(※秩父湖周辺「やまびこ広場」にて愛車を撮影するヒロ西村氏)毎度の事だ。
俺は一人遊びのベテランだ。
早起きして、西東京→飯能→奥秩父→塩山→柳沢峠→奥多摩→西東京の周回コースのツーリングコースは俺の十八番だ。
時折、友人を誘って行く事もあるが、今回は珍しく「朝に弱そうな」印象の強い、ヒロ西村と同行することになったんだ。
途中「ブレーキ効かない。超ウケる~」とか「マヤ文明の不思議」とか「新緑と深緑の発音の違い」なんかと、よくある話しをながらショートツーリングを楽しんだんだ。
楽しかった。
当然だ。
バイクが好きなのだから走って遊んで楽しいのは至極当然だ。
翌日、予想以上に睡眠不足ながらも、早起きし上野に向う。
好きな物=楽しい
この方程式は、そう簡単には崩れないと思われるが意外とそうでも無い事を知ることになる。
向った先は

国宝 阿修羅展
現在開催中の人気特別展である。
興福寺創建1300年を記念 とあるだけに
阿修羅像を含む 八部衆像 と 十大弟子像 が大集合なんだ。
これは期待出来るとばかりに、会場30分前に到着。
既に博物館の前には30人程度の列が出来ていた。
GW明けの平日の朝一番でこの人数は、ちょっと驚きである。
だが、これが開場5分前になると・・・・

超長蛇の列。
30分遅れていれば僕はこの長蛇の列の最後尾に並んだことになる。なんと恐ろしいことか。
中に入るとお楽しみタイムの始まりだ。
興福寺 1300年の歴史を経た仏像群もさることながら、鎌倉時代の慶派作の四天王もかなり見ごたえはある。
欲を言えば、展示物が少ない。 展示物が少ないのを補うべきか最後のブースでは、CGを使った解説ムービーを上映していた。
混雑にも程がある。先頭でスムーズに観覧できたが、軽く2週目をしようと第一ブースに戻ると完全なるイモ洗い。地味に地味に人を掻き分けやっとのおもいで一つ見れるそんな常態だ。
率直に感想を述べると、いまいち。★★☆☆☆
こんな感じだ。人ごみで全体像もまともに見れない状態ならNHKの特番かDVDでも見ていたほうがよっぽど感動できる。そう感じた。

会場を出て振り返れば人は更に増え入場まで一時間待ちのプラカード。
こりゃ、まともに見れんわな。
早起きして、楽しみにしていた結果が欲求不満じゃ帰れない。

ふと見ると、いつも修理中だった表慶館 が綺麗になって特別展が開催されていた。
何かと思えば

「ふ~ん。カルティエね。宝石見たって面白くねぇ」
「大体人の価値ってのは見かけじゃないんだろ。」
「ことさら、装飾でかさ増しなんて滑稽だ。」
期待の阿修羅展に不満足の僕は文句たらたらだ。
でも、文句は見てからだ。
期待せずに入ると。
「うわ~。素敵~!」
キラッキラだ。ダイヤモンドがキラッキラだ!
こんな輝き始めて見たぞ!
単なる装飾品を越えた芸術作品とも言える ティアラ ネックレス ブレス 時計 チャーム どれもこれも想像を軽く超えたものばかり。
すげぇ俺、感動したぞ。
なんかさ、衝撃って意外なところにあるんだね。