GO TOキャンペーンなるものが行われても、新型コロナウィルスのせいで観光地はどこも大打撃を受けている。道東のここ釧路も例外でないようだ。
いつもならたくさんの来訪者が見込める夏休み。しかし、この夏の空港は、人もまばらだ。
必ずしもコロナの影響だけではないかもしれないが、見渡すと、お土産屋が2軒、喫茶が1軒、閉店し、それぞれガラーンとした空きスペースになっていた。

今日、わざわざここまで来たのは、Aさんの通院に付き添うためだったが、Aさんが住んでいる老人ホームも、感染対策で面会や外出が大幅に制限されているという。
Aさんも好きなパークゴルフができなくなり、毎日退屈でしょうがないそうだ。
…これは本土のあるお客さんの実話だが、その方は、コロナで好きだった散歩を控えるようになったが、そのうちあれよあれよと体力がなくなり、体が弱って、なんと、つい先日ついに亡くなってしまった。
驚いた私がご遺族に聞いたら、死因は老衰とされたそうだが、実質的にはコロナの関連死といえよう。無念だ。

Aさんにもその話をして、限られた屋内環境で、ではあろうが、積極的に運動をするように、と伝えた。
Aさんもわかっていて、「毎晩ホームの廊下や階段を30分歩いてますよ。」とのことだった。
高齢者の方は本当に気を付けていただきたい。私も気を付けるつもりだ。

病院の待合室で雑談しながら待つこと2時間。診察は5分くらいで終わり、戸外に出たら、見事な青空が広がっていた。
当地釧路の気温は、この日24度まで上がった。私には実にすがすがしく感じられたが、Aさんは暑い暑いと言っていた。

このコロナ禍には、政府も自治体も、あたかも打つ手なしの状況が続いているが、文句をいっても始まらない。まずは自分が感染しないよう、しっかり用心する。しかし、体力の維持には十分気をつかう。
だが、可能な限り、外出や他人との接触をやめることだ。私のようにこうして旅から旅をやめない男が言ってもあんまり説得力がないが…。
いずれにせよ、釧路空港ターミナル内のガラガラのレストランで「自家製塩辛」をつまみにビールを飲みながら、私は強く、そう思った。

ところで、ここの塩辛は、私は日本一だと思います。あんまりうまいので、しかし、空港レストランで出してる品、どうせどっかのメーカー品だろう…と、見下して、いつか「この塩辛はどっかで売ってないの?」と聞いたことがあったが、「売ってないんです。ここで作ってますんで。すみません。」と。あやまるこたぁないよ、店員さん!
いずれにせよ、以来ここに来ると私は必ずこの塩辛を注文することにしているのだ。

ま、そんなことはどうでもいい。
みなさま、感染症にくれぐれを気を付けて。そして、お元気で。私もコロナになりません!
日本が核兵器禁止条約に参加するべきだと思う理由は何ですか。
「日本は唯一の戦争被爆国だから 62%」
ほとんど、論理的といえない、かなり情緒的な回答だ(戦後75年世論調査)。
しかし、私はほとんどの日本人がこういう情緒を持ち合わせていることがうれしい。

さて、私は沖縄県の宮古島に日帰り出張してきた。
当地でも、新型コロナウィルスの感染者が2名確認されたとのこと。医療体制が盤石とはいえない離島の行く末が非常に案じられる。実は私も、このコロナ爆発状態の東京から沖縄に行くのが、すごくためらわれたのだったが、あるやんごとなき用件があり、小さくなりつつ飛行機の客となった。…が、あにはからんや、機内は家族連れでたいへんな賑わいなのであった。
夏休みもスタート。年来心待ちにしてた旅行計画を、おそらくみな忸怩たる思いも多少抱きつつ、こうして実行に移してるのに違いないのだ。コロナの蔓延、うべなるかな、との気持ちになる。
前回、あれは春休みのころだったか、沖縄・宮古に来たときは、たしか県内の感染者数はまだ全部で6名だったと思う(注 8月1日現在県内合計453名)。しかし、やはり飛行機はほぼ満席で、観光客は大挙して来島していたし、ホテルではまだビュッフェスタイルのランチ提供などもしていた。また、宮古島島内では、マスクしてる人もほとんどいなかった。これから大丈夫かな…と強く感じたのをよく覚えている。その不安が的中してしまったともいえる。

しかしそれにしても、8月の宮古島の海はあくまでブルーだった。真っ赤なハイビスカスは雑草のように生い茂っている。そして、ちょっと歩くと、もう汗でビショビショになる暑さ。
しかし実はここは、私の第二のふるさと。
用件をすませた(実はあんまりうまくいかなかったが…)私は、島の、いや、沖縄県全体のコロナ終息を祈りつつ、帰りの便の客となった。
そして思った。なにより私自身がコロナに感染しない、コロナに負けないことだ、と。
…世界中で、みんながみんなそういう自覚をもって衛生的に過ごすこと。それが、新型コロナウィルス撲滅のための大前提ではないかと思うのだ。
2020年の新語・流行語。
早くも出そろった感がある。
文字通りの「新語・流行語」といえば、もちろん「新型コロナウィルス」にとどめをさす。…というより、2020年いちばん流行してしまったのが、ほかならぬこのいまわしいコロナそのものなのであった。
しかし、そのほかに「PCR検査」「クラスター」「三密」「ソーシャル・ディスタンス」「ステイホーム」「オンライン飲み会」 また、「濃厚接触」「無観客」「不要不急」なんてのもあった。ここまでですでに10個だ。
ほかにも、「緊急事態宣言」「定額給付金」「持続化給付金」「困窮学生」といった政策がらみから、「専門家のみなさん」「医療従事者」「医療崩壊」「もちこたえている」といった独特の言い回し、あるいは「オーバーシュート」「テレワーク」「ロックダウン」といったカタカナ用語にも事欠かない。
「コロナ離婚」、また「アベノマスク」なんてのも有力候補か。
…さらにいえば、こういう場であげるのもためらわれるが、「志村けん」
志村さんのお名前を見ぬ日がなかった、このコロナの春であった。
私は志村さんの番組をあまり見たことがなく、東村山音頭ですら訃報を機に初めて聞いたほどだったが、亡くなって、志村さんがいかに卓越したエンターテイナーであったか、その存在感がいかに大きかったかを再認識させられた。改めて、その死が惜しまれる。
いずれにせよ、多少下火になったとはいえ、コロナは今も流行し続けている。
しかし、2020年の下半期は、あるいはコロナ克服を象徴するような、もっとプラスイメージの新語・流行語にお出まし願いたいものである。
そして「健」「克」「癒」「復」あたりが「今年の漢字」になってくれれば…と願う。
(出張先のビジネスホテルにて)