①ミセスとミスチル

 

ミセスことMrs. Green Appleのメンバー3人は

1990年代中頃に誕生している。

同時期、ミスチルことMr.Childrenがヒットを連発していた。

 

ミスチルは

・高校の同級生が中心となり、当初は5人だった。

・渋谷のロイヤルホストでバンド名を決めた。

・Mr.(大人)とChildren(子ども)の対比を狙った。

 

②MV『コロンブス』

 

ミセスは初期の頃から「前人未到」を意識している。

アメリカ大陸に到達して名を残した『コロンブス』を思いつくのは自然な流れだろう。

(同曲はやはりアメリカの3人バンド、HANSONのデビュー曲(1997年)に似ている。)

 

ミセスが7/6から予定しているツアーには、ドイツ語で「宇宙(空間)」を意味する言葉がある。

『コロンブス』発表を受けたツアーなら、ホライゾン(地平線・水平線)やエクスプローラー(探検)など地球に留まりそうだが。

映画『猿の惑星』のオマージュ説は案外ありえそうだ。

 

MVには「6」が多かった。

・類人猿の人数。

・冒頭、類人猿に遭遇した部屋、白い柱(柵だとヤバイ…)が左右に6本ずつ、計12本。

・同シーン、ローテーブルのつなぎ目の模様(恐らく釘)が3✕3、計9。2箇所見えるが、テーブルは「4足」なので9✕4、計36 になる。

・天文学を学ぶシーン、コロンブスの後ろにあるキャンドルが左右に3本ずつ、計6本。

 

今までピラミッドとコロンブスやナポレオンとの関係が分からなかった。

ミセスが過去にフランスを意識しており、パリオリンピック1ヶ月前であることを踏まえると、

パリのルーブル美術館のピラミッドかもしれない。

 

類人猿との撮影シーンで、コロンブスが親指と人差し指で作った「L」で目を強調し、

ベートーヴェンが望遠鏡を左目に当てるのは、

構成上おかしくない。

しかし「6」とピラミッド、オリンピックを加えると、陰謀論の「目」が連想される。

 

ミセスのボーカルはコカ・コーラ好きを公言し、昨年に続きCM曲を書き下ろしている。

サビの歌詞では「〜の様な」など、長母音Oと母音Aで韻を踏んでいる。

「コーラ」のように。

(※ソーカではないはず。)

 

コカ・コーラに敬意を評して、発祥地のアトランタをイメージしたのかもしれない。

それがパリオリンピックから連想した1996年頃(アトランタオリンピック開催)の世界観なのか、

南北戦争後に街の再建をした「リセット」なのか(MVの最後が「バベルの塔」を連想させる)、

コロンブスによる西洋文明の持ち込みなのか…。

 

最後に。

縄文と大陸からの移民、琉球と日本の侵略、北海道開拓など、日本にも類似する歴史がある。

「縄文」「yap遺伝子」「自然との共生」「平和」を繰り返すインフルエンサーの皆さんがやけに静かなのは、なぜだろう?