2024年5月16日 木曜日
後楽園ホール
WBOアジア・パシフィック&OPBF
ウェルター級王座統一戦
佐々木尽 VS ジョー・ノイナイ
後楽園ホールの入り口で佐々木尽さんの
こんな看板が立っていました。
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今回、佐々木尽さん、
観客席の後方から登場して来ました。
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今回は「Lemino」の生配信で
ご覧になられた方は今回の試合結果は
すでにご存知だと思うんですが。
佐々木尽さん、勝ちました。
第5ラウンド 43秒TKO勝ちです。
今回の試合で佐々木尽さんは
ついに、
OPBF(東洋太平洋)王座を獲得しました。
でもね。
佐々木尽さん、今回の試合には確かに
KO勝ちをしましたけど、
なんだか雑な感じがしましたね。
とにかく課題の残る勝ち方でしたね。
ガードを固めて近づいて行って
フックを振り回すだけだったから。
これだと
「インファイター」と同じですよね。
相手選手はアウトボクシングに
徹していたし。
インファイター対アウトボクサーの戦い、
かなぁ?
今どき珍しい試合。
そんな感じがしました。
昔はWBOアジア・パシフィック王座
なんてなかったんですよね。
昔の日本ボクシングは
WBAとWBCにしか加盟していなかった。
2014年になってようやく
IBFとWBOに加入して
現在のWBA・WBC・IBF・WBO
主要4団体に加入しました。
佐々木尽さんはすでに
WBOアジア・パシフィック王座を
獲得しているんだけど、
わたくしからしましたら。
正直なところ、
「それは何?」そういう感じでした。
ところが、今回の
OPBF(東洋太平洋)王座
これは、格が違います。
そもそもOPBFはWBCの傘下の団体。
歴史と伝統があり、
それだけ価値がある!
これはすごく古い話なんだけど
むかしは通常、試合をしたら
OPBFだと1試合のファイトマネーは
大体、300万円くらい貰える
そう聞いたことがあります。
一概には言えないと思うんだけど、
大体、日本タイトルマッチで
ファイトマネーは200万円くらい
貰っていた、と聞いたことがあります。
200万円あれば1年間
なんとか生活ができるでしょう?
昔のボクサーは皆、
「仕事したくないからボクサーになる」
そんな連中がほとんどでしたよね。
将棋に例えると
「詰めろ逃れの詰めろ」です。
もうね、みんなろくでもない連中なの。
面白いけど。
だから試合内容に関しても
双方がカラダを密着してからの
「打って打たれたの我慢比べ」
そう言う選手が、ほとんどでした。
だから、いまのボクサーを見ると
技術的に
「みんな、洗練されてるなぁ〜」
そう思うんですよね。
佐々木尽さんなんて人気のある選手だし
WBOアジア・パシフィック王座と
OPBFの2冠を持っているわけでしょう?
スポンサーだって今回、生配信を
してくれた「Lemino」さんの他、
たくさんついてるし。
相当、稼いでいるんだろうなぁ〜
なんて思うんですよね。
もはや完全に
「成功したボクサー」ですよね。
もしかしたら、
1試合あたりのファイトマネーも
500万円くらいもらってるんじゃ
ないのかなぁ?
そう思うんだけど。
佐々木尽さんに直接、
訊いたことはないですけどね。
て言うか、もはやそんなこと
気軽に訊けないですよね。
以前、八王子中屋ボクシングジムに
伺った時に(*注)門岡健人さんと話して
注釈)
* 門岡健人(かどおかけんと)
・八王子中屋ジム所属
・Sフェザー級の4回戦(C級ボクサー)
・現役高校生ボクサー
・愛称は「門岡ケンティ」
門岡健人さんが
「佐々木尽さんが八王子中屋
ボクシングジムに寄贈した」という
サンドバッグを紹介してくれました。
それを見た時には
尽さん、「やっぱり稼いでんなぁ〜」
そう思いましたよね。
あのサンドバッグがいくらしたか
わからないですけど。
* ここからは余談ですが、
先日、門岡健人さんは
東日本新人王トーナメントに出場して
2回戦で残念ながら敗退しました。
*前回の門岡健人さんの試合を見て、
(前回の試合内容はすごくよかった)
わたくしは「門岡健人さんはもしか
したら優勝するんじゃないかなぁ〜?」
そう思っていたのでこれは意外でした。
佐々木尽さんは現在、WBA・WBC・
IBF・WBOの主要4団体全てで
世界ランキングが5位以内に
入っていて、WBOに関してはなんと!
2位!
2位ですよ!
もはや世界チャンピオンが狙える
位置に付けています。
わたくしの個人的な見解では
佐々木尽さんが
世界チャンピオンになっても
不思議ではないですね。
実際にこのくらいのレベルになると
トップ選手の実力差は
それほどないはずだから。
佐々木尽さんが
世界チャンピオンになったとしても
全く不思議ではないと思います。
ただし、「長期政権」を維持するのは
難しいかも知れない。
おわりです。