能登半島キャンプツーリング 3日目 見附島、聖域の岬、禄剛崎、ひがし茶屋街、テルメ金沢 | 原付JOG(50cc)で旅に出よう!

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YAMAHAスクーター JOGでのキャンプツーリング日記。自分では特別なことをしている意識はないですが、旅で出会った方には大変驚かれます(笑)
キャンプ道具一式を積み12日間の旅をしたこともあります。工夫次第で原付でもロングツーリングを楽しめますよ。

能登半島キャンプツーリング 3日目(2015.10.12)


朝5時に目覚める。
テントから這い出すと、目の前には幻想的な朝焼けの光景が広がっていた。

まだ誰もいない海岸を見附島の方へと散歩した。


 

言葉でいい表せないくらい美しい・・・
これほど美しい朝焼けは昔、アリゾナ州・モニュメントバレーで見た以来だ。

この幻想的な風景を見れただけでも、能登半島に来た甲斐があったと思う。

  

 



それから日が昇るまで1時間ほど、だんだんと変化していく朝焼け光景を眺めていた。
至福の時だった。

チョイワルの汚れた心も、美しい朝焼けとともに洗い流されていくのだった・・(笑)  
 
(イメージ曲↓)
朝焼けのときに雨が降らなくてラッキーだった。


7時半に見附島を出発

今日の予定は、能登半島を海岸沿いに反時計回りに進み、金沢周辺でキャンプ予定。
走り始めると先ほど降り出した雨は止み、青空が広がり出した。

海岸沿いを進むと、美しい海が広がってきたので、鉢ヶ崎総合公園にバイクを停めて砂浜に出てみた。

 <日本の渚100選、鉢ヶ崎>
 
強風だが、海はとても美しかった。
後日知ったが、この鉢ヶ崎は遠浅の透き通る海が続く砂浜で日本の渚100選に選ばれたらしい。どうりで美しいわけだ・・


再びバイクを走らせる。
恋路海岸から続くこの海岸沿いの道は、美しい海が見られる爽快なツーリング道路だ。
能登半島先端の禄剛崎を目指して走っていたが、途中「パワースポット ○○岬」という怪しげな看板があったので行ってみることにした。

珠洲岬(別名「聖域の岬」)という日本三大聖域のパワースポットだそうな。
駐車場からの眺めは素晴らしかった(↓)

<珠洲岬(聖域の岬)からの眺め>

この聖域の岬。手持ちのツーリングマップル2015でも「いつのまにやら命名された・・・」とオマケ程度のコメントしかなく、禄剛崎に立ち寄って、ここはスルー人が多いんじゃないかと思うが絶対に立ち寄るべきおススメスポットだ。

理由は3つ。駐車場からの眺望青の洞窟、ランプの宿。

青の洞窟とかパワースポットとか宣伝すると胡散臭さプンプンだが、ここは静かで、何よりも眺めが美しい。
高い入場料を払って青の洞窟へ行ってみたが、残念ながら強風のため波が高くて青くは見えなかったが、波が静か午前中だとこのように見えるらしい(↓)。 
 
 
<青の洞窟 (※写真はお借りしたものです)>

神秘的な光景です。

そして最後のランプの宿ですが、ここは日帰り温泉を受け付けていないため、宿泊者しか近づくことはできません。

   <聖域の岬から眼下に見える「ランプの宿」> 
  
しかし、駐車場のおじさんと話によると、眺めの良い高級宿で、外国人にとても人気らしいです。
駐車場からもプールが見えますが、宿泊するとこのような和とオリエンタルを融合させたような宿のようです(↓)

 
 

 <ランプの宿 (※写真はすべてお借りしたものです)>
  
どうです、 エロチック大人な雰囲気でしょう?!(笑)
バリのリゾートを和風アレンジした感じといいましょうか・・
いつか泊まってみたいです!
 
