FM acoustics FM411MkIII 日本上陸! | 禁断のKRELL

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ハイエンドオーディオやヴィンテージオーディオを語っていきます。

 

 

FM acoustics FM411MkIII 

 

 

 

FMの価格は時価であり、基本的に上がり続けるようだ。

2017年9月、時価の時代が終わりました。

 

 

★★お知らせ★★

 

FM Acoustics 製品の国内販売は2017年9月より、特約販売店限定となりました。
ご試聴、ご相談、ご用命は以下の特約販売店にて承ります。
(株)のだや / (有)カマニ / FOR MUSIC COMPANY / オーディオスペースコア (順不同,2017年9月5日現在)

 

→ [ FMアコースティックス製品価格表 ] ←

 

 

 

 

『音の粒立ちや立ち上がりがとてもよく、MK2が鈍くまったりと聞こえるくらいです。

FM711などと比べてもその圧倒的なクオリティーに驚いております』

 

 

 

FM acoustics FM411MkIII、

 

FMファンではお馴染みの某店で展示が始まっています。

 

プリのFM155mkⅡ、FM155mkⅡRはまだ日本には入って来ていないそうだ。

 

FMのパワーアンプはとにかく 『鳴らし切る』 力が抜きんでている。

ウーファーの精密な挙動は飛び抜けている。駆動力=ウーファー駆動力。

 

 

JBLなどの大型機に向いているが、

 

 

 

 

 

 

 

 

JBL S143などパワーを突っ込めるスピーカーを 『聴いたこともないような音』 で

鳴らす事も可能である。

 

 

 

『どうしてこのスピーカーからこんな音がでるの!?』

 

 

 

まさにマジックのような、驚きのサウンドである。

 

 

 

新型のペアでは特に感じなかったが、旧型ではFM255+FM411のバランス伝送でも

FM155+FM411のアンバランス伝送でも、ひとしくノイズっぽさが気になる。

高い内部電圧の影響だろうか、

 

 

TADのプリを使っている方に  「なぜFMのプリではないのですか?」 と

不思議に思い訊ねると、「静か、なんですよね」 と一言だけ応えが返ってきた。

 

 

 

『FMの神髄はプリにある いや、パワーこそがFMの本質だ』

 

 

どちらも譲らないが、すべてのパラメータで比較してナンバーワンというのは

難しいけれど、プリもパワーもFMこそが世界一なんだとぼくは信じています。

 

 

Moduleの故障が最大の問題で、いまは解析修理も可能になっていますが、

リペアというのはModuleのハンダのクラックを修復する事を意味していています。

 

 

解析修理の費用は一個辺り12万5000円から13万5000円ですが、

"意外に"修理履歴がない個体というのもある。

例えば筆者のFM155は2002年出荷で、2017年に至るまで修理履歴がない。

他にも99年から使い始めて現在まで修理履歴がないFM155もある。

修理履歴がないFM155を5台くらい知っているが、故障したFM155も多く見かける。

Moduleは一度は故障する事が多いのですが。一度修理すれば再故障の

リスクは格段に減りますが、5年後~10年後に再発してまた修理と云う事もある。

今でも信じ難い部分は少しあるのだけど、FM711二台をお持ちで両方修理履歴が

全くないという方もいる。(まだ使用開始から10年くらいからかも知れません)

また「これまで修理せず使ってこれた人はいないでしょう」

というFMマニアの方もいる。これらは伝聞でしかないので、やはり当たりはずれの

問題も大きいようだが、パワーアンプはModuleの数が二個でしかも価格もプリ用

Moduleの半額程度なので、パワーアンプの方がお薦めはし易いと思うし、

鳴らし難い巨大スピーカーを使う筆者としてもパワーアンプの方に魅力を感じる。


 

 

難物スピーカーがいともたやすく鳴ってくれるのには心底頼もしく思えるものだ。

一方でFMは1Ω負荷まで保障するとあるが、実際には低インピーダンスには

やや弱いところがあり、プロテクションが働いて電源が落ちる事がある。

保護回路は万全なのでセラミックプラスティックパッケージのトランジスターが

飛ぶことはこれまで無いそうだ 。レゾリューションシリーズの場合であり、保護

回路が万全でない黒筐体やクラシックシリーズでは飛びまくるので注意が必要。

 

 

 

旧型のパワーアンプは経年で必ず交換が必要になるリレーと電源スイッチの

豆球と接触部分に持病があるので、そちらのリペアは必ず必要になってくると思う。

電源ランプはプリ同様にLEDになったので豆球が切れるという事は無くなった。

 

故障に関しては製品の取り扱い環境や、当たりはずれによるものだと思う。

 

 

 

プリもパワーも音楽の細部に目を凝らすと、音の精密さという点において

敵う者はないのではないのだろうか?とも感じる。

 


 

 

 

FMを購入することが難しいようでしたら、FM155とOCTAVEの

モノラルパワーアンプという組み合わせも推奨したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方でドイツのブルメスターも欧州ハイエンドシーンの表の王者として君臨しており、

そのサウンドには覇者の風格が感じられる。

 

 

こちらは高い耐久性と信頼性を確保すべく徹底した出荷前のテストを義務付けており、

(FMも同様だが) 故障が少ない(故障しないアンプはない)高信頼性が謳われている。

 

 

ブルメスターは柔らかいヨーロピアンテイストなサウンドだからJBLにはどうかなと思いますが。