Phasemation EA-200 半導体フォノイコライザー 日本 2013年 ¥108,900
高い鮮度感と、高いS/N比、情報量の多さで80年代のアンプ内蔵フォノイコとの比較では
まさに隔世の感がありました。温度感は低めで、少し音が冷たくなるが、
精確で冴えた表情。数十年前のフォノアンプを使っている人に是非一度聴いてみて欲しい。
この価格帯ではもっとも高性能なフォノイコライザーのひとつだと思われます。
実物はとても本格派で、コンパクトな筐体は重厚でしっかりしたケーシングがなされており、
手で持つと想像以上にズッシリした重さがあります。三点支持の大きなフットが頼もしい。
アナログブームのおかげか、ここ10年間に発売されたフォノイコは数万クラスでも
00年代頃の製品より高S/Nで高解像度なのでどれも大きな外れはないと思います。
導入経緯は1980年代の真空管プリアンプのフォノイコだと音数が少なすぎて、
S.M.S.L D-400EXの超高精細デジタルサウンドを聴きなれた自分にとっては情報量が
かなり厳しいと感じたのでフォノイコは新しい設計のモデルを導入したかったのですが、
アナログの持ち味はそのままに、最先端デジタルサウンドを聴いているような
ハイファイな音に生まれ変わりました。導入は大正解でした。優れた製品で大満足です。
MC/MM対応
全段でディスクリート部品による無帰還型増幅回路を採用したモデル。
RIAA インピーダンス素子や信号系の主要部分には、金属被膜抵抗器、
高品質フィルムコンデンサーなどの高品位パーツを採用。
初段は高GmのFETを採用することで、低雑音の電圧電流変換回路を構成。
初段は高GmのFETを採用することで、低雑音の電圧電流変換回路を構成。
2段目は安定度を高めた電流増幅及び電圧変換回路を構成し、
電流出力点に接続されたRIAAインピーダンス素子により再生特性を確保。
出力バッファー回路には、インバーテッドダーリントン回路を採用し、
出力バッファー回路には、インバーテッドダーリントン回路を採用し、
高入力インピーダンスと低出力インピーダンスを実現。
形式 | MM/MC 無帰還型イコライザーアンプ | |
入力様式 | MM | MC |
入力感度 | 2.5mV | 0.12mV |
入力インピーダンス | 47kΩ | 470Ω |
利得 | 38dB | 63dB |
入力換算S/N比 | -124dBV | -140dBV |
最大許容入力 | 90mV | 4mV |
定格出力電圧 | 200mV(1kHz) | |
リアカーブ偏差 | ±0.3dB(20~20kHz) | |
出力インピーダンス | 250Ω | |
チャンネルセパレーション | 90dB 以上(20~20kHz:MM/MC 共) | |
消費電力 | 2W(100VAC 50~60Hz) | |
外形寸法 | 220(幅)×57(高さ)×228(奥行)(端子部含む) | |
質量 | 2.6kg | |
入出力端子 | 削りだし金メッキ端子 |