聖域の岬を出て15分ほどで、禄剛崎に到着着した。

ウィンタースーツを着たまま走行していたら汗をかいてしまって、禄剛崎の駐車場で乾かしていたら、60歳前後のおじさんに声をかけられました。しかも2組。
2人とも神奈川から50㏄原付で着たことに驚いていたとともに、羨ましいと話していました。
二人合わせて30分程長話しをしましたが、旅先で出会う方との話は楽しく、旅を奥深いものにさせてくれます。


汗がひいたところで、階段を上り灯台まで歩いた。

 
 <禄剛崎>

上海、釜山、ウラジオストックまで○○○kmという表示が岬ムードを醸し出します。
これが陸続きだったらJOGで行ってやるのに・・(爆)


禄剛崎を10時に出発し、今度は能登半島の西側の海岸を走る。
穏やかな海の東側とは対照的に、能登半島西側は風が強く、荒々しかったです。

途中、こんな海岸沿いにくねくねした道がありました(↓)
  

しばらく走ると千枚田に到着。しばし休憩する。
 <千枚田>

ブログによく出てくる「日本一長いベンチ」にも立ち寄った。駐車していたJOGが倒れるのではないかというくらいの強風でしたね。

そのまま輪島まで進み、漁師の店こだわりで海鮮丼(1800円)のランチ。
お店から出ると外は土砂降りの雨だった。

お店で傘を借りてバイク置き場まで戻り再出発。
それ以降、雨は降ったり止んだりの繰り返しだった・・

しばらく走ると、重要伝統的建造物保存地区の天領黒島があった。通常はバイクを停めて散策するが、雨がひどかったのでバイクに乗ったままゆっくりと古い町並みを眺めた。
雨のためか観光客の姿はみられなかった。

残る見所は、ツーリングブログでよく写真を見かける砂浜を走る道「千里浜なぎさドライブウェイ」でしょう。
出発前から楽しみにしていたが、下調べ不足だったのかそのまま金沢まで来てしまった・・・   
カーナビ聞いていたのに・・・(結局今でもよくわからないまま。。)


あと「のと里山海道」も間違って(?)走ってしまいました・・
原付はスピード出ないから危ないなんていう人がいますが、結局本人の腕次第でしょう。
ドライバー心理を踏まえて、バックミラーをよく見て運転すればどってことありません。。

原付には原付なりの車の追い越し方、車の追い越され方があります。
幅寄せの話を聞きますが、きっと車道の真ん中付近を遅いスピードでマイペースで走ってたりして、車から見て邪魔(=上手な追い越され方が出来ていない)のでしょう。
私は車線スピードとJOGスピードを比較して、同じ速度なら車線中央寄りを、車線スピードの方が早いなら追い越されやすいよう左側を(車線が早ければ早いほど路肩寄りを)走っているので、幅寄せなんて一度もされたことありません。(そもそもスピード出しているので、幅寄せする余裕も無いのでしょうが・・
逆に左側車線が遅い場合には、右側車線を堂々と走ってます。。なーんて言うのは冗談ですよ。


金沢訪問はこれが3回目。 3回とも雨でした。(金沢とは相性が良くないのかな・・)
バイクを停めてお気に入りの主計町&ひがし茶屋街を散策した。
 
 
 <金沢 ひがし茶屋街>

前回入らなかった、重要文化財「志摩」も見学しました。

今夜の宿が気になる時間帯だが、雨が降っているのでキャンプはできない。

雨が降った場合の秘密の野営スポットがあるが、今回はそこを利用せず、
テルメ金沢という温泉施設で泊まることにした。
温泉にも入れるし、たまにはいいでしょう。。
夕方6時にテルメ金沢に到着、温泉や食事して夜を過ごした。
こういう複合温泉施設はあまり好みではないが、とても賑わってました。

明日は4時前にチェックアウトして、黒部峡谷のトロッコに乗ったあと、白馬へ向かう予定。
雷のように響くイビキのなか、早めに就寝した。


<能登半島一周の感想>
2日とちょっとで、能登半島を反時計回りに一周しました。時がゆっくりと流れていました。
たまたま私がツーリングしたときだけでしょうか、能登半島西側は強風で、波も高く、穏やかな内湾の東側とは全く印象が異なりました。例えるなら禄剛崎を境に、東側は女性的、西側は男性的。東海岸は見附島、聖域の岬、雨晴海岸など美しい風景の連続でした。また訪れたいです。


<3日目の走行データ>
■出発時メーター:××,410km      
■到着時メーター:××,621km
■本日の走行距離: 211km
■天候: 雨時々晴れ
 

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