2016年6月13日

一時退院中のお母さんが
心療内科の診察に
ついてきてくれた。

5月にガンのことを私に
どう告げればいいのか
迷っていたお母さん。

私がショックで
体調を崩さないか
それが心配だったらしい。

結局、緊急入院になったことで
お父さんから、なんの前触れもなく、
ガンって知らされることに
なるのだけど
私は大丈夫だった。

診察室で、お母さんは
35年前の甲状腺癌で
死を覚悟したのが、
この歳まで生きてきたこと。

でも、今回のガンは
35年前と同じようには
行かないと思いますから
自分に何かあった時は
この子をお願いしますと
先生に言った。

お母さん、死を覚悟してたのかな。
そこまでいかなくても
抗がん剤治療等で、家族に
負担かけると思ってたのかな。

とにかくこのタイミングで
先生に会っておきたかったのだろうな。
それは正解だったな…。

先生は
今が1番大事な時だから 
乗り越えて欲しいこと、
薬も増やすつもりはないこと、
私が親にものを言えるように
なって、
理性的な会話ができる家族だと
思うから、言いたいことは
言ってもいいこと、
などを仰った。

お母さんは先生と直接話せて
安心した様子だった。

家に帰ってお父さんに
報告したら
泣いたい時は泣けばいいと
言ってくれた。

なんでだろ。
いま、書いてて泣けてくる。

診察前。
いつも私は近くのスタバで
コーヒーを飲む。

この日、ふだんあまり
コーヒーを飲まないお母さんを
連れて行った。

「こういうとこは
どうやって注文したらいいか
わからないてへぺろうさぎ」と、
可愛らしいことを言う
お母さん。

コーヒー飲んでたら、
自分でレジに行って、
シナモンロールを2つ買ってくれた。
1つずつ食べた。
普段は血糖値を気にして、
甘いものにはあまり手を
伸ばさないお母さんだったのに。

おいしいなぁ、って言ってたな。

この日から1ヶ月も経たないうちに、
お母さんがいなくなるなんて、
想像もしなかった。

この日から半年が過ぎた。
でも、私の中では
忘れられない2人の時間。

最近、
お母さんに側にいて
欲しいなってよく思う。