タペットカバーの塗装とバルブクリアランスの調整 | Memory and Experience ~Cinquecento syndrome~

Memory and Experience ~Cinquecento syndrome~

○○○ 71' FIAT500との生活○○○
MEXが綴る旧FIAT500との悲喜こもごもな日々

春は風が強い日が多いですね。

近くの大きな公園や小学校の校庭から飛んでくる砂埃やら花粉やらで

あっという間に砂まみれ。

リアフードの一部には積もってたし。

 

そして微妙に雨が降ろうものなら

親のパッソもこのザマで見苦しいので

晴れた日を狙って洗車。

 

 

 

ふっふっふ。

 

 

 

スッキリじゃ^^。

*パッソは洗車後に

とっとと買い物に出かけて不在です。

 

 

 

さて、2019年の11月にざっとインチキに塗装して取り付けていたタペットカバー。

現在ではそのタペットカバーからのオイル漏れという”防錆効果”が無くなっているおかげで、だいぶ錆が浮き、塗装もひび割れてみすぼらしくなってしまった。(写真撮り忘れた^^;;)

そして今年の夏は車検である。

つまり…だ、車検までに綺麗に塗装しておかないと

「ダメだよちゃんと塗っておかないと。」

ムキーピリピリ

と主治医に怒られてしまうこと間違いなし!なのである。

そういうことにはキビシー!のである。

笑い泣き

 

 

 

ということで今回は

タペットカバーの塗装と

バルブクリアランスの調整

でございます。

 

 

 

今回使う塗料はこれ。

初めてのミッチャクロンと

ホルツのウレタン塗料。

そして下塗りのミッチャクロンが

乾くのを待つ間に、

先の愛知行きで雨漏りした

フロントウインドウの

コーキングもしてしまおうという魂胆。

 

 

 

タペットカバーを外すと

カピカピになったコルクガスケットが

いつになくがっつりへばりついていて

スクレーパーや

マイナスドライバーで擦るも、

こいつが全然剥がれない…。

真顔むかっ

いつもはもっと楽に剥がれるのになぁ。

そんなに長いこと

交換していなかったっけ?

 

これ以上変にガシガシやると

飛び散った破片が

プッシュロッドチューブという

ブラックホールに飲み込まれそうで

気が気じゃないので、

仕方なく

ロッカーアームASSYを外し、

プッシュロッドも抜いて

事象の地平面に養生をして

(何を言ってるんだ?…)

ガシガシしてやっと綺麗に剥がれた。

え?

「わざわざ

ロッカーアームASSY外したのか?」

ですって?

ふっ…そうだね、

外気温約20℃だし、

バルブクリアランスを調整するには

丁度良い季節よね…。

おのれ…。

(面倒臭い…)

笑い泣き

 

 

 

ここで魔除け…いや、

埃除けに一旦養生したら、

塗装準備をしますかね。

 

先ずはひび割れて錆の目立つ塗装を

落とさねばなるまい。

ふっふっふ。

科学の力で溶かしてくれるわ!

ニヒヒ

 

 

 

ニッタニタでまるで海苔の佃煮地獄。

何度見ても見た目がイヤ!

ゲローあせる

 

 

 

うーん、塗装は剥がれたけど、

思った以上に錆がひどいなぁ。

(黒ずみはほぼ全部錆。)

そこで

目の粗いサンドペーパーで擦るも

これが結構大変で

狭い所は落とし切れないし、

指は痛いしもう飽きたし、

ミニリューター使ってまで

やる気になれなかったし

O型の血が

「もうその辺にしとけ!」

と叫ぶので、

血に従い

あとは科学の力その2、

酸っぱい匂いが辛い

花咲かGに任せようじゃないか。

ニヒヒ

 

 

 

塗って擦って拭き取ってを

3度ほど繰り返し

だいぶ錆が落ちた。

写真ではわかりにくいけど

鉄部全体に薄灰色の皮膜もできて来た。

 

ここでしつこく残った錆に

さらに追い討ちをかけるべく、

科学の力その3な

錆チェンジャー攻撃もしたところで

昼食とし、

しばしの乾燥タイム。

 

そうそう、

タペットカバーの

ナットが当たる部分が凹んでいるので

(大昔にナットを締めすぎて凹ました…)

裏から叩いて修正しようとも思ったけど

走行中にこれのスポット溶接が外れて落ち、

ロッカーアームと

どっちが強いか対決をしたという話を

以前聞いたことがあるので

(お…恐ろしいじゃないか!)

