新年早々、ギアオイル交換しようとしてドレンボルトを絞めすぎボルトをねじ切ってしまった・・
ネジ穴の奥に残ったネジは摘出せず、強引クイックスチールでオイル排出口に詰め物をして蓋をしたが、完全に蓋ができずじわじわとオイルが漏れてくる状態に・・
<ギアオイル排出口をクイックスチールで塞いた状態>
今思えば、やはり①シリコンガスケットで穴に詰め物をしてからクイックスチールで蓋をするべきだった。また、②バイクを横倒しせずに、直立させたままクイックスチール盛り付け作業をしたのも失敗要因の一つだったかもしれない。
この状態のまま50kmほど走行してみたが、走行中にオイルが飛び散ってリアタイヤ側面を濡らしていたので、このままではまずいと追加措置を講じることにした。
クイックスチールは鋼鉄化しているので、今さら剥がすことはできない・・・(涙)
クイックスチールの上からタップ切り直しは可能だが、既に穴の場所がわからなくなっているので容易ではない。
バイク屋に持っていくとおそらくクランクケース丸ごと交換と言われる可能性高し・・・
何とかDIYで応急措置を行いたい。
苦し紛れに、ダメもとでクイックスチールの上から高耐熱シリコンガスケット(↓)で塗り固めて様子を見ることにした。
<購入した高耐熱シリコンガスケット>
JOGギアオイル量は100㏄だが既に大部分が外に漏れてしまっているだろうから、ギアオイルは抜かず(といっても、排出口を埋めてしまったので抜く方法は注入口からオイルチェンジャーのチューブを差し込むしかない・・ )、バイクを横倒しにして作業をした。
油分が残っているとシリコンガスケットが付着しにくいとのこと、表面を出来る限りふき取り、
新たに購入したシリコンガスケットで、まずはクイックスチールとクランクケースの境界部を肉盛りし、次にクイックスチールを全てシリコンガスケットで肉盛りした。
更に、(最近のJOGシリーズの場合、ドレンボルトがクランクケース合わせ目を固定するボルトも兼ねているのか?)クランクケース合わせ目からも僅かではあるが滲みが確認されたので、合わせ目部分もシリコンガスケットを塗った。
じゃーん!<クイックスチールの上からシリコンガスケットで肉盛りしてみた・・>
ま、まるで、オレンジ色のカマキリの卵だが・・
実利重視のワタクシとしては、これでオイル漏れが治まってくれれば気にしない。(笑)
これでオイル漏れが疑われるような箇所は全てシリコンガスケットを塗ったので、24時間以上放置してガスケットの硬化を待つ。
翌日ガスケットの状態を確認してみると、前日よりも随分と硬化していた。
さて、これから肝心のギアオイル漏れの確認だ。
原付を直立させて、念のため、別途購入した注射器のようなオイル抜き(↓)のチューブをギアオイル注入口に差し込み残っているギアオイルの抽出を試みる。
すると、ちゃんと吸い上げてくれるではないか!
これで今後、ギアオイル交換が一応できることが確認できたので、一安心。
新たにYAMAHAギアオイルを100㏄追加して、様子見。
2時間以上放置した後、ガスケット周辺を触ってみたが、ギアオイルの漏れや滲みは見られなかった。
ギアオイル漏れは止まったようだ
湘南‐東京間を往復してみたが、オイルの漏れ・滲みは確認されなかった。
この3,4日間、JOGが使えず不便な思いをしたので、
まずは、走れる状態になり、ホッとしている。。笑)
この状態でいつまで走り続けられるか・・・
シリコンガスケットの耐久性は?
キャンプツーリングやオフロード走行に耐えられるか・・・
不安を残すが、とりあえずはギアオイル交換もできることだし、劣化してきたらシリコンガスケットを剥がして塗り直せばよいので、春のキャンプツーリングの時期が到来するまで暫くはこの状態で様子見したいと思う。
たかがギアオイル交換で随分と高くついてしまったが、
ジョグのドレンボルトは、太さ6㎜(六角対辺10㎜)と非常に細いので
絞めすぎないよう初心者は留意してほしい。
<折れたJOGのドレンボルト6㎜>