨大地震、パンデミック、戦争、原油高、電力不足、円安などという具体的な危機を目の当たりにするなか高まりつつある国民の「危機感」を、忘れていた「安全保障」を取り戻す動きに結び付ければ、戦後レジームを大きく崩すことができると思われます。

 

防災、防衛、治安、エネルギー、食料、医療、流通などの安全保障を確保、充実させるために、必要な「憲法改正」、関連法規の改正・制定、並びにそれ等の予算を増やすという議論を盛んにするなかで、戦後レジームの核たる「占領憲法」を始め、「財政」のあるべき姿を浮き彫りにする。

 

またさらに安全保障充実の一環として、日本の本来の「歴史、伝統、文化」を取り戻すことや、それを学ぶ「教育」へと改正していくことは十分可能だと思います。

 

それが証拠に、与党内の反日勢力は安全保障論議の足を引っ張り、反日野党は、審議拒否、妨害を繰り返し、特に憲法改正について議論することすらさせません。彼らが阿る外国勢力への配慮とともに、それが戦後レジームを崩す突破口になることを十分承知しているからです。

 

財務省もマスコミや御用学者、さらにはIMF、OECD、世銀などの国際機関までも使い、「日本には財政問題がある」と必死にプロパガンダしています。

 

ここ30年ほどで日本人が様々な「危機」を経験し、否が応でも危機感を募らせていること、様々な歴史事実が明らかになってきたこと、ネット社会の広がりがマスコミや通説の嘘を暴き、情報や意思の形成、共有が即時性も含め容易になったこと、反日勢力の高齢化等々が戦後レジームを守る側に相当不利に働いています。いや、追い込まれつつあるといっても良いかもしれません。

 

敗戦が生んだ、反日勢力や外国勢力の壊国、用日の仕組みである「戦後レジーム」を、我々日本国民が理解し、「安全保障」という御旗の基に、本来あるべき日本を取り戻すことができる、その機会が訪れているように思います。

 

残念ながら嘘を教える連中が存在し、その抵抗は大きなものなることも認識せねばなりません。どのような連中が蠢き、何を言い、何をしようとしているのか。妙なバイアスの掛かった風潮、誤魔化された政策、「当たり前」に潜む悪巧みに気づかねばなりません。

 

そして、ひとりひとりが正しい歴史認識を持ち、改めて我々日本人が本来大切にしてきたものは何か、日本人が日本人たる由縁は何か、それらを考え始める時、反日勢力が必ず持ち出すのは、「日本の常識は、世界の非常識」といった主張です。

 

しかしながら、そもそも日本人は、その文化に特異性を持つ民族です。現在の文明学者の多くは、日本を他の文明と区別しているのです。それは決してかつてOCIやOSSが分析したそれ(好戦的で邪悪な日本人)とは違います。彼ら米国人が描いた日本人像は、それこそ鏡に映る自分自身の姿でした。

 

そうではなく、むしろ正反対で、「和」を大切にし、「利他」に努めるのが日本人なのです。

強欲、差別の歴史を繰り返し、単なる利己主義を個人主義と読み替え、他人を自分になぞらえてしか理解できない連中にはわからない文化、生き方、思考なのだと思います。本来そんな連中の評価など気にすることはないのです。

 

ヨーロッパでは…、アメリカでは…、と言い募る人がいます。もちろん世界には参考にできるところはたくさんあるでしょう。それはそれで学べばよいのです。しかし、この物言いは、残念ながら戦後の「洗脳」が解けてない人たちのそれでしょう。

 

本来の日本人、日本国を、その文化と歴史を学び直して取り戻し、それを起点に将来を見据え、「安全で豊かで誇りの持てる日本」を再構築する。真の「独立自存」を成し遂げる。

おそらくは、それが、暗殺された安倍晋三元総理のおっしゃっていた「戦後レジームから脱却し、普通の国になる」ということだろうと思います。

 

そしてそのことが、先人が命を懸けて護り抜いた日本を引き継ぎ、子や孫世代が幸せになるために、今を生きる日本人の使命であると信じています。

 

随分と偉そうな話になって申し訳ありませんでした。ここで「戦後レジーム」に関する私の論評の一区切りといたします。