大切なものを大切にして生きるために | でこぼこな私をおもしろがってみる

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子供のときにSJSという難病にかかり、後遺症で視覚障害があります。
どんな自分もまるっと受け止めながら、おもしろがりながら笑って生きたい。そう願いながら綴っています 。

こんにちは。



まりこです。



先日テレビで


「さんまのまんま」を見ていたら


つんく♂さんがゲスト出演していました。



つんくさんといえば


シャ乱Qのボーカルであり


モーニング娘。など


数々のアーティストのプロデューサーですよね。



2014年に喉頭がんが見つかり


声帯の摘出手術をしました。



それからは


パソコンに文字入力しながら


人とコミュニケーションをとっています。



☆☆☆☆☆☆☆



さんまさんが


「話せないのはやっぱりもどかしいですか」


そう聴くと


うんうんとうなずくつんくさん。



でもそのあと


パソコンにこう打ち込みました。



「いままでだいぶ


無駄なことをしゃべってたんだと思った。


しゃべれなくなっても


なんとかなるもんだと思った」



つんくさんじゃないと


ぜったいに言えないことだなと思いました。



普通に話せていたら


ぜったいに感じられないことだなって。



つんくさんはいま


ほんとうに話したいこと


伝えたいことだけを


周りの人に届けているのかもしれません。



私自身も日々感じていることだけど


病気が教えてくれることって


やっぱり計り知れないです。



☆☆☆☆☆☆☆



ほんとうに話したいことを


話しているかな。



言わなくてもいいことばかり


人に伝えていないかな。



ほんとうに見たいものを


見ているかな。



見たくないものばかり


自分に見せていないかな。



ほんとうに聴きたいものを


聴いているかな。



聴きたくないものばかり


自分に聴かせていないかな。



与えられている尊い感覚を


大切に使えているかな。



つんくさんの言葉から


私はどうだろうと


考えるきっかけをもらいました。



悪口や愚痴や不満を言うのも


ダメなわけじゃないけど


それよりも


幸せでいられることをたくさん話していたい。



しんどくなる情報を見るのも


ゼロにはできないけど


それよりも


大好きな人の顔や姿


情景を自分にたくさん見せてあげたい。



聴きたくない情報が


耳に入ってくることもあるけど


それよりも


大好きな人の声や言葉


音楽を自分にたくさん聴かせてあげたい。



話せること


見えること


聴こえること


当たり前じゃない大切なものを


大切にして生きるために。



大切な人と


大切な時間を


大切に生きるために。



おわり