今週のお題はポン産「各自 自由に書いちゃう」について。
いいですね、たまには。
かつやに触発されて僕も少し小説チックに書こうと思い立ちました。
そう、もともと僕らがこうして書き始めた理由の一つは物書きの練習になると思ったからなのです。
それではお楽しみください。
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はぁ。今年もまた誰からもチョコはもらえなかった。
僕はお決まりのスポーツニュースを横目に、もう欠かすことのできなくなった風呂上がりのビールを飲みながら、今年もまたバレンタインを呪った。
先月ついに30代の仲間入りをしたところだが、腹周りにすでにはしっかりと脂肪がついている。
だいたいバレンタインなんてチョコメーカーが仕掛けて始まったものじゃないか。
どうして世の中の女子はこうもバレンタインにきゃあきゃあ騒ぐのだろう、バカらしい。
CMのようにまさみタンとか咲タンがチョコ渡すのはそりゃ絵になるけれど、あんな風にうまくいくわけないじゃないか。
パンピーが粋がるんじゃないよ、まったく。
生まれてから、この30年間僕は女の子からチョコを貰ったためしがない。(もちろんオトコからもない)
あるのは、おばあちゃんとママからだけれど、さすがにそれをカウントするほど僕だって落ちぶれちゃいない。
今年もママからどこのチョコが欲しいか電話で聞かれたけれど、もう僕も親からもらって喜ぶ年齢じゃないよって答えておいた。
そろそろ子離れしてほしいものだ。
けれど、僕の一体どこに問題があるっていうのだろうか。
いまは大手商社に勤めているし、お金なら一般的にはある方だ。
言いたくないけれど、なんなら家柄だっていい。
ちょっとぽっちゃりしているけれど、かわいいって言われる程度のはずだし。
前髪が薄くなってきている気はするけれど、それだって前髪長めにしていれば気にならない。
どうしてチョコを貰えないんだろうか。
それでも、今年こそは貰えると思っていたんだ。
だってよく言うじゃないか、オトコは30からだって。
オトコのフェロモンみたいなものが出るっていうじゃないか。
やっぱり30歳と1か月じゃ、まだ出てないんだろうか。
あと一カ月生まれるのが早かったら違ったのかもしれない、くそう。
それに。
それに新人のゆりちゃんだ。
今日だって朝から笑顔でおはようって声かけてくれた。
けれど、引き出し見ても入っていなかったから、
「今日はバレンタインだったよね?」
ってメールで送ったんだ。
それなのに何も返信もなし。
まったく、新人の教育はどうなってるんだ。
一般職の女の子なんてその為にいるようなもんでしょう?ねえ、そうでしょう?
でも、今日のゆりちゃんの白ブラウスは良かった。
あの白ブラウスに透ける胸のふくらみ!
ユリタン、エロスーっ
そうだ、明日メールで褒めておこう。
2本目のビールを開ける。
お腹周りは少し気になるけれど、糖質ゼロだから大丈夫。
恵梨香タンが言うんだから絶対に大丈夫。
お気に入りの女子アナは今日もおかえりと言ってくれる。
僕はそれにただいまと言って返す。
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ごめんなさい、終盤とんでもなく気持ちの悪い感じになってしまいました。
「僕」が勝手に動きだしちゃっただけです、一応。