クリストファー・ノーラン監督のバットマン3部作観ました
アメリカ社会を表しているという話を小耳に挟んだので…。
何かしら社会的な背景を学び取れる作品以外のものは基本みない…。
「常に有意義なことをしていたい」という氣持ちが強いので…。
周りの人から見れば「なんか熱くて疲れる人」って感じなのかもしれんけど「自分のエネルギーを使う=自分の命を削る」という感覚が私の中にはあるんだよね
で、元々はバットマンをみる前に、ホアキン・フェニックスが主演の「ジョーカー」を観たいと思ってたんだけど、背景がわからないといかんので、バットマンシリーズを先にみることにした。
ホアキン・フェニックスはヴィーガンでアニマルライツ活動もしている人なので、ヴィーガン/ベジタリアンの間では評価高いよね。
バットマンは有名なアメリカンヒーローだし、自分は英文科卒なので、自分自身の専門分野も深めておきたい…といった氣持ちもあった。
アメリカンヒーローといえば、スパイダーマンの映画は大分前にみたんだよね
コウモリも、クモもゴスい生き物だよね(笑)
バットマンは、資産家の男性で、スパイダーマンはオタクのヒーロー。
この辺りの違いは、なかなか面白いけど、アメリカンヒーローは白人男性っていう権力構造を感じてしまう。
そういう時代なのもわかるけど。
日本では戦隊モノから感じる。
リーダー格のレッドに女性がいないあたりから。
プリキュアだって、男の子がいても良いだろ
先日の選挙でも家父長制をゴリゴリに維持する自民党政権から抜け出せない結果になって、ホルモンバランスを崩して精神的に打ちのめされていた私は、より一層、精神にダメージを負ったぞ…。
私の周りのリベラルな友人たちは、意氣消沈だったわ。
てゆーか、大学時代からの友人に選挙の話したんだけど、私、自民党に投票したと思われて凹んだわ
すげえプライドが傷ついたw
僕、LGBT当事者ですし、フェミニストですし。
同性婚も夫婦別姓も猛烈に許さない自民党に投票するわけでねーです…。
人権踏みにじられてるって感情しかないからね。
もはや当事者の前で「自民党に投票しました」っていうだけでハラスメントな氣がするわ。
「あなたたちの結婚は認めない」って言われてるのと同じやし。
これ書いてて、怒りが湧いてきた。
自分はトランス男性だと思うけど、立場上、どうしても女性に共感する部分は強いと思う。
女性の世界で生きてるし、周りにはカムしない限り(今の日本社会ではカムしていても)女性として扱われるからね。
でも自分は別に男性ホルモンとか打ちたくない…毛が濃くなるのとか、性器の形が変わるのは嫌…
中性的な体でいたい。
胸があったら切除したい。
胸だけは無理。
でも幸い、胸はAAAとかのレベルなので、まあまあ…(笑)
日本では、見た目が変わる治療をしないと、戸籍の性別は変えられないので、残念ながら私は戸籍上、女性として生き続けることになると思う。
トランスでも、ホルモンとか性別適合手術やりたくないって人いると思うんだけどな…。
しかし、私はどちらかというと男性に惹かれる傾向があるので、結婚するのであれば、今のままの方が良いんだよね。
同性結婚はよ。
ヴィーガンてLGBT多いんだけど、例に漏れず、私が特に仲良くしているヴィーガンのコもトランスで
私のこと氣になるって言ってくれたんだけど、自分もトランスだってカムできないままになってる。
まあ、氣づいているのかもしれんけど。
そのコ、レズビアンやし、なんか言いにくいわ…。
けど、そのコとは、音楽の趣味、めちゃくちゃ合うし、話すの楽しい
オススメしてくれたミニマルミュージックも、めちゃ良くて、新しい世界ひらけた
しばらくCanto Ostinatoは聴き続けたわ
私の曲も聴いてくれてるし
「もっと作ろう」っていう意欲湧いてくる
で、話が大幅に逸れたけど、バットマン…
最初はアメリカ社会を表していると言われても、特に印象に残る感じはなかったのでピンとこなかった。
といっても、映画は多かれ少なかれ、その時代の社会背景を表すものだよね。自分が映画みるの好きな理由はそこだと思う。
日本の映画やドラマで、シリアスなものは私の印象だと、虐待(身体的な暴力やネグレクト)、ハードな労働環境で自死寸前みたいなものが多い感じする。
前者は特に女性にフォーカスしたもので、後者は男性。
てか日本の映画やドラマ、エンタメ全般はシリアスなもの以外、モラルが欠如した表現が多々出てくるのが厳しいわ。
なんでも「表現の自由」で済ませようとする風潮とかも、どうかしてる。
差別的な表現は「自由」の範囲に入らねえから。
日本社会は全体的に嘆かわしいレベルでモラルが低い。
韓国の映画やドラマもみるけど、こっちは北朝鮮絡みの内容が出てくるあたり、お国柄かな
最近みたやつだと「レッドファミリー」とか。
あとはタイトル忘れたけど、主人公が父親と一緒に北に拉致される北で出会った女の子と恋仲に恋人を残して脱北南で謎の情報屋みたいな中国人にお金を渡して北にいる恋人を探す恋人が南にスパイとしてやってくる
