Delizioso 6 | copain (Ameba出張所)

copain (Ameba出張所)

強火智担で根っからの腐女子のあややがひっそりまったりと某気象グループの長男×四男の【J禁P禁】を取り扱っている駄文サイトです。
アメンバー希望の方は“【2023/07/17改訂】アメンバー申請について”(2023/07/17)をご覧下さい。

某気象グループの長男×四男の
J禁P禁を取り扱っている駄文サイトです。

◇18歳以下
◆J禁、P禁ってなに?
◇BLってなに?
◆ONは受け入れられない!
って方はご遠慮下さい。

◆side智  は な ︰11:26up
◆side和 あやや︰18:17up

♫•*¨*•.¸¸♪❇♫•*¨*•.¸¸♪❇♫•*¨*•.¸¸♪❇
1つ前のお話

♫•*¨*•.¸¸♪❇♫•*¨*•.¸¸♪❇♫•*¨*•.¸¸♪❇

和6


たしかに、大野さんは”ピンキリ”と言っていた。
その”ピンキリ”を勝手に数万円だと思い込んでいたのは自分の知識不足だ。

チェロの…いや、楽器の値段で30万は決して最高値じゃない。それはわかる。
でも…オレが即決するには高い金額だ。

いや、考え方による。
自分の趣味がゲームで。
比較対象がハードになるからだ。

PS5通常版66,980円と比較するから高く感じるんだ。

高いもの、と言われたときにMacBook Proを想定すれば少しは感覚が違ったかも。
14インチのMacBook Pro M3で248,800円だ。
最上位モデルにカスタマイズしたらもっと高くなる。

そうか、そう考えれば…。
ちょっとランク落として15万、少し上げて30万。
なんとなく感覚は縮まった気がする。

いや、それでも、高い。
どうしよう…。

たしかにこのチェロは素敵だ。
でも、これから毎月レッスン代だってかかる…。
即決は…やっぱりできない。

店員さんに紹介されたレンタルの資料に、ざっと目を通す。
これだと月々7,000円か…。
そうしたらこの30万の子をローンで買っても大差ないのか…?

うーん…。

きっとオレみたいな初心者は多いんだろう。
店員さんは強く押すこともなく、自然な距離感で接してくれる。

結局決断できなかったオレは、一旦保留にさせてもらった。


楽器店を出たときには、身体よりも頭が疲れてしまっていた。
普段使わない部分を使ったための、変な疲労感。

他愛のない話をしながら並んで歩く。
大野さんの声が耳に心地良い。

せっかく付き合ってもらったのに結局決められなくて。
大野さんに申し訳ないなぁと落ち込んでいたオレに大野さんは優しく「ちょっと疲れましたね」と声を掛けてくれた。

公園のベンチに腰掛け、缶コーヒーを飲みながらひと休みする。
小鳥を見つめる大野さんの瞳が優しい。

大野さんと一緒にいると、なんだか心が解けていくようなそんな気がする。
大野さんの声から、身体から、癒やし効果のある何かが出ているような。
楽器店での疲れは、あっという間に霧散した。

大野さんは聴き上手で、オレからいろんな話を引き出してくれる。
オレから質問しても優しく応えてくれて、お互いの幼少期の話なんかも自然とできた。

演奏してみたい曲、なんて、今まで考えたことがなかったけれど、レッスンを重ねていけば自分で演奏できるようになるんだ!

あのコンサートでの大野さんの演奏風景を思い出してみる。
ステージの上でチェロを演奏する大野さん。
あぁ///素敵だったなぁー!

それを自分に置き換えて…
燕尾服のオレがカッコつけてドラえもんを演奏しているイメージが浮かぶ。
なかなかシュールだけど、楽しいかも♪

そんなことを考えていたら、リラックスしすぎてしまったのか、思わずドラえもんの歌を口ずさんでしまった。

アッ///と思ったときには大野さんもオレの歌声にハミングで合わせてくれる。
周りの小鳥も近付いてきて、ピヨピヨチュンチュンとオレたちと小鳥たちのセッションが始まる。

ああ、音楽って、素敵だなぁー。



♫•*¨*•.¸¸♪❇♫•*¨*•.¸¸♪❇♫•*¨*•.¸¸♪❇
次話→


です。


>゜))彡

私は小学校の部活でバイオリン、なので。クラシックはコンクール用。あとは顧問の先生の趣味で歌謡曲やアニソンなど、でした。
なので、松山千春の「季節の中で」とか、沢田研二の「勝手にしやがれ」とか、荻野目洋子の「六本木純情派」とか。あー、石井明美の「CHA-CHA-CHA」なんかもあったなぁー。
アニソン言うても最近のじゃないので宇宙戦艦ヤマト、とかDr.スランプですけど。
(あややん、昭和50年生まれですからねぇ)
そういうのをバイオリンで弾いてたんですよね(笑)今考えるとめっちゃ違和感(笑)
クラシックは、セヴィリアの理髪師、カルメン、新世界、運命、くらいで。小学生が部活で弾くレベルなんで今聴いたら笑っちゃうような演奏だったのではないかと思います。(本人たちは大真面目にやってましたけどね)

市内音楽祭、ってのがあって、全員で「○山市の歌」を大合唱するんです。
そのときの伴奏が当番制で回ってきて、たしか6年生のときに伴奏しました。
今でも歌えます。
♬やさしい心と 夢がある
 緑あふれる緑の○山 ○山市〜♪