白状(はくじょう)と私② | でこぼこな私をおもしろがってみる

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子供のときにSJSという難病にかかり、後遺症で視覚障害があります。
どんな自分もまるっと受け止めながら、おもしろがりながら笑って生きたい。そう願いながら綴っています 。

こんばんは。

まりこです。



前回の記事のつづきです。


白状を持てなかった私が

なぜ持てるようになったのか。


一番のきっかけは

卒病カウンセラーの



5〜6年前に

うさこさんのブログに出会って

うさこさんの文章が好きになって

うさこさんのファンになりました。


うさこさんは

ご自身が視覚障害者であること

そして

以前は

白状が持てなかったことをブログに書かれていて

私は

とても親近感がわきました。


うさこさんにお会いしたいと思うようになった私は

セミナーやトークショーに行くようになりました。


☆☆☆☆☆☆☆


ここに書くのは恥ずかしいのですが

私は

行ったことのない場所や

知らない場所にひとりで行くのが怖くて

そういう場所に行くときは

家族や友達に

一緒に行動してもらっていました。


でも

周りの視覚障害者の友達は

行ったことのない場所や知らない場所でも

ひとりでバンバン出かけています。


「困ったらだれかに声をかけたらいい。
なんとかなる」

と言っていて

たしかにそうなんですけど

私が不安がりすぎなんですけど

もし声をかけて

助けてもらえなかったらどうしようとか

無視されたらどうしようとか思ってしまって。


☆☆☆☆☆☆☆


うさこさんのブログを読むようになって

しばらく経ったころ

うさこさんのセミナーが

私が住む大阪で開催されることを知りました。


私は

どうしてもうさこさんに会いたい

家族や友達に頼らずに

自分の力だけで

どうしてもうさこさんに会いに行きたい

そう思ったんです。


そして

行ったことのない場所にあるセミナールームまで

白状を持って

ひとりで行く決意をしました。


前もって

セミナールームがあるビルに問い合わせて

駅からの行き方を詳しく教えてもらって

電車の乗り換えは

駅員さんに誘導してもらって

たくさんの人に助けてもらいながら

うさこさんに会いに行くことができました。


この経験が大きな自信になって

そのあとも

うさこさんのセミナーなどに何度か行きました。


そして昨年には

うさこさんが講師を担当してくださった

心屋塾マスターコースを卒業することができました。


「よく来てくれたねー!
がんばったねー!」

うさこさんが

いつもそう言って

私を褒めてくださるのが

ほんとうにほんとうにうれしかった。


失礼な言い方になってしまうかもしれないけど

正直に言うと

憧れの

大好きなうさこさんも白状を持っているなら

自分も持てると勇気がわいたんです。


大好きなうさこさんと同じだと思ったら

うれしかったんです。


白状のことだけでなく

等身大の姿を見せてくださるうさこさんから

私は

たくさん勇気をもらいました。


私の人生において

とてもとても

かけがえのない出会いとなりました♡


☆☆☆☆☆☆☆


白状を持つようになった私を見て

「白状持ってるの珍しいねー」

と言ってくれた友達もいたし

あえてなにも言わずに

見守ってくれた友達もいて

最初は緊張したけど

それがとてもうれしかったです。


そもそも

なぜ白状が持てなかったのかというと

人の視線が気になるからなんですよね。


でも

白状が持てるようになって

ひとりでの行動範囲も広がって

人の視線のなかに

優しい視線があることに気づくことができました。


「大丈夫ですか?
どこかまで行くなら
お手伝いしましょうか?」

と声をかけてもらったり

道を開けてもらったり。


困ったとき

こちらから声をかけると

快く助けてくださる方が多くて

ほんとうに

なんとかなるんだ

大丈夫なんだと思える経験ができています。


正直に言うと

いまでもまだ

持てないときもあります。


そんなとき

また罪悪感にさいなまれることもあるけど

持てない自分より

持てるようになった自分を

いまは認めてあげたいと思うんです。


だって

まったく持てなかったところから

持てるようになったんだから

私にとってはすごいことです。


人は

ちゃんと必要なタイミングで

なんとかなっていくのかもしれません。


私みたいに

だれかとの出会いやなにかの出来事で

必要なことに気づいていくのかもしれません。


だから

極論

やっぱり

大丈夫なんでしょうね。


いまは大丈夫と思えなくても。


ほんとうにそう思いました。



最後まで読んでくれてありがとうニコニコ