ブンデスリーガ最終節の5日、2部降格に怒ったケルンのファンが暴れる騒動が起きた。6日付の独紙ビルトが報じた。ケルンは最終戦でBミュンヘンに1-4と大敗し、入れ替え戦行きの16位から自動降格の17位に後退。ファンの一部が試合終了と同時に発煙筒をつけ、ゴール裏は黒煙に覆われた。審判、選手関係者はすぐに控室に駆け込み、警官隊が出動。約20人のファンがピッチに乱入したが、警官隊に追い返され、沈静化した。
 アーセナルへの移籍が決まっているケルンFWルカス・ポドルスキは「自分のキャリアの中で一番苦しい負けだった。まずはこのことを消化しないと」とがっかり。4月から指揮を執ったフランク・シェーファー監督は「クラブにとって暗黒の1日だ。信じられないくらい不必要な降格だった。それが私の心情だ」と話した。
 BミュンヘンFWマリオ・ゴメスは「今日スタジアムで起こってしまったことは残念だ。サッカースタジアムで起こってはならないこと。誰も負傷していないことを祈っている」とコメントした。
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 ◇ACL1次リーグG組 名古屋—城南(2012年5月1日 炭川)

 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は1日、各地で1次リーグ第5戦を行い、G組の名古屋はアウェーで城南(韓国)と顔を合わせる。ともに1勝3分けの勝ち点6。名古屋のホームで行われた前回の対戦は2—2で引き分けた。

 試合は予定通りキックオフ。
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「攻撃は最大の防御なり」。果たして、その逆もまた真なのか。最上の防御は、最高の攻撃であるとチェルシーは証明したことになるのだろうか。

 チャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグは、ホームでのファーストレグで1-0と勝利し、第2戦のアウェーで守りに徹したチェルシーが、最後まで攻める姿勢を崩さなかったバルセロナと2-2で引き分け。通算3-2で決勝進出を決めた。

「私達が決勝の舞台に立つことについて、まったく疑っていない。そうなってほしくないと思っている人達もいるかもしれないが」。試合前の記者会見では、皮肉を交えて、そう断言していたグアルディオラだったが、決勝進出を逃した試合終了後、1時間過ぎてから、ようやく会見場に顔を出した。

「とても大きな悲しみを感じている。私はおおげさに表現する方ではないので、そう見えないかもしれないが、いろんな感情を内に抱えている」と内心を吐露するその口調はいつもどおり、穏やかだった。

「チェルシーの素晴らしいディフェンシブな仕事を褒め称えるだけだ」と敵の鉄壁ディフェンスを認めたが、同時に「チームを見て、どこが悪かったのかわからないし、私達がどうして決勝に行けなかったのか、まだ敗戦の理由が見つからない」と、今回の敗戦について、まだ、分析しきれずにいることも明かした。

 数字は如実に語っている。バルセロナがこの試合で放ったシュート数は17、コーナーキックが10回、一方のチェルシーはシュート数7にコーナーキックは1回、ボールポゼッションに至っては、バルセロナの72%に対し、チェルシーは28%と一方的にバルセロナが攻めていたことがわかる。また、バルセロナには十分な勝算があった。

 セカンドレグをホームで戦うメリットだけでなく、前半36分にはジョン・テリーにレッドカードが出されたために比較的早い段階から数的優位に立つことができたし、43分にはイニエスタが2点目を決め、この時点で第1戦に負けたツケは全てクリアになったはずだった。

 また、グアルディオラ自身、先週末のリーグ戦、クラシコの時とはメンバーをがらりと変えて大胆な布陣で臨んだ。通常ならスタメンの右サイドバック、ダニエウ・アウベスを外し、マスチェラーノ、ピケ、プジョルのセンターバック3人を起用する3-4-3システムを決行し、セスクとクエンカをメッシとアレクシスのFWコンビと組ませて攻撃させ、サイドアタックも果敢に行なった。

 だが、前半ロスタイム、チェルシーはラミレスがループシュートを決めて2-1と状況をひっくり返した。これで2試合合計は2-2。しかし、このままではアウェーゴールで上回るチェルシーが勝ち上がることになる。ここから、バルセロナは焦燥感にかられた。

 後半3分には、ドログバがエリア内でセスクにファウルを犯し、バルサ有利の笛が吹かれたものの、そのPKを蹴ったメッシは、この決定的な場面でボールをネットに収められなかった。

 先日のクラシコでもゴールを決められず、メッシの調子について疑問視する声がメディアから出たことに対し、グアルディオラは「ここまで私達が来たのは、彼(メッシ)がいたから。彼に対する私の敬意はとどまることを知らない」とかばった。無精ひげもそり、気分を一新して望んだメッシだったが、周囲の期待に応えることはできなかった。

 さらに、後半ロスタイムには、途中出場したフェルナンド・トーレスに同点弾を決められ、決勝進出の道は完全に閉ざされた。結局、「チャンピオンズリーグのファイナルに2年連続で進むことはできない」という呪縛は、バルセロナでも解くことはできなかった。

 そのトーレスは試合後「いいサッカーをした方が必ず勝つとは限らない。サッカーとはこういうもの」と話し、チェルシーのディ・マッテオ監督にいたっては「私達が決勝に進んだのは、公平ではない」とコメントした。それほど、両チームの試合内容の差は大きかった。

 バルセロナのサポーターというのは、チームに勝つことだけでなく、「美しく勝つ」ことを常に求める。勝っていても美しくないとブーイングすることがあるほどだ。そして今回は、敗戦を意味するドローに終わった試合となったが、全力を尽くし、美しいサッカーを目指したチームにサポーターは最後まで拍手を送り、大声援を送り続けた。

「バルサファンでいることは、何よりも素敵なことだ」

 カンプノウにバルササポーターのチャントが響いた。決勝進出を逃したとしても、自らの美学を捨てなかったチームと僕たちは一緒にいる……。カンプノウに足を運んだ人々は、そんな思いを伝えるために、決勝の舞台を逃し、肩を落とす選手に向かって試合が終わっても歌い続けたのだった。

 勝つために攻め続けたバルセロナと勝つために守り続けたチェルシー。ふたつの全く異なるスタイルは、それぞれが信じる道の探求だ。

「負けるとしたら、これが最良の形だったと思う」と試合後に話したセスクの言葉が示すように、バルセロナは他の負け方を知らない。

 たとえ、倒れることがあったとしても、攻め続け、前を向いて倒れて、また、立ち上がる。バルセロナは、今の攻撃的なスタイルを浸透させるために30年以上の時間をかけて、これを繰り返してきたのだ。

 このプレイスタイルは、バルサの根本であり、宝だ。2年前、グアルディオラは、バルサのサッカーについて「すべての始まりはクライフ。もし、私達が罪を犯すとしたら、このスタイルを手放してしまうことだろう」と言っている。

 まずはグアルディオラの監督続投の契約更新に着手する必要があるが、バルサはその礎(いしずえ)をそのままに、さらなる美学の完成を目指して、再びその修復を始めなければならない。

山本美智子●取材・文 text by Yamamoto Michiko
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