能登半島キャンプツーリング 4日目(2015.10.13)
午前2時半に起床。露天に入ってから午前3時にテルメ金沢をチェックアウト。
外はまだ暗い。昨夜からの雨は降り続いていた。
今日の目的地は、黒部峡谷でトロッコ列車に乗り、その後新潟(糸魚川)経由で白馬へ向かいそこでキャンプ予定。黒部峡谷から魚津港も近いので立ち寄って海鮮でも食べてみたい。
雨対策としてジェットヘルメットのシールドに撥水スプレーをつけて出発。
早朝なので大型トラック以外は走っていない。
カーナビ音声に従って順調に進むと、5時半にトロッコ列車の始発駅宇奈月周辺に到着した。
トロッコの始発は7時32分なので、魚津港へ下見に行く。
下調べでは、海の駅「蜃気楼」の浜焼きなるものがあるらしい。
低価格でいろんな種類の海鮮を食べれるBBQを勝手に想像している・・・
海鮮好きのとしてはテンション上がる。笑
海の駅蜃気楼に午前6時前に到着。
当然まだ店は開店前で、漁業関係者の軽トラックが続々と集まってくる。
一応場所だけは把握したので、黒部峡谷を観光したあと、立ち寄ってみよう。。
近くのコンビニでカップヌードルとコーヒーで朝食を済ませる。
そうそう、あと大切なおつまみ類の買い出し。
黒部峡谷トロッコ電車は、始発駅宇奈月から終点欅平まで片道1時間15分かかります。
ということは、もうやることは決まってますよね?(笑)
宇奈月へ向かう途中に、対向車がパッシングで取り締まりを合図してくれた。
一旦停止違反を待ち構えるパトカーが少し先に隠れていた。
こんな朝早くからお疲れ様です。笑
宇奈月駅に到着したのが7時15分頃。
原付を停め、リュックと傘を持って、切符売り場へ。
7:32発の始発を待つ観光客がパラパラを見えた。
服装を見る限りバイクできているのは、ワタクシ一人のようだ・・
<黒部峡谷鉄道 宇奈月駅改札にて 始発7:32>
トロッコ列車は、窓ガラスのないオープン車両と窓ガラス付き車両の2種類あるが、
「本日の天候は雨(気温12度)のため、オープン車両には雨が吹き込むので雨カッパが必要です」とのアナウンスが流れる。
「えーっ、どうしようか・・・。やっぱ止めようよ。。」とかいう声が周囲から聞こえてくる。
ヘルメットを脱いだ他はツーリング用雨装備そのままなので、躊躇することなくオープン車両を選択。
雨のなか3時間バイクで運転してきたのに、雨が吹き込むくらいで窓付き車両を選ぶのはどう考えてもおかしいですよね・・笑
こういう時にライダー装備は強いです。(といっても、50㏄なのでプチライダーですが・・ )
<黒部峡谷 トロッコ列車>
オープン車両は、チョイワルの他、1グループのみ。
一人で1車両貸切です。
さて、出発です。
<トロッコ電車の車窓から>
<こんなトンネルを数多く通過します。>
トコトコと進むトロッコ列車のスピード。
どこがで見覚えがあるな・・・と思ってたら、相棒JOGの坂道スピードでした・・ (笑)
車内アナウンスが、トロッコ列車の左右の見所を乗客に教えてくれます。
<渓谷を進むトロッコ列車>
黒部峡谷は山が深く、傾斜も急で、まさに秘境という言葉がぴったりです。
(秋山郷よりずっと険しいですね)
悪天候でしたが、車窓からの眺めは十分楽しめました。
欅平に到着するまでの1時間15分。 おつまみ等もあって、満喫しました。
欅平からは、猿飛峡まで20分くらいのハイキング。
渓谷沿いの断崖沿いの道を進みます(↓)
<猿飛峡まで続く断崖沿いの道 (写真右下)>
始発に乗ったので、先には誰もいません。
(誰かいたら怖い・・ )
猿飛峡では残念ながらお猿さんは見れず。。(そんな場所じゃないか・・笑)
温泉もありましたが、天気がイマイチだったので入りませんでした。
黒部峡谷は名前負けせず、評判通りの秘境で、よくこんな場所にトロッコ列車が走っているものだと思いました。
紅葉や新緑の季節はさぞ綺麗なんでしょうね。
帰りのトロッコ列車 では、いい感じに揺られて途中から爆睡。。 (笑)
(↑ 折角来て何やってんだか・・・、ま、こんな感じでOKです。)
さて、宇奈月駅から再出発です。
目的はもちろん、海の駅「蜃気楼」の浜焼き。
到着したのが12時。 しかし、なんと浜焼きはお休み。。
浜焼きは週末だけの営業だったようです(↓)。 ショック・・・
皆さん気を付けましょう・・
その代り、鮮魚店(↑写真)で今夜のBBQ用の魚をGET。
ぶりカマ2つ(800円)、真だい2匹(400円)。 さすが魚津港、安いです!
