大陸では中共支配が開始されてから「闘争哲学」と「無神論」が国家理念とされ、教育の場でも児童・生徒・学生に教えられるに至り、徐々に中国人民に浸透していった。
その過程で中華伝統の信仰文化は徹底的に破壊され、宗教団体も国家の支配下に置かれた⇒宗教は「無神論」を掲げる中共支配下に組み込まれ、本来修行の場である寺院や道観・どうかんは中共の「金のなる木」に化した。
中共の最終目的は全ての宗教を消滅させる事にあるが、その手法とは、
1.宗教指導者を北京に招き、高い地位と待遇を与え懐柔し、信仰を忘れさせる。
2.中共に従わない宗教家を徹底的に弾圧し、投獄して社会から排除する。
3.信仰心が高い地域では無神論教育を広め、次世代から信仰心を絶滅する。
中共はこの三段階で宗教を静かに破壊した。
数千年に渡り神仏への信仰心は中国人の道徳を支えて来たが、長期間に渡る破壊と政治運動、中でも10年間続いた「文化大革命」の大混乱により宗教信仰は衰退し、中共文化がその座を奪った。
「闘争哲学」と「無神論」で教育された若者は善悪の基準を失い、年長者は恐怖に沈黙した。伝統建築や文化遺産は破壊され人間と天界の繋がりは大幅に薄れた。
現代中国では「仏教の中国化」会議で「没有共産党就没有新中国・共産党が無ければ新中国は無い」と歌いながら五星紅旗を手に振る僧侶たちの姿がある。この歌は「共産党があったからこそ国が独立し人民が解放された」と繰り返し歌い上げる。
中共の懐柔や威嚇に屈し、信念を曲げてしまった僧侶や道士たちは、大変気の毒ではあるが、その時点で「心を悪魔に売り渡した」と言わざるを得ない。
勿論、その様に仕向けたのは中共なので、誠に気の毒ではあるのだが・・・。



