②11年7ヶ月の超大作「8princess」 | 仮面ぶろがーBlackの「ありふれた市井人(しせいにん)の日常生活」

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ありふれた普通の男「わたくし」が世の中の出来事や身の周りで起きた楽しかった出来事におひれをつけてマメに書いています。

不鮮明な写真だから


掲載しても大丈夫だろう。


そのような判断のもと


掲載してみるんだけど。


この下の写真は


2016年12月20 日に撮影しました。

↓↓↓↓



当時の8princessなんだけど。


これ、撮っておいてよかったなぁ〜。


そう思います。


写真の通り、


このときは4人のメンバーがいました。



わたくしがたまたまここの前を


通りかかったときに


見つけたんですよね。


そうしたら彼女たちが、


年が明けて2017年の


「1月1日から年末まで毎日、


365日路上ライブをやります。」


そう宣言したワケですよ。


それを聞いて「え〜!」てなって。 

 

面白いけどね。


正直なところ、


それってどうなの?・・・てなった。


だって、


「路上ライブなんて法律違反だし。」



当時、わたくしの周りで


こういう地下アイドルを作っては


ことごとく討ち死にして行く連中が


多かったから


最初に8princessを見たときには


「また誰か、こんな


地下アイドルグループ


作っちゃったんだなぁ〜」なんて


思ってたんですよね。


地下アイドルなんて


一見すると楽しいビジネスモデル


なんだけど、これが実に難しい。


その難しさを知っていたから。


「こんなビジネスモデルが


上手く行くわかないよ」というような


諦め、諦観があったんですよね。


だから、


「このグループもきっとすぐに潰れるよ」


そう思っていましたね。


地下アイドルの運営は本当に難しい。


なのになぜかみんな


地下アイドルをはじめちゃうんだ。




以下、


地下アイドルをはじめるのは難しい。


そう思う点です。

↓↓↓↓


① メンバーを集める。


② 楽曲を何曲か作る。


③ 数ヶ月ダンスと歌の練習をする。


④ 衣装を作る。


⑤ 会場を押さえていざ、スタート!


以上のような流れになると


思うんだけれど、


この間にドンドン、


お金が出て行くんですよね。


さらに普通は最初から


お客さんがついてくれる


わけではないから。


その間にもドンドンとお金が出ていく。


ものすごい大金持ちで


お金が有り余って困っています。


そう言う人なら別だけど


こんなの考えただけで


恐ろしくなりますよね。


一体、いくらあったらいいのか?


資金が尽きたらそこで終わりです。




現在では状況が若干違っていると


思うんだけど、


以前は地下アイドルを作っても


みんなほんの数ヶ月しか


維持できなかった。


たった数ヶ月ですよ?


当時はそれが普通だったんですよね。


1年間維持できたら


「ああ、よくできました」


みたいな感じだった。


当時、(わたくしの周りにいた人で)


地下アイドルなんて


ステージに立つ


アイドルのメンバーの数より


お客さんの方が少ないんだもん。


当然ながら終演後の


物販にだって誰も並ばない。


傍で見ていて


「これはさすがにダメだな」


そう思いました。



(* いま現在もわたくしの周りには


アイドル運営をやっている人はいる。


しかしながらやはり「赤字」だって


言ってました)



当然ながら8princessが


「365日路上ライブ」という企画を


はじめるに至ったキッカケも


アイドル活動を継続するため


知名度を上げて収益を得る。


ためのものだし。


いずれにしろ


収益を上げなければ生き残れない。


アイドルの運営には


相当な資金が必要なはずだった。





そして年が明けて


2017年1月1日から


「365日路上ライブ」が


スタートしたわけです。


するとすぐに(当然ながら)


警察官がやって来て


「路上ライブは禁止です」と。

(*無許可の路上ライブは法律違反)


それで警察から注意を受けて。


それでも8princessは


路上ライブを継続した。


そして、1回・・・。2回と。


警察官がやって来て叱られ、


その度に運営さんが呼び出され


「3回目には前科ですよ?」


そう言われたそうです。


それで一応、そこでの路上ライブは


中止。


あくまで「そこでは」・・・


わたくしは当然、


「これで終わりかな?」


そう思ったんだけど、



当時の8princessのメンバーは


浅川の橋?


・・・なんか、そんなところで


「365日の路上LIVE」を


継続していたようです。


「誰も観客がいないところ」で


路上ライブをやっていた。


そう言うことだったんですよね。


さすがに誰も観ていないところで


路上ライブをやっていても


意味がないので、


そこから少し移動することになる。


そのあと、8princessは


三崎町の駐車場をお借りして


「365日の路上ライブ」を続けていた。



さらには横山町公園が


利用できることになって。


そこで「365日の路上ライブ」を


続けることになった。


もうここからは


誰にも邪魔はされないから。


2017年の年末、見事にゴール!


見ていてすごいな!


・・・て、なった。



当時、わたくしとしては


それが信じがたかったんですよね。


こんなアイドル運営、上手くいくの?


・・・みたいな。


わたくしは映画の人なんで


この365日路上ライブを誰かが


見つけてドキュメンタリー映画に


しようとするんじゃないかな?


そう思いましたね。


途中、メンバーの1人が脱退するところ


なんてよかったな。


「男を作って辞めてった」ていう場面。


「コレってガチだったんだなぁ〜」


て思った。


当時の8princessには


この「紆余曲折を経る」といった


物語性があって、それが良かった。




ここで。


アイドル運営と同様、「アイドルを推す」


と言うのにも相当額のお金が必要で


(*数百万円から場合によっては


数千万円くらい。)


わたくしは当時、どうしようかなぁ〜


そう思っていたんですよね。


そもそもわたくしは


映画を中心にして


エンターテイメントの収益手法を


研究していたので


アイドルは専門外だったんだけど


それでも


(*研究の対象になるなら)


やってみようかな?


そう考えていた。


こんな地下アイドルに


数百万円もの資金を投じる価値が


あるのか?


そこで


1年ちかくかけて


調査に入ったんですよね。


・・・つづく。