冬の風は冷たい。チクチクと刺すような痛みが肌に感じ、思わず身を竦める。


だけど、僕はもっと冷たい、底の見えない黒い渓谷に吹くような、無機質な風を知っている。


僕とあの子の間40センチに吹く風。

その向こうに君の手がある。


誰も気づかない冷たい風。谷底には何が待ってるのだろう。絶望と奇跡。運命と偶然。


「さよなら」と手を振るためにこの手があるんじゃない。大事な人を抱きしめる為にあるんだ。


僕とあの子の間40センチに吹く風は、いつか穏やかな南風に変わって、間なんか空かなくなる。


谷底に落ちる覚悟があるならば。

昼までよく眠り、学校へ行くと、階段の踊り場で中国人留学生と日本人の学生がケンカしていた。


マジっぷりと、その組み合わせに驚きつつも、少し見物して行くことにした。


原因はうやむやだったが、どっちが先に手を出した出さないで揉めているみたいだった。


日本人学生はまるで収拾がつかぬ様子で、マジギレ。つかみ掛かって段下まで引きずり下ろして叫んだ。

「この中国人野郎!」

それに対し留学生は

「フザケルナヨ!ナンデ日本マデ来テ殴ラレナキャナラナインダヨ!コンナ大学マデ来テサ!」


ケンカ両成敗と言うし、どちらが悪いとは言えないが、ホントどっちもどっちだ。

日本人学生の「中国人野郎」発言もイケナイが、留学生の「コンナ大学」って・・・こんな大学に通ってる俺は一体。


あと、日本人学生の方は「日本の恥だ!ナメられてる!」とか言ってたな~、右翼系?


でも何か超馬鹿っぽくて、まるでコントみたい。だって笑いそうだったし。くだらない。



惰眠。あー、惰眠。飯食って寝る。良い日だ。


だるい事は一切しなかったな、今日。


映画観て寝っかな。今日夕焼けキレイだったな。

大学の友達のMとマックで話をしていたら、就職の話題になり、Mが参加している就職のセミナーに誘われた。


体よく中小企業狙いだからと断ったが、かなり親身になってくれるので話だけは聞くことにした。

要は、企業の人たちを招き、交流を深めるらしい。あまり興味は無い。


まだ誘ってくるので、今好きな人がいて、その子のことで頭が一杯で就職はまだ考えていない。とのことを伝えたら、「そうか」と言い、自身の過去の恋愛エピソードを語ってくれた。


そのエピソードが自分のと似ているので驚いた。女性のタイプ、状況から葛藤、季節にかけて、まるで自分の話を人に聞かされている感じがした。

その友達の場合、告白したら振られたみたいだが、まるで自分の将来が見えるようで怖かった。


しかし、Mはその恋愛によって大きく変わったと言う。その苦い恋から学んだ事は多々あり、勉強になったと。

もう、同じ過ちはしないし、同じ事で悩まない。あの頃の俺は臆病だったなど、恥ずかしい恥ずかしいと言いながらも結構喋ってくれた。


恋は人を大きくするんだな。


Mは最後に「後悔しないよう、しないようにしても、結局後悔する。どうせ後悔するんだったら大胆な方を選びな」とリアルにそう言った。

なんかゾクッとするセリフだ。


「遠くまで旅する恋人に あふれる幸せを祈るよ」とは小沢健二のある曲の歌詞。


好きな人が海外旅行に行ってしまいました。


しばらく同じ空気を吸うことは無いと思うと寂しい気がしなくもない。

同じ空気を吸うとはものの例えで、僕は変態ではありません。


一週間で帰ってくるそうだが、ぜひ楽しんできて欲しい。そして、みやげ話を聞かせて欲しい。



レンタルビデオ屋が安く貸し出しをしていたので、7本程映画を借りてきた。


ターミナル、パイレーツオブカリビアン、エデンの東、CUBE・・・等々ここぞとばかりに借りました。


開店してすぐに行ったのに店の中は大わらわ。人人人。早足で店内歩き回るの止めてくれ。ウザイのよ、オバちゃん。

そのうち取り合いになって、それでケンカになり、仕舞いには暴動になるんじゃないかなんて思った。


普段のレンタル料金の3分の1じゃ、そりゃ混むよな。普段がボッタクリ過ぎなのか。


スタンリー・キューブリック監督の「フルメタルジャケット」借りたかったが無かった・・・。

吉祥寺で「時計じかけのオレンジ」のポスター買おうか悩んだぐらい、キューブリック監督の作品が好き。


とにかくしばらく映画デーだ。

  キミは放火魔だ。僕の心に火をつけて、遠くで冷静に眺めてる。消えかかると巧みにまた火を放つ。


  キミに「嫌い」と言われれば消えてしまうだろう、弱くも強い炎。


  苦しみもがく僕は初め、消してくれと思った。でもそれは心にも無いこと。この灼熱を僕は愉しんでいる。


  いつかこの炎でキミを惹き付けるんだ。





この火の調節は難しい。何しろ、ガスコンロみたく調節できないんだから。でも調節できる恋愛なんて僕はごめんだな。


だいぶ恋愛にポシティブになったなと感じる今日この頃。


大学の友達Yから、西武鉄道の株主優待乗車証を2枚貰って早、2週間。

有効期限は11月30日までだった。ついに使わずその効力を失った。


株主優待乗車証は西武鉄道なら、どこからどこへでも行けるというスーパー・チケット。

なんでそんなものをYは持っていたのだろう。貰った時に「これどうしたの?」と聞いたのだが、Yはニヤリとするばかりで答えはしなかったから、未だにナゾだ。まさか株主なのか。


どこに行こうか思案して、あれよあれよと言う間に時間は過ぎていった。

どうせなら遠いところがいい。秩父に行こうか、川越に行こうか。夢のあと・・・。


記念にこの切符を取っておくのもありだ。滅多にお目にかかれないはずだから。


うーん、でも惜しい気もしないでもない。秩父の紅葉、キレイだったろうな。



世の中に失望しても、まだ周りは可愛く見える。

風景を見てみると、美しさに心奪われはしないか。


何億光年先の星の光を夜のスクリーンで見ると、晴れ晴れしくなる。

悩みは全部宇宙で考えよう。小さな部屋で悩むから、問題は大きく見える。大きな宇宙で悩めば、問題は小さくなってしまう。


夜の冷たい空気も一種の清涼剤。ちょっと走ってみれば自分の体の熱を感じられる。そんな、良い季節。




星が墜ちてくるまえで 祈るとともに駆け出そう 時と共に行けば答えはどちらか


焼け付いた黒こげ取ってあげよう 僕のいつものSoft loveで


雲が一面に円を描きはじめた頃に 橙に色づき始め 宇宙が降りてくる


違いがわかって 曲のかかり始めが肝心さ グルーピーなカタルシスがお好き


漕ぎ出した自転車にベルは無くって 大声で叫んだんだ ブレーキも利かなくって 転げ墜ちてみたんだ


And, do you think it is good?

Only it might be.


マンションの明かりが立て横一列に 点滅している部屋が僕の家


風の吹きっさらしのベランダで 衛星写真を一枚プレゼントします


垂れたフルーツ落ちた頃に 赤く染まりきった 実が落ちてくる


違いがわかって 曲のかかり始めが肝心さ グルーピーなカタルシスがお好き


漕ぎ出した自転車にベルは無くって 大声で叫んだんだ ブレーキも利かなくって 転げ墜ちてみたんだ

And, do you think it is good?


Only it might be. And, ..goodness...


There is no meaning in the bud ending.