兵庫県 I 様邸訪問記 | 禁断のKRELL

禁断のKRELL

ハイエンドオーディオやヴィンテージオーディオを語っていきます。





兵庫県西宮市のI 様のお宅を訪問させて頂きました('◇')ゞ


ビックリするくらいのご近所さんで、まさかこんなお近くにこんなに

凄いマニアックの方がいらっしゃったのか!と驚かされたのですが、

 

お引越し前に間に合って良かったです。SNSで知り合った方で初対面だったんですが、
大変感じのいいお若い方に笑顔でお迎え頂き、マンションのドアを開けると

上品で綺麗なクラシックの音色が出迎えてくれました。

 

 

ドアを開けた瞬間に広がる、非日常的な新鮮な体験に気分も高まりますね~(´∀`)

 

 

 

 

 

 

確かひとつの前のパワーアンプはオーディオリサーチでしたね。

 

米国系の真空管アンプに傾倒されていらっしゃいます。

 

 

 Meridian 602

    ↓

 OPPO Sonica DAC

    ↓

Counter point SA-3

    ↓

Mcintosh MC2102

         ↓

avant-garde nano

    ↓

Mcintosh MC2102 は 搭載された出力管はMcintosh純正のKT-88。

 

 

このように構成されたメインのハイエンドシステム。

 

 

Mcintosh MC2102 片CH KT-88を四本使うという豪勢なパラレルプッシュプル構成である。

 

外観の見事さや美しさはMC275と双璧でしょうね。

 

 


(ダブルで)新規導入されたばかりの avant-garde nanoはMcintosh MC2102
鳴らされていました、最初は非常に綺麗で上品な音で好ましく感じます。
持参した サラ・ブライトマン などの音源をじっくり聴かせて頂くと、
マッキンらしさが溢れ出して温度感が高く、濃厚な色艶の甘美な音色に魅了される。

とても自分好みの音で感動して聴き入ってしまいました。

 


マッキンの真空管アンプは往年の銘機も、現代の真空管モデルも濃い音で
共通して真空管らしい濃密なテイストに仕上がっています。往年のMC275

MC240比べると温度感が高くなっていると思う。CPのプリの支配力があるためか、
やわらかい音の印象でとても耳辺りがよくやさしい音色だと感じました。

 

 

 

 

 

 


avant-garde と Mcintosh2102のプリは Counter point SA-3

 

マイク・エリオットってやっぱりすごい!素晴らしい!
「明るい、開放的な」 音色は他では得難いものです。SA-5000は故障が多くて
修理も難しいプリですが 「やっぱりSA-5000欲しいですよ~」 とのお言葉。

Counter point と言えば故障ですが、二年使って一度も壊れたことがないそうです。

 

 

 

 

 

 


ALTEC VALENCIA 128Bのシステム 128B 真空管パワーは希少モデルである。

こちらのEL-34はTELEFUNKEN EL-34が搭載されているそうだ。

 

 

128Bは 「快活で明るくスカッとしたヌケの良い西海岸サウンドのALTECの中では
異色の存在で、翳りのある枯れた世界でALTECの技術者が新境地を目指した」

と資料に書いてありますが、陰影感に富み、枯れたヴォーカルの表現が際立つ。

陽性で浮き立つようなトーンではなく、しっとりした落ち着きを感じさせる物である。

 
 

バレンシア (国産箱) も含めてアンティークの味わい深さがことのほか強く感じられる。
確かに言われてみれば、やや暗めな一面もあるかも知れないが、
滑らかで刺激性が少なく、聴き心地がよい豊潤な音だと感じられる。
このシステムは 「唯一秘匿」 とされた 「非公開プリアンプ」 の支配力が
強いのではないだろうか 「音は濃く」 女性ボーカルは鳥肌が立った。

 

 

 

 

 

 

 

 


このシステム一式欲しいなと思いました。VALENCIAは古いスピーカーですが、
やや低域の解像度は低めかも知れませんが、音質劣化しておらず完全に聴ける音です。

128Bは25万、バレンシアは20万ほどで買われたのだそうです。

JBLでは絶対出ない濃さと色気は、ALTECのヴィンテージモデルならではですね。

 

 

 

 

 

 

 


I 様は20代にしてキャリアは17年以上にもなる。


「小学校5年生から僕のオーディオは始まりました」

 

