① 11年7ヶ月に渡る超大作「8princess」 | 仮面ぶろがーBlackの「ありふれた市井人(しせいにん)の日常生活」

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ありふれた普通の男「わたくし」が世の中の出来事や身の周りで起きた楽しかった出来事におひれをつけてマメに書いています。



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この写真は先月、


2024年2月1日に撮影しました。


毎月、第1と第3木曜日の夜


八王子のライブハウスRIPSで


開催されていたイベント


「八ドル平日祭」の写真です。




八王子のご当地アイドル、8princess。


いよいよ、終わりが見えて来ました。


8princess解散は2024年3月31日です。




まぁ、それにしても八王子のご当地アイドル


8princessはよく続きましたね。


結成から11年7ヶ月。


通常、ご当地アイドルが


こんなに長くは続かない。



わたしでしたら知り合いが


「今度、アイドルグループを作ろうと


思うんだよね」


なんて言い出したら真っ先に止めますね。


「危ないからやめておけ」


そう言って止めますね。



その理由は簡単で


「お金がなくなる」んですよね。


本当、危ないんですよね。


危ないんだけど、みんななぜか


アイドル運営をはじめちゃう。


楽しそうだから、そう言って


あと先考えないで


みんな軽はずみにはじめちゃうんだな。


成功事例なんてほとんど無いのに


楽しそうだから、そんな動機から


アイドル運営をはじめる。


そして思ったとおり


ことごとく散って行きました!

 


運営していた連中は後に残った


大きな借金を抱えて


そして首が回らなくなって


みんなどこかに行っちゃった!



アイドルという一見、


楽しげなビジネスモデル。


しかし、その実態は


恐ろしいビジネスモデルでした。



いままでは・・・。




映画と同じ、ですよ。


映画も方々から大きな借金をして


お金を集めて映画を撮る。


そして一応、劇場で公開しては


ことごとく不発!


あとに残された大きな借金。


それを残りの人生をかけて少しずつ


返済してゆく。


それが映画というものでした。


成功した事例なんてはほとんど無いのに


みんな軽はずみに


はじめちゃうんだなー。


(*近年では成功事例が2作品でています。


「100円の恋」と「カメラを止めるな!」


しかしながらこれは例外)


アイドル運営、と同様に映画も


あとに残った大きな借金をかかえて


介護の仕事などやりながら


みんな細々と返済してゆく。


アイドル運営や映画には


そういった怖さがある。



そんな難しいアイドル運営を


11年7ヶ月に渡り継続させた


ご当地アイドル、8princess。


当然ながら、それはすごい!


やはり、そうなりますよね。


8princessを見てわたくしは


「こう言うアイドル運営も


やり方によっては上手く行くんだなぁ」


そう教えてもらいました。


やはり近年ではアイドル運営の手法が


少しずつ進歩しているという点は


無視できない。


いずれにしろこの八王子のご当地アイドル


8princessは


何年かしたのち、語り草になりますね。


生ける伝説


八王子のロコドル


8princess




ここからは


わたくしによる考察として


8princessがなぜ、11年7ヶ月もの


長期運営に成功したのか?


それを独自に分析します。



成功した要因はいくつかありますね。


まず大きかったのは「地の利」ですね。


これが実に大きかった。


八王子市の人口は2020年の


59万人をピークに現在は


緩やかに減少を続けているものの


それでも57万人もいます。


人口50万人を越える政令指定都市である


八王子市でご当地アイドルを作った。


今から思えば、


これがとにかく大きかった。


「八王子のご当地アイドル」としての


コンセプトを打ち出して


57万人、それだけの潜在的顧客層を


包含していたら確かに


ご当地アイドルとしての運営は


成り立つように思えますよね。



第2の利点として。


「会場」です。


ホームとしてのライブハウスが2つ


すでに用意されていた。


○ ライブハウスRIPS


○ ライブハウスMatch Vox


この2つのライブハウスは同じ建物の中


それぞれ、5階と地下1階にあります。



さらに、


○ ドンキ・ホーテの地下1階


かつては、ここもイベントに


よく使われていた。



さらに、利用頻度が低いものの


○ 京王八王子ショッピングセンターの


HMVに併設されている「ケイハチの部屋」


その他、収容人数の大きな会場としては


○ J:COMホール


○ クリエイトホール


○ いちょうホール


八王子市狭間駅駅前にある


○ エスフォルタアリーナ


そう言った会場・設備がすでに


整っていたこと、これが大きかった。



そして第3の要因として


練習場、住居、会場、これらが全て


小さな半径の中に収まっていた。


この点もすごく大きかった。


アイドル活動をするために


「他県から東京に電車で通勤」


そう言うグループでなかったのが


よかった。


移動に関してグループのメンバーに


負担を掛けないと言うのは


今から考えると非常に大きかった。


さらに


八王子市在住のアーティストは数多く。


「そのアーティストの方々に


楽曲を提供してもらう」としても


それが充分に可能だった。


まだありますよ。


同じ八王子繋がりとしてイベントで


一緒になった自由民主党の


萩生田光一自由民主党政調会長と


並んで撮った写真がFacebookの


萩生田光一自由民主党政調会長の


アカウントから投稿された。




(* この投稿を見た瞬間、


わたくしは8princess運営の


勝利を確信しましたね)



八王子は人口57万人の政令指定都市。


その強みが一気に出ましたね。




わざわざアイドルの聖地として


秋葉原まで行く必要はなかった。


8princessが出演するイベントには


いつも多くのお客さんがいました。




しかしながら、それでも収益面では


もっと稼げたはずだし、稼げていたら


「あのメンバーを繋ぎ止めておけた


のではないのか?」


そう言った問題点は残ります。



実際に8princessが


ライブを行っていたのは通常は


土曜日と日曜日、


1ヶ月のうち8日、


さらに追加で数日程度。



「特別なイベント」として


クリスマスにドン・キホーテで


イベントを行った際の売り上げは


およそ98000円程度だった。


(*この金額が大きいかどうかは


判断が難しい。)














これは8princessの最後の楽曲「明日へ」

↓↓↓↓



8princess解散後も


「八王子夢街道駅伝」の


テーマソングとして使用されるようです。


つづく。