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環境21世紀の会のブログ

環境21世紀の会は、柏市において活動しています。
身近な内容からグローバルな内容まで書いていきます。

 10月に入って暑かったり涼しかったり、80歳になった小生はすっかり体調を崩しました。着るものでも夏物から秋物に替えたとたんに温度が30度を突破、汗をかいたのを放置して風邪をひいてしまったのです。この風邪が長引き、これが一週間以上続きました。こうしたときに限って持病の脊柱管狭窄症に伴う腰から左足にかけて痛みがひどくなります。こんな病気の持ち主でなくとも、体調を崩したご老体は大勢いるのではないでしょうか。

 

 改めてこの夏、というよりは、その前から台風、豪雨、気温の上昇、地震と続く災害が日本列島を襲いました。こうした気象変動は日本だけではないようです。これは以前から言われている地球温暖化によるもと小生は確信しています。環境破壊は以前から各種データで指摘されていますが、とにかく低炭素化へ努力する以外にありません。地球温暖化対策の国際ルールのパリ協定では、気温の上昇を産業革命前に比べ2度未満にすると掲げています。

 

 筆者の想像ですが、温暖化進むと南極の氷が融け、夏季以外に凍結するはずの北極海は氷らないため海水が上昇する。そうなるとツバルなど海抜の低い島嶼国は水没します。すでに国家として移住を推進している国もあると聞いています。一方で海水が上昇すると、熱帯の国々では海水が蒸発し頻繁に低気圧が発生します。その熱帯性低気圧は移動しながら海水を吸い上げ、台風となり大陸や島嶼を襲います。地震発生についても海水の上昇や温暖化で、海底プレートに変化をきたし地震が頻繁に起こることになります。気候変動は環境を破壊し人々の暮らしを直撃し人類の生存すら危うくします。

 

 しかし私たちは産業革命以来、経済成長のためにGDPを追い成長を追い続けています。結果は地球資源を食い尽くし、温暖化を招き、これによる洪水や干ばつによる世界の飢餓人口を増やしています。もはや低酸素社会への強力な取り組みは待ったなしです。とくに政府国会が強力なインセンティブを取らなければ手遅れになります。・・以上、小生の愚考による専門的な検証もなく想像で書きましたのでご勘弁を。

 

 政府国会も、と書きましたが、相変わらず経済成長、成長戦略などと掲げていますが。低酸素社会への取り組みはあまり見えてきません。私たち国民も地球温暖化にもっと関心を示す必要があります。まず自らの生活スタイルを考えることから始めてみてはいかがでしょうか。という小生はと振り返ってみますと、現役時代の関係図書や書類など、引き取り業者や分別ごみとして処分しました。家内は新聞広告の着物宝石類の買い入れ業者に電話し処分しました。あまりにも低い価格にがっくりした様子でした。

 

 車も燃費30㌔近いハイブリットのPHV(家庭用電源充電式)に替え、ほとんど充電のみで済んでいます。もちろん照明はLEDに。電力も安い新電力に替えました。夫婦とも手術等で体重減となり45年前の服やあまり着ていない衣服も含め70%ほど処分しました。生活費もかなり減少しました。しかし、もし政治的失敗により経済変動が起きれば、この努力は吹っ飛び家計は破綻です。

 いま、古い時代劇映画にはまっています。49型のテレビ画面に左右が欠けて映るのがなんとも時代を感じさせるのです。ほとんどが30年から40年くらい前の映画ですので他界した主人公や、当時はわき役だった人も現在は似ても似つかない顔つき風袋になっているのですが、名前を思い出すのに一苦労です。1時間ものですが、それが題名の違う映画に同じようなキャストで出演するためロートルにはこんがらがってしまいます。

 

 その時代劇映画にウナギをとる場面やかば焼き、塩焼きなどでちょくちょく出てきます。現代ではうらやましい限りです。食べたいときに躊躇する高値には庶民の口には遠ざかったままです。しかし、このウナギ、すでに世界ではじめて完全養殖化に成功したことは報じられましたが、最近になって人口孵化した稚魚を養殖業者に渡し、天然の稚魚を養殖池で通常の方法で成魚に育つか試みるとのことです。完全養殖化を進める国立研究開発法人、水産研究・教育機構では年間1500匹程度が生まれるようになり期待が高まっています。

 

 自国の完全養殖ウナギを食べることはどこの国からも批判を受けることはないでしょう。

この完全養殖ウナギの一方で、近畿大学水産研究所でも世界ではじめてマグロの完全養殖に成功し、すでに「近大マグロ」のブランドで出荷され、輸出も開始したそうです。ウナギといいマグロといい天然資源の枯渇が懸念され、いずれも絶滅危惧種に指定されていますが、食に関することでは逆に、日本は食料品廃棄率で一人当たりの廃棄量は世界一、だが、食料品の自給率は先進国の中でも一番低いということです。

 

 本来食べられるはずの「食品ロス」は、消費大国アメリカと日本との比較でも人口比で日本の食品廃棄量が多く、廃棄金額はアメリカが年間13兆円、日本は11兆円(netNAVERまとめ>)に上るそうです。日本の食料需給は大半を輸入に頼っているとのことです。また、食料ではありませんが、プラスック廃棄物の海洋汚染も気になるところです。最近はマイクロ(100万分の1)プラスチックやナノ(10億分の1)プラスチックについてもG7で問題を協議しています。

 

 現在、漁業や生態系に大きな影響を及ぼすことが懸念され、先にカナダで開かれたG7でプラスチックごみは全世界の課題として対処する必要があるとのことで、海洋保護と持続可能な漁業の実現、沿岸部のコミュニティへの支援などを各国に促す「海洋プラスチック憲章」を掲げました。日本は趣旨には賛成、しかし、国内法の整備と社会への影響など、解明しなければならない点が多いとのことで、署名しなかったとしています。ウナギもマグロも完全養殖に成功したものの、マイクロ・ナノプラスックに私たちが無関心では日本の最先端技術が泣くというものです。

 8月はいやでも先の敗戦を思い出させる月です。広島、長崎への原爆投下、そして敗戦の日となり、それぞれ慰霊祭や追悼式が催されました。毎年「二度と繰り返しません」「絶対に戦争はダメです」あるいは反省の言葉がメディアで取り上げられます。今年、小生はとくにこの「反省」という点を注意深く見ることにしました。

 

 それは年号が最後の年になります。昭和の戦争、敗戦。平成は日本にとって表向きはへいせい(平静)でしたが、着々戦争ができる国への体制づくりが進んだのが平成でした。そこで、戦後73年となった平成最後の今年、政府主催の全国戦没者追悼式での安倍首相の式辞は、相変わらずアジア諸国への加害責任には触れずじまいでした。

 

 それにくらべ来年4月末の退位を控え、平成では最後の天皇陛下の「おことば」は、「先の大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします」「戦後の長きにわたる平和な歳月に思いをいたしつつ、ここに過去を顧み、深い反省ととともに、今後、戦争の惨禍を再び繰り返さぬことを切に願い・・・」と、戦没者に対する深い悲しみと、今後とも戦争を繰り返さぬための過去に対する「反省」の文言を盛り込んでいます。

 

 一方、安倍首相は「戦争の惨禍を、二度と繰り返さない」と不戦の誓いを述べましたが「反省」の言葉は今年もありませんでした。この「反省」の中にはアジア諸国への加害責任も含まれることは言うまでもないことですが、反省をいつまでも繰り返す「自虐感」もあります。

戦後73年にもたっていつまでも『反省』を繰り返す必要はない」という意見もあります。

徐々に戦前生まれも少なくなり、戦争体験者も同様です。このような意見が多くなることも最ものことと思います。

 

 ただ、ただ学校教科書の近現代史も加害責任はさらりとしたものとなっているようです。

年々加害責任が薄められるような方向を辿ってきました。作家の高橋源一郎さんは「過去が分からない人間に未来はない。過去の中に知るべきこと、繰り返すべきこと、否定すべきことがあるのに」と述べています。小生はこれと同じように過去ジャーナリストの一員として「過去を知らずして現代、未来を語れず」を肝に銘じて仕事に取り組みました。

 

 因みに安倍首相は今年も靖国神社へ玉串料を奉納しました。しかし天皇陛下は何故靖国神社へお参りに行かなくなったのでしょうか。それは昭和天皇の時代からです。理由は、戦争犯罪人が合祀されてからです。それだけ昭和、平成、天皇は先の大戦の責任と反省に立って、国民に寄り添う「象徴」としての役割を果たしてきたのではと思います。多分、加害者としての隣国とのわだかまりが未だにとけていないこともあるのではないでしょうか。