 

 

 

 



「父親や親族の影響?それはないですね。確かに親もオーディオやってましたけど、
オーディオブームの一時やっただけで止めていますし」


「始めたのは小学校からですが、中学の頃ショッピングセンターで

聴いたラムサのスピーカーの音に衝撃を受けたのが僕のオーディオの原体験です」



I 様は20代にして球の魅力にも既にどっぷりと浸かっている

 


「その若さで凄い!普通真空管なんて球も切れたりするし、部屋が暑くなるし、
なんだかめんどくさそうじゃないですか??」

 

 

 

 

 

 


「そういえばまだ真空管って聴いたことないなと、そこでジョーシン三宮一番館で

12万のTRIODEを聴いたんです。50万の半導体アンプよりピアノの表情が断然良くて!」


CORALのスピーカーや、オークションIDを持っている姉に頼み込んで落札してもらった

ヤフオクで、父親に近所のお宅まで車で引き取りに行ってきてもらって
格安の35,000円で買ったという、DIATONE DS-2000 も過去には使われていた。


「エッジはやっぱり硬化していましたけどね(;^_^A」

 

 

 


 

 

 


実家の JBL4560はマルチアンプ駆動。フロントロードの本格派も既に所有されていた。

 

 

 

 

 

 

 


JBL4560はLUXMANの球MQ60 と 半導体A級アンプのLUXMAN 383でマルチ駆動。

LUXMAN MQ60 はキットモデルなので比較的に安く入手できるそうだ。

この時のお部屋は6畳くらい。いまはもう物置になっているそうだ。

 

 

I 様はオーディオと共に人生を歩まれてきた。

 


専門学校やフリーター時代を経て、現在は就職されている。そして昨年ご結婚もされ、
仕事でお時間が取れない中、「そろそろメイン使用機器は落ち着きたい」

語られながらも、オーディオには変わらず熱心に取り組まれていらっしゃる。


ホーンスピーカーも JBL ALTEC avant-garde と遍歴されている。

 

 

 

 

 

 


HARBETH SUPER HL-5 PLUS-A もひとつ前の直近含め、三機種も使われていたが、


「僕のオーディオのテーマは、生演奏の雰囲気とスケール感の再現を目指しています」

 

 

「ホーンは音が前に吹っ飛んでくる!」  と夢中になったそうだ。

 

 

そうでしょうそうでしょう。やっぱり男ならホーンでしょう(笑)

 

 


 

 


「でも、広島で聴かせて頂いた、逢瀬 DIGITAL Monaural Power amplifier は凄かったですよ」

 

 

 

 

 

 

 

Mastering Lab / Manley ML10

 

 



「〇〇さんと同じでYAMAHAのパネルも使われている方で、スピーカーはMANLEYがTANNOYの
ユニットを使って製品化したスタジオユースの珍しいものでした。スピーカー下の台も

凄い入念な対策をされているし、逢瀬はダンピングファクター5000!ものすごく良い音でしたね」

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 


あの有名な AMCRON K1 もご使用になられた。

 

 

筆者も興味津々のモデルです。

 

 

 

「自分も気になってた機種ですが、やはりプロ機然とした武骨で無表情な音ですか?」

 


「う~ん、そうでもないかと」

 

 

「こちらもダンピングファクター3000の駆動力!リレーが経年で確実に故障するようで迷いました」

 


「確かに故障は多いみたいですね。うちでは壊れなかったです。手放した理由はケーブル直出しで
50cmくらいしかなく使い辛かったので(笑)」

 

 

「K1って、確かにケーブルがすごく短いのが分かる画像ってほとんどないんですよね(苦笑)」

 

 

 

 


 

 


I 様 はご存知アイカツ! の熱烈なファンでいらっしゃいます。


アイカツ! は全178話、アイカツスターズ!は100話、

こちらの画像は現在放送中のアイカツフレンズのタペストリー。
思わず 「可愛いなあ」 と思いながら写真に収めさせていただきました。

「アイカツ! かならずみてみますね!」 とお約束しました。

 

 



 

 


その後、I 様には拙宅にもお越し頂き、システムの音を聴いて頂きました。


互いに嗜好が近いもの同士のマニアの交流は楽しいもので、

 

大変良い刺激と貴重な経験が得られました。


I 様 相互訪問 ありがとうございました<(_ _)>