お前には…姉ちゃんがいる
part
退職金を握りしめて
東北新幹線
→上越新幹線と乗り継いで
新潟県新発田市に辿り着いた。
新発田市内に母親の叔父が住んでいるので
まず先に叔父さんに逢い
俺が新潟に来た経緯を話しました。
姪が

ひとりの男の子を出産して、お母さんになっていたことも判りました。
姉ちゃんのDNAを

引き継いでいる姪に

早く
逢いたい
叔父さんに伝えました。
叔父さんが俺に言いました。
住宅地図を見て
『この家から姪の家は、近いぞ
車ですぐだ
』『えっ
』『そんなに近くに住んでるのぉー
』俺の胸はキュンキュンと鳴り始めた

そして…
叔父さんは一言…
付け加えた。
『俺も逢いたいから
』『お前と一緒に行く
』そうか叔父さんも姪に
逢いたいんだね

たった1枚しかない姉ちゃんの写真を撮ったのは実は、叔父さんだね

『じゃあ一緒に姪に逢いに行きましょう
』少し震える指先で
玄関のピンポンを鳴らしました。
『はーい
』と姪が玄関先に出て来ました。
お前には…姉ちゃんがいる
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へ続きます
