夏が終わる。

台風11号が関東を通過する朝、僕は出発の準備をするんだ。


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台風の進路を考え、早朝の出発を予定していたが、仕事の都合で満足な、メンテナンスもパッキングも出来ないまま、僕は寝坊して当日の朝を迎えたんだ。


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朝11時。出発の準備が整った。 

どうやら台風に突っ込む形になりそうだ。

だが、「台風一過」 過ぎてしまえば必ず晴れる。そう信じて僕は出発したんだ。

少しでも被害を抑えようと中央高速を選んだのだが、12時位だろうか甲府の辺りで集中豪雨にあう。

暴風豪雨により視界は奪われ、全然前に進めない。

合羽に至っては、完全に防水効果を失い全身びしょ濡れ。ブーツの中もびしょ濡れだ。


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覚悟はしていたものの、こうコンディションが悪いと時間と気力と体力を浪費するだけで、引き換えそうかとも思ってしまうほどだった。












だが、台風は東へ 僕は西へ くじけることは無い。


長野に入った頃だろうか、雲の隙間から青空が覗きだし、気温も上がりだした。

合羽を脱ぎ、パンツまでびっしょりになった体を乾かす為に、「社会の窓」全開で快走する。

台風を抜ければこっちのもんだ、僕もバイクもゴキゲンだw








さぁ、これからだ!  とそんな時だ。

バイクが突然加速しなくなる。

エンジン良好。 ミッション良好。 クラッチも問題なし。

とりあえず、高速の路肩にバイクを止めてみる。






















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    !!!何かが足りない 







でも大丈夫。

元来、バイクなんて物は、人間の次に信用していない。

こんなこともあろうかと、予備のベルトは持ている。

ただの消耗品の交換だ。 OILやタイヤと同じだ。

大型トラックが通る度に揺れる高速の路肩で作業を急ごう。

素早く済ませないと、道路公団の奴らが来てしまう。

奴らは決まってこう言うんだ。 「早く移動して下さい」 「早く移動して下さい」 とオウムのようにな。

作業自体は簡単だ。

そそくさとベルトをはめると僕は又前進したんだ。




でも、あれだ

ほんと、助かった。

ベアリングをビックローラーからスタンダードに変えといて良かったwwwww

あのままビックローラーを入れていたら・・・・・あぁ・・・・・なんて恐ろしい。






普段は淡々と距離を消化するだけの高速だが、台風やらベルトやらで中々ペースが上がらない。


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養老SAに着いた頃には月が出てきてしまう始末。


だが、ここで僕は本当のトラブルに直面する。










「携帯が浸水により壊れる」



コレは困った。全然反応しない。


そして、何よりも 「とても心細い」


それでも前進しなくてはならいので、また走り出すが・・・。


まぁ。なんともやる気が出ない。


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SAでグータラ グータラ したりして写真撮って遊んだり、コーヒー飲んでブレイクタイムを楽しんだりしながら、何とかかんとか 深夜3時頃だろうか、目的ICまで到着する事になる。
 

そして、やっと本編が始まるんだw