S玉県の高校入試方式はちょっと特別。
知らないと結構ヤバイっす。
と言うことで、昨年度の知識をシェアしますね。
①確約ってなぁに
②公立高校至上主義?
③進路先は無限
の3本を予定。
今回は、一番気になる確約について話します
①確約ってなぁに?
学校個別相談にて、私立高校の合格保証(一定の条件あり※)をもらうこと。
※当日の試験を受ける。著しく低い点数でない
まずは、今の埼玉方式になった歴史を紐解くと合点がいきます
要は行き過ぎた偏差値至上主義にまつわる弊害の一つとしてあった「高校と中学校の癒着?」を禁止した事に始まります。
※こちらのリンク先の真ん中あたり
これ以降、紆余曲折ありながら、今の埼玉方式が確立しました(笑)
確約って言われませんが信じて良い?
当然、「確約」というワードでは(就職活動時の内定のような)契約成立と解釈される懸念があるため、オブラードに包みつつ、「安心して受験して下さい」「この成績なら大丈夫です」と、大人の工夫をしながら対応します。
学校によっては管理番号をもらい出願時に入力する方式もあります。
ですから、確約をもらえない時、高校側は、はっきりと「北辰テストの成績が上がったらまた来てください」と伝え、誤解のない運営をします。
※学校側もトラブル避けたいんです。モンスターペアレントに絡まれたら面倒ですからね
なので、これって確約かしら~?という時は確約もらったと認識して大丈夫です。
因みに、確約貰ってない私立高校は受験するべきではないですよ。高校側も見ず知らずの生徒より、その学校に興味を持ち基準をクリアした生徒を優先したいですからね…
一方、中学校側は何も出来ません。
何処を受けるか?については何回もアンケートをし、教育委員会にて集約され、動向が公表されますが、中学校の先生方が私立高校と交渉することは基本的にないというスタンスです。
※スポーツ推薦とかならまた別だと思いますケド…
よって、それぞれのご家庭が責任を持って(公立落ちた場合の)進学先を確保しなくてはいけません。
そこで塾が登場し、偏差値至上主義と誤解されたくない中学校の先生方に代わって進路指導してくれます。塾と高校はしっかりと連携しているので大丈夫です。
そういった背景から生まれたS玉県方式の確約制度
受け入れる高校側、送り出す中学側、塾、そして生徒と保護者の全員がwinwinの関係でいられる、なんとも絶妙微妙な最適解
これはこれで良いもんだと思ってます(笑)
「安心して、受験して下さい」
を先ずは目指しましょう