午後になって雨は止んだ。
魚津から少し離れた海の駅「生地」できたて館で昼食をとった。(海鮮丼1200円+たいカマ300円)。
さて今夜のキャンプ地、白馬へのルートだが、まず日本海沿いのR8で糸魚川まで行き、そこからR148で南下する。
R8は日本海を望む爽快なツーリング道だった。
日本海は南国のようなエメラルドグリーンの色で、ツーリングマップルでは紫になっていないが不思議なくらい。普段見る湘南の海とは違った印象。荒々しいイメージの日本海がこんなにも綺麗だとは思わなかった。 是非また走りたい道だ。
途中からR148に合流して南下した。
小谷村から南側のR148は以前JOGで走ったことがあるが、小谷村から糸魚川までの北側部分は今回初めて走ることになる。
これで小田原から箱根、甲府、諏訪、松本、白馬を越えて糸魚川までの文字通りCoast-to-Coast(R20→R19→R 147→R148)をJOGで経験したことになる。
もっぱら関心が信州・岐阜にある為、松本から安房峠越えで岐阜に入ることが多いが、箱根から糸魚川まで一直線に走って、反時計回りで富山→五箇山・白川郷→高山→安房峠というコース設定もありだろう。。
とはいえ、スピード出ない50㏄。そんな無茶なコースよりも、飛騨高山や馬篭宿・妻籠宿・奈良井などを散策する「大人のしっとり旅」がお似合いだろう・・(笑)
その前に今一番行きたい場所、立山黒部アルペンルートに行かないとな。。
夕方、白馬に到着。数週間前に訪れたよりも紅葉が進み、山頂が白くなっている。
前日、初雪が降った模様。。いつ来ても白馬は美しいです。
先ずはAコープで肉やお酒の買い出し。白馬に限らず何度も来ている場所はスーパーの場所までも覚えてしまいますね。。笑
白馬に来たら必ず訪れる、北尾根高原へと向かう。
途中、和田野というお洒落なエリアを通りますが、紅葉が進んでいい感じでした(↓)。
<長野オリンピックマークが道端にあるお洒落な雰囲気の和田野>
以前ブログでも書きましたが、和田野は北海道ニセコのように外国人が非常に多い場所でもあり、英語表記の看板を多く見かけます。
そして、何故か長野五輪のマーク。。
<北尾根高原に到着>
夕暮れ時で、写真映りはイマイチでしたが、北尾根高原へと続き道は紅葉がとても綺麗でした。
<北尾根高原から見る山並。 雲がかかってますが、雪が見えます・・・>
その後、秘密の場所に移動してそこで野営。
テント設営中、ノースイーグルのテントのグラスポールがバキッと折れてしまう・・・
初めてキャンプして以来、使い続けてきた相棒ともいえるテントですが(↓)、
<ノースイーグル・ツーリングドームII>
ジェラルミンポールに比べて強度が弱いので、いつか折れるのは仕方ないでしょう・・
何十回もキャンプで使ってきた訳だし、コスパは最高のテントでした。
新しいテントへの買い替えタイミングでしょう。
次に買うテントは大体メボシがついています。 フフフ・・
詳細は↓参照
原付キャンプツーリング② ~テント編
ウイスキーで体を温めながら、魚津港で購入した魚と黒毛和牛を豪快に焼く。
自然を見ながらの夜のBBQはキャンプの醍醐味です。
明日、天気が良ければ白馬の美しい紅葉がみられるでしょう・・
<4日目の走行データ>
■出発時メーター:××,621km
■到着時メーター:××,891km
■本日の走行距離: 270km
■天候: 雨のち曇り
能登半島キャンプツーリング 3日目 見附島、聖域の岬、禄剛崎、ひがし茶屋街、テルメ金沢
能登半島キャンプツーリング 2日目 恋路海岸、見附島、珠洲温泉のとじ荘
能登半島キャンプツーリング 1日目 平湯の森、雨晴松太枝浜キャンプ場