選手たちの疲労や負担を考えればよいことなのだが、連日の熱戦で一気呵成に決勝戦まで上り詰めていく、あの燃焼感というか、クライマックス感みたいなのが懐かしい。
それにしても甲子園ってのは特別だ。
たとえば、負けた選手たちが持って帰るあの「甲子園の土」
「オリンピックの土」も「ワールドカップの土」も僕は聞いたことがない。甲子園が、甲子園だけが、いかに特別な聖地かということなのだ。
あの学徒動員を思わせる入場行進も、入場行進らしくていい。今はむしろ平和の証として、私は楽しむ。
それに、なんといっても泣かせるのが、試合開始と終了を告げるあのサイレンではなかろうか。…あれはいったい何なのか!?
さっぱりわからないが、いいものはいい!
そして、甲子園というと出場校の地元が異常に盛り上がる。これほど郷土というものを感じさせてくれる全国イベントはない。選手の出身がどことか関係ない。こんなに狭い日本列島なのに、その地方だけ異常に 盛り上がっている……そういうのが私は好きだ。
それにしても、あぁ、私も甲子園に出たかった! もっと真剣に甲子園を目指すべきだった。野球がうまければ…だが!
大船渡高校の佐々木投手だって、きっと甲子園に行きたかったろう。プロ野球や大リーグやオリンピックに行くよりもずっとずっと!