みたいなドラマがあったな…。
あとは「私のIDはカンナム美人」では「整形とルッキズム」。
「スカイキャッスル」では学歴至上主義社会だったり。
このあたりは韓国社会の問題が垣間見える。
あとは、なぜか韓国ドラマって、ヒロインが男装するストーリーが、めちゃくちゃ多いんだよね。
「美男ですね」とか。
時代劇でも無駄に多い。
で、なぜか男装したヒロインを、シス男性だと勘違いしている男が「男(ヒロイン)を好きになってしまった…自分はゲイなのだろうか」とか思い悩むシーンが入るのが鉄板になってる。
BLのようでBLではないドラマ。
てかBLといえば、台湾のドラマも、なかなか熱いみたいだね
アマプラでHIStoryシリーズのドラマみた。
まだ1作品しかみてないけど、なんかカオスだったな…。
このシリーズ、LGBT当事者にも支持されている作品あるけど、作品レビューのコメントは「イケメン」とか「いい体してる」みたいなの多くて萎える。
ストーリーや俳優を性的に消費するのは男女間でも変わらない…。
ただ性的欲求をぶつけた作品とかも苦手なんだよね…BLは特にそういう側面が大きいと思う。
「第3の穴」とか、実際に存在するものなのだと中学生の頃、信じかけたぞ。
まあ百合とかBLに限らず、リアリティがあんまりなくて、ただただ欲求を形にしましたみたいな作品は、あんまり好きじゃないね…。
で、話が大幅に逸れたけど(2回目)
バットマンは3作目あたりのベインが、貧困層の市民に蜂起を呼びかけるシーンあたりで
「これってポピュリズム、反知性主義の影響が大きくなった後の革命をファンタジーとして描いているのかな」
といった感覚になった。
今の2021年の感覚だと、今更感あるけど、バットマンのダークナイトシリーズが公開されたのは2008年とかだから、その頃は、やっぱりメッセージ性があったのかな
もともと宗教観に、どっぷりのアメリカ社会が反知性的なのは驚くに値しないだろうから、やっぱりある程度の今更感は感じる。
けど、トランプの台頭は、そういった匂いが色濃かったし、Qアノンの議会襲撃は、まさに映画にあるような貧困層の蜂起が現実化した形とも言えるのかも
今のポピュリズムや反知性が行き着く先って、止められない気候変動での災害や飢饉を招く氣がする。
「破滅的な未来が待っている」と示した点では、やっぱりメッセージ性があったのか。
今の日本も同じような状況だと思う。
有権者はポピュリスト、反知性主義者たちで構成された維新や自民公明を選んだんだから…。
精神世界にどっぷりの私が反知性とか言っちゃうの笑うけど、線引きをしなければならない部分がある。
陰謀論といえば、ヴィーガン界隈でも無視できない状態。
ヴィーガンやベジタリアン、あとはアンダーグラウンドのゴス界隈は、陰謀論者が多い。
なんとも言えない感じです…。
ヴィーガン界隈は、ゴリゴリにスピリチュアルか、ゴリゴリに科学至上主義の無神論者かの二分化が激しい部分ある。
ヴィーガン/ベジタリアンて、陰謀論者が特に多いスピリチュアルや自然派健康オタと層が被るんだよね。
だからもう不可避的に陰謀論、ノーマスクが蔓延しつつあって…周りに「ヴィーガン=ノーマスク」とか勘違いされるのが、しんどいw
ゴリゴリに科学至上主義で無神論者の人たちは、ドーキンスとか好きなんだろうな
そもそも動物倫理は、科学を元に成り立っているものなので、倫理系統の本を読んでヴィーガンになった人で、陰謀論どっぷりの人なんていない。
スピリチュアルから入った人は「肉を食べると波動が落ちる」みたいなのが、きっかけになる人も多い感じだ。
スピリチュアル(ニューエイジ)と菜食は、日月神示や、シルバーバーチ、ガチめのクリスチャンになる前のドリーン・バーチューさんだったり、レムリアンヒーリングのマリディアナ万美子さんあたりも著書で言及している。
中でもドリーン・バーチューさんは、食だけでなく、衣服や装飾品でも動物搾取をしないことを勧めていたし、ヴィーガニズムの思想が、きちんとあったと思う。
その一方では、「感謝すれば大丈夫」っていうスタイルを支持する人たちもいた。
バシャールとか。
そんな感じで、スピリチュアル側の菜食って必ずしも「倫理的であるか」が基準ではないんだよね
自然派健康オタの方々は、マクロビ系統の玄米菜食とか支持する人とかかな。
マクロビに関して言えば、食だけでは「ヴィーガン」とは呼べないので、自らをヴィーガンだと公言するのは控えてほしいところ。
倫理的云々ではなく、健康上の理由でのベジタリアンだね。
ところで宗教云々の話なんだけど、大分前にみた「神は死んだのか」という映画
クリスチャンの生徒が、無神論者の教授に神の存在を証明するために、えんやこらするストーリーだが…
あまりにも、ひどいプロパガンダ映画だったので、Amazonに星3つでコメントを残してきた
評価コメント全体を開くと、新しいレビューで10/20のものがあるのでそれ。