考えても仕方ないか | 愚漢さんの独り言

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思いつくままに

 『ノストラダムスの大予言』は「1999年の7の月」に人類が滅亡すると予言していましたが、おかげさまでこうやって私がブログを書けているということは、人類は滅亡しなかったということですね。

 ただ今後も、科学的ないわゆるエビデンスとしての予言は枚挙に暇がありません。

 宇宙が誕生してから138億年。太陽の寿命は100億年と言われていますが、既に46億年が経過しています。これから50億年後太陽は赤色巨星となって地球の傍まで膨れ上がり、最後は白色矮星となってその寿命を終えるそうです。今から40億年後は太陽系から230万光年離れているアンドロメダ銀河が我々の銀河である天の川銀河と衝突して新しい銀河が生まれるそうです。あまりにも先のことなのでピンとこないかもしれませんが。

 地球の誕生は46億年前で、生命の誕生は38億年前。恐竜の全盛時代は、中生代の三畳紀・ジュラ紀・白亜紀で約2億年前から6550万年前くらいまで。日本列島の起源は7億年前ですが、目を未来に転じると、近いところでは、5000万年後にオーストラリアが北上して日本列島と衝突、2億5000万年後には北米大陸が西に移動してユーラシア大陸と衝突。間に挟まれた日本列島にはヒマラヤの造山運動のようにもの凄い圧力で高い山が聳え立つそうです。その間の1億5000万年後には地球の表面温度は67℃になるそうです。国連のグテーレス事務総長が「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代が来た」と言ったそうですが、それとは意味は違いますがマジ地球は太陽の影響で表面温度が徐々に上がっていくのです。勿論我々人類はその温度では生存が出来ません。

 以上のような宇宙の大変動の中で、我々ホモ・サピエンスはいつまで生き延びることが出来るのでしょうか。

 ホモ・サピエンスとは別種のネアンデルタール人は35万年前(諸説あり)に出現し2万数千年前に絶滅しています。ホモ・サピエンスは20万年前に出現しています。ホモ・サピエンスの母方の祖先は約16万年前アフリカに生きていた<ミトコンドリア・イブ>という一人の女性に行き着くのだそうです(アフリカ単一起源説)。約6万年前、ホモ・サピエンスはアフリカを出て長い時間を掛けて世界に散らばりました。それが現在の我々です。ホモ・サピエンスの滅亡は数百万年単位という説もあるようですが、勿論真偽のほどは分かりません。

 さてこんなことを考えて心配することを、中国のことわざで<杞憂>と言います。『列子』の中に書かれている故事で、ある人が空を見上げて、空が落ちてくるんじゃないかと心配する話です。そんなことあるわけないだろう、というオチで終わるわけですが、現代のエビデンスから言えば、地球の最後の最後はやはり空は落ちてくるのだと思います。

 まあ、現時点では杞憂=取り越し苦労ではあるのですが、アメリカのワシントン大学の調査では、2064年に世界の人口は97億人(現在は80億人)を頂点として人口減に転じるそうです。日本も今現在人口は減り続けていますが、2070年には8700万人となり、2100年では5000万人を割るそうです。最悪では3770万人という説もあるようです。友人にその話をしたら、日本の国土は狭いのだから、人口が減少すれば一人当たりの土地の占有率は増えるだろう、なんて暢気なことを言っていましたが、人口が減るというのは、今現在でもそうですが、社会経済に大変な影響を及ぼすことになります。そしておそらく移民の流入が増えるので、そのうち日本民族もグローバル化されて新しい人種になるかもしれません。

 さてさて新年早々何を書いているんだ、ということになりますが、まあ結論は<考えても仕方ないか>ということです。