叫びドクロ叫び

手を出すのを断念。

 

 

 

昼食後、

乾燥待ちの間にロッカーアームを

規定のトルクで締め付けて

*MEX号は126エンジン。

バルブクリアランスも

調整したら

ミッチャクロンの説明書きで予習。

が、

「ん〜?」

”ダブルコートで薄く均一に1〜2回塗布”

しろってどういうこと?

ダブルコートってなによw。

2回塗りで薄く1〜2回塗れってこと?

まぁそういう意味でしょうね。

それにしても乾燥時間20〜30分程度で

上塗りできるのか…。

これは時短になって良いね。

 

でもね

色は何故かクリヤー…。

「くっ、アホだ!

何故クリヤーを買ってしまったのか!」

と思ったら、

クリヤーしか売ってないのねw。

1ヶ月前くらいに買ったから

すっかり忘れてたわ。

「でもクリヤーだと

塗った所わかるかなぁ。」

などと心配しつつ、

タペットカバーをシリコンオフで脱脂し、

『シャカシャカシャカ』

「どれどれ。」

『フシュー!』

真顔

案の定…

「どこに塗ったのかさっぱりじゃ!」

ニヤニヤあせる

しかもこれでは

「薄塗りできているかもわからん!」

うーん、

プライマーの役割なら

やはり色を付けて欲しいけど、

密着性で敢えてクリヤーなのかしら。

 

で、

乾燥待ちの間に

養生テープを貼ってコーキング準備。

 

*マイスターに聞いたら、

「変にコーキングすると中に入った水が

抜けずに却って錆びるから気をつけて。」

と忠告を受けました。

うん、

これは建築のコーキングも一緒で想定内。

やるなら絶対入らない様にみっちり全部。

若しくは

ちゃんと水の逃げ道を取らないとね。

丁度ワイパーの付け根が

とってもコーキングし辛いので、

今回はそこを水抜きにしてみようか。

*全て自己責任です。

 

 

 

大昔に打ったコーキングは

ゴムとボディの境目に

ちょこっと塗っただけだったので、

そいつを剥がしつつ

(もうほとんど残ってなかったw)

ゴムとボディの隙間を極力掃除&脱脂中。

 

 

 

コーキング中の写真がないけど

ゴムとボディの隙間に充填完了。

*養生テープは

コーキング剤が固まらないうちに

剥がすこと。

 

 

 

50分ほど経ち、

ミッチャクロンも良い感じに乾いたので

塗装しますかね。

やけにメタリックなパッケージが

ちょっと不安だけど、

色は艶有りの黒。

 

 

 

時間をおいて薄塗りを繰り返し

約4時間後。

途中で風が強くなって

埃が付いてしまったけど完了。

だが、

スゲー黒光りになってしまったw。

って、コレ…

「なんか見覚えがあるな…この黒光り…。」

そして脳裏に浮かぶあの曲。

「はっ、こ、これは!!」

そう、アレだ!

「どう見ても暗黒卿のマスクだ!」

ポーンハッ

(帝国のテーマを流そう。)

し、しかも

「テラテラ過ぎて

これではオイル漏れしても

きっとわからん!」

のだ!

ダークサイドの罠なのだ!

滝汗汗

う〜む、

半ツヤにすべきだったかもw。

でも時すでに遅しなので

コルクガスケットを載せ、

 

*今度のガスケットは

バルブスプリングに干渉せず。

これ、

買うたびに違うのよね^^;;。

タペットカバーのガスケット抑えが

ちゃんとコルクを潰しているか確認しつつ、

暗黒卿パイルダーオン!

UFO

ダウン

 

 

 

交互に均一に、

ガスケットからオイルが漏れない塩梅で

ナットを締め付けて完了。

 

が、

後日走ったら

「カタタタタ…」

と大きめなタペット音が。

真顔ビックリマーク

 

 

 


暗黒卿を再び外して確認すると、

圧縮上死点に合わせ間違えたのか、

手前側がIN OUT共に

0.5mmほど広かったので再調整し

いつもの音に戻って一安心^^。

 

 

 

ということで店仕舞いです。

 

 

 

*後日、いつもの場所で偶然した時に、タペットカバーのナットの所を

「テラテラ過ぎてオイル漏れてるかわからないんだよねー。」

と、言いつつ指で撫でたら

「あ!マジか!」

オイル漏れてたわ…。

PASOTAさんウケてたし…。

暗黒卿恐るべし。

真顔汗

おのれ、次は半ツヤブラックにしてやる…。

 

 

 

タペットカバーの暗黒化と

バルブクリアランスの調整_END