Delizioso 17 | copain (Ameba出張所)

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強火智担で根っからの腐女子のあややがひっそりまったりと某気象グループの長男×四男の【J禁P禁】を取り扱っている駄文サイトです。
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某気象グループの長男×四男の
J禁P禁を取り扱っている駄文サイトです。

◇18歳以下
◆J禁、P禁ってなに?
◇BLってなに?
◆ONは受け入れられない!
って方はご遠慮下さい。

◆side智  は な ︰11:26up
◆side和 あやや︰18:17up

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1つ前のお話

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和17


今日は土曜日。
レッスンの日だ。

あの日から毎日、LINEで連絡を取り合っているが、会うのは6日ぶり。
平日オレは会社勤めだから会えなくても仕方ない。
週末を心待ちに平日を乗り切った!

今日はレッスン後、デートの約束をしている。 
朝から自分のテンションがおかしい自覚はある。

だってしょうがないじゃない。
会いたくて会いたくて、
本当に今日という日が待ち遠しかったんだから。

そう、自分に言い訳しながら家を出た。



会えない時間が愛を育てる、なーんて歌詞の歌が昔あったけど
会えない時間にオレがしたのは、ネット検索だ。

あの日、二人で調べて知った『やり方』。

少しずつ上ると決めた階段だけど、もしそういう雰囲気に自然となったときに慌てないように。
そう思って真面目なオレは、夜な夜な予習していたわけだ。
おかげで…知識だけはバッチリだ。

衝撃の、あの、ァ…穴、の、準備///については、
オレにはやっぱりハードルが高かった!

お風呂でちょっとだけチャレンジしようかと思ったけど
見えない場所だからやっぱり怖くなって。

ここをやわらかくって、どうやるんだ?って
ますます疑問が深くなったけど、
下手に突っ込んで怪我でもしたら逆に大変だと思って、予習は諦めた。

ここは…二人で勉強する。
さとしもきっと、OKしてくれるはずだ。


10時ちょうどにさとしの家の門扉のインターフォンを押す。
モニターを見たさとしの
クスリと笑う声が微かに聞こえる。

ロックが解錠され先に進む。
玄関ドアのノブに手をかけようとしたら
中からドアが自動的に開いた。
さとしだ。

「いらっしゃい。待ってたよ」

「ヨロシクオネガイシマス」

なんだか照れくさくってうつむき加減で言ったら、
カタコトみたいになって、またさとしに笑われた。

靴を脱いだオレをさとしがさっと抱き寄せた。

「会いたかった」

緊張していたはずなのに
一気に気持ちがふわぁっとまーるくなる。
オレもきゅっ、としがみついた。

「オレも。会いたかった」

「レッスン前にキスしていい?」

「///うん」

瞳を閉じると、やさしいキスが降ってきた。


さとしが用意しておいてくれたチェロの前に座る。
さとしの指導のもと、一生懸命に弓を動かし、音を奏でていく。
レッスンルームにチェロの優しい音色が響く。

あっという間に45分のレッスン時間は終了となり
これからは長い恋人同士の時間だ。

今日は天気も良いのでこのあと公園に出かける。
お弁当も作ってきた。
ピクニックランチだ。

「出かける前にちょっと片付けちゃうから」

そう言ってさとしが自宅に届いた郵便物を確認する。
オレはその様子をのんびりと見ていた。

封を開け、中を確認し、捨てたり保管したり分別している中で
さとしの手が一瞬、止まったのが見えた。

「どうかした??」

思わず尋ねると、さとしはため息をついてこちらを見た。
なんとなく、不安げな表情を浮かべているような気がする。

「ちょっと面倒くさい手紙が来てたんだけど大丈夫。心配いらないよ」

心配いらない、といわれたけれどなんだか気になる。
とはいえ、相談されてもないことに口を出すこともできない。

「入力しなくちゃいけないとか
 パソコン使うことだったら
 オレにも手伝えることがあると思うから言ってね」

「うん、頼りにしてる」

さとしは手にしていた手紙をくしゃっと丸めて
そのままゴミ箱に投げ入れた。

「おまたせ。出かけよう」

「うん」

気にはなったが、何かあればさとしが言うだろう。

「お弁当作ってきたんだ。
 良い天気で良かったね」

「かずの料理はうまいから楽しみだ」



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次話→


です。


>゜))彡
マリンバとシロフォンはいわゆる木琴、
ビブラフォンとグロッケンシュピール、ベルリラはいわゆる鉄琴で、鍵盤部分が木製か金属製か、の違いかあります。
ビブラフォンはなんと、電源が必要です。
電源を入れると、管についている羽がくるくる回ります。
ペダルを踏むと、管と鍵盤の間の消音用ダンパーが離れて管に振動が届きます。
電源を入れてもペダルを踏まなければ微妙(笑)
ビブラートかけないようにペダルを踏まずに演奏することもありますが、そのときは回転する羽が開いた状態(共鳴管に音が響く状態)にします。
ペダルを踏むことでビブラートのかかったロングトーンが演奏できる、そんな楽器です。
金属製なのでなにしろ重くて、パーカス泣かせでした。