こんにちは、カウンセラーの高橋リエです。
おふくろさんについてのつづきです(^^;)
子どもが「授かりもの」だった時代というのは、
バースコントロールという考え方が一般的でなかった時代です。
国家の政策としても、産めよ殖やせよ、ですから
避妊など非国民のすること、
自然にまかせて、妊娠したら産む、
というわけで、
きょうだいが5人、7人なんて、ざらでした。
いや~、もし自分に7人、子どもがいたら、
って思ったら、どうでしょうか・・?
そもそも、そんなに何度もお産をする、
というだけで、わたしなど倒れそうですが・・(^^;)
7人の子どもを食べさせなきゃ、と思うだけでも、
生きる構えというか、人生観が、
まったくちがってきますよね(^^;)
なんとか無事に生き抜くだけで精一杯、
それ以上は、とても考えられないので、
神さま仏さまにお任せです。
また、そういう時代は、
周囲に子どもがうじゃうじゃいますから、
いろんな子がいる、ってこともわかっています。
ひとりひとり個性があって、
それを親がどうこうできるなんて思ってない。
親の願いは、
とにかく無事に生きていてくれればいい・・
だから、おふくろさんたちは、
子どもが悪さしてようが、勉強しなかろうが、
元気でいてくれるだけで、ニコニコできたし、
子どもたちは、
ありのまま、そこにいるだけでよかったんです。
母親がいつもニコニコしていれば、
子どもの心のエネルギーも、いつも100%です。
もちろん、当時は当時で、
生活苦から、犯罪に走る人間も多かったし、
食い扶持を減らすために売られたり、
折檻されたり、早くから働かされて、
ひどい目にあう子もいたでしょう。
いまよりよかったと言うつもりは全然ないんです。
ただ、当時の日本人にとって、子どもとは、
受胎から神さまにお任せなのですから、
天から「授かる」ものでした。
「神さま仏さまからお預かりしているのだから、
大切に育てなくてはバチが当たるよ」
そんな感覚だったんじゃないでしょうか。
バースコントロールが一般的になってきたのは、
60年代からです。
妊娠・出産を、自分の意志で
コントロールできるようになったため、
子どもは「授かる」ものから、
自分で「つくる」ものになりました。
計画的に自分でつくれるのですから、
産んだあとも、自分の計画どおりに育てたい、
自分の理想に近いかたちに仕上げたい、
そういう発想になってきたんだと思います。
子育てに、親のコントロールが入ってきたとき、
母親は、おふくろではなくなります。
すみません、長くなってしまいました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
まだ、しつこくつづきます(^^;)
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