に行ってきました。
私はロッドよりリールに拘るのでメインで見るのはシマノ・ダイワ・ピュアフィッシングの3社ぐらい。
特に注目している商品などはない為、テキトーにグルグル。
ピュアフィッシングでちょうど今江さんのトークショーをやっていたので聞いてきました。
内容はLTZやBFC930の製作にあたっての経緯や今後のベイトフィネスについて語られていました。
簡単に書き出すと
①LTZの名前の由来は LTが『絶対』 イイ!!
②LTZのベースがLTなのはフレームがアルミであることが一番の条件。
マグネシウムやカーボンだと太いラインを使用した際、『たわみ』が発生し
それによってボディが変形する為、強度の高いアルミを採用する必要がある。
また、アルミは加工精度が高い為、5lbラインを使用しても糸噛みしない。
③LTZのハンドルノブはZPIのフィネスノブを採用している
④ベイトフィネス用のスプールはブランキングされていることが絶対条件
スプールに巻いているラインに浸水してくると、表面張力が発生し
スプールからラインが出ていく際に抵抗となってレスポンスが悪化してしまう。
ブランキングするとその穴から除水する為、レスポンス悪化を防ぐことが出来る。
BFC930も初期はブランキング無しバージョンであったが、
雨天の使用時にBFCはレスポンスが悪化しKTFは問題無かった為
原因を追究したところ、表面張力による抵抗であることが判明した。
その為、BFC930はZPI初のブランキングスプールになった。
⑤メカニカルブレーキの調整方法は、主にスプールが
カタつくか、カタつかない程度と言われているが、最も有効な位置は
カタつかない程度になったところから1メモリ分締めた所である。
理由はカタつかない程度の所だとメカニカルブレーキが「0」の状態である為、
キャスト後、ラインの張りによってスプールが回転して軽いバックラッシュ状態になってしまう。
1メモリ締めるとメカニカルブレーキが掛かる為、スプールが回転しなくなる。
⑥今までのベイトフィネスはスピニングでは食わせられるが、
ライトラインでは取り込めない魚を7lb以上の太いラインで捕るというのが目的であった。
今後は、ジグなどを使用するポイントで食わない魚を、
同じようなヘビータックルを使ってフィネスルアーを操るというスタイルに変化していく。
14、16lbラインでヘビーカバーを攻略する為、今まで以上にトルクのあるロッドと
LTZのような頑丈なリールが必要となってくる。
今江さんはこのスタイルをワイルドフィネス(ワイルドベイトフィネス)と呼んでいました。
⑦ネオジム磁石は極力磁力が低いモノを使う。
磁力の強いネオジムを使うとスプールベアリングに着磁する為、
ウルトラライトルアーのキャストフィールに影響を及ぼしてしまう。
消磁することも可能であるが、専用の機械が必要である為、現実的ではない。
IXAやZPIのセラベアであれば、着磁する部分が少ない為、オススメである。
オールセラベアリングという手もあるが、安定した精度を出すのが難しいことと
非常に高価である為、あまりオススメは出来ない。
2年ほど前にZPIでもオールセラミックのテストをしたが上記理由により製品化は実現は難しい。
ただし、大当たりのオールセラミックベアリングに当たった場合は、キャストフィールは超最高!!
と、いうようなトークをされていました。
他にもあったのですが、記憶が曖昧なのでうまく記事に出来ないので、他の方のブログでも参照してくださいw
LTZは残念ながらケースの中に入っており触ることが出来ませんでした。
Newレボはフツーに触れました。
下記写真はパワークランクのマグネットホルダーなのですが
BFC930の影響かマグネットを2個追加出来るような形状に変更されていました。
LTシリーズと互換性があると思うので、ブレーキ強化するなら
この部分だけ取り寄せるのも良さそうですね。
以上、ピュアブースのレポでした。