「ご到着地釧路の現在の気温は0度です。」機長の機内放送に満員の乗客がどよめいた。
三連休の初日、私は北海道ツアーを楽しむため、まず、道東の釧路に向かった。さあ、仕事を忘れてリフレッシュするぞ、うまいもの食べるぞっ!
しかし寒い。
当地は行けども行けども枯木林だ。その片隅で製紙工場がモクモク白い煙を吐いている。
…さて、まずはどこへ行こうか。湿原は何度も行ったし、和商市場に行っても独り暮らし、買い物の用はない。迷ったあげく、知人のAさんが入居している当地の老人ホームに向かった。
Aさんの暖かいお部屋で談笑しながら、Aさんがコープ札幌で買ってきたタコの頭と、焼酎をごちそうになる。
窓の向こうの春採湖が鮮烈に夕焼けてきた。絶景!まさに旅の醍醐味。
「そろそろ失礼しますね。今日はほんとにごちそうさまでした。また連絡しますよ。」
Aさんは決して引き止めたりしない。「ホテルで食べなさい。」と、私の好物であるバナナを2本、持たせてくれたのだった。
(つづく)
三連休の初日、私は北海道ツアーを楽しむため、まず、道東の釧路に向かった。さあ、仕事を忘れてリフレッシュするぞ、うまいもの食べるぞっ!
しかし寒い。
当地は行けども行けども枯木林だ。その片隅で製紙工場がモクモク白い煙を吐いている。
…さて、まずはどこへ行こうか。湿原は何度も行ったし、和商市場に行っても独り暮らし、買い物の用はない。迷ったあげく、知人のAさんが入居している当地の老人ホームに向かった。
Aさんの暖かいお部屋で談笑しながら、Aさんがコープ札幌で買ってきたタコの頭と、焼酎をごちそうになる。
窓の向こうの春採湖が鮮烈に夕焼けてきた。絶景!まさに旅の醍醐味。
「そろそろ失礼しますね。今日はほんとにごちそうさまでした。また連絡しますよ。」
Aさんは決して引き止めたりしない。「ホテルで食べなさい。」と、私の好物であるバナナを2本、持たせてくれたのだった。
(つづく)