眠れない、のこと | その日まで生きよう

その日まで生きよう

人は誰でも老い病み死ぬ。その当たり前のことに向き合って生きて行きたいと思います。

私は長年、眠剤のお世話になっています。

 

たぶん最初の不眠は20歳のころ。とある出来事で、夜が怖くなったことから。

しかし、それが半世紀にわたる不眠の原因とは思えません。

ともあれ、眠たくても眠りを邪魔する悪魔が頭の中に居座って、眠りの精の登場を邪魔するのです、毎夜毎夜。

夜が近づくと「うまく眠れるかどうか」が最大の問題となります。

 眠剤の本日のメニュ―は? と考える夕暮れ。

 しんどいわ。

 

眠れないのよ、長年の不眠でね、、、と人に伝えるのは「賭け」です。

 そお? それはつらいわね。

と答えてくれる人とは友達になれます。

 

ところが、かなりの頻度で、

 

 朝日を見るといいわよ

 あったかいミルクとか飲んでみて

 運動足りないんでしょ

 ゆっくりお風呂に入って温まって

 

という対応をされます。

 がっかり。この人とは友達にはなれそうにありません。

 

 眠れる人は、 

 

 眠れないのは生活習慣の問題、夜更かし朝寝してるんでしょ、刺激物とりすぎでしょ、

  眠れなくても死なないやん、寝なければいつか眠るもんよ

 

そんな程度に思っているのでしょうが、

 

 不眠は、死にます。 

 

 

 私は毎朝、朝日を見ます。朝焼けが大好きだから。

 三食必ず決まった時間に食べます。間食は基本的にしません。コーヒーは朝しか飲みません。ランチの後に飲むことはあるけれど3時以降は飲みません。アルコールもなめるくらい。毎日散歩を欠かさず程度な運動をします。テレビは嫌いだから見ません。寝る前のスマホもやりません。夜更かしは苦手なので、どんなに遅くても10時前には寝ます(寝る状態にあります)。寝室は寝るためだけの部屋で、部屋は暗く、音もありません。 闇と無音が好きです。

 

 眠りの精